見出し画像

タイムパフォーマンスを追求しない『豊かさ』

会社員時代、時間あたりの成果(利益)を上げることを追求してきました。
あの頃はそれが絶対だと思っていました。

なぜなら
株主がそれを求めていて、その結果によって昇進•昇格•昇給•賞与が概ね決まっていると思っていたからです。

サラリーマンの働き方という狭い世界ではある意味正しい部分もありました。

しかし、
人間の生き方という観点では『「生産性」を追求しない豊かさ』というものもあることに気付いたんです。
67歳にもなって。

その心は、
健康で、お金 < 時間 < 面白い(美しい)という自分軸の豊かさの公式にたどりついたことによります。

例えば
私の「ビフォー・アフター」で比較してみましょう。

会社員時代の私は
売上3兆円企業の日本の取締役として
「リゲイン」を飲みながら勝つか負けるかの世界でフル回転していました。

勝てば官軍が合言葉。
お金を中心に概ね豊かさを判断するのが常でした。常日頃はブランドのスーツを身に纏い、ブランド靴を履き、ブランドシューズでさうそうと歩いていました。
時にはブラッカードをひけらかしたり、今思えばどこか調子に乗ってる嫌な奴だったと思います。

退職するや否やその頃の仕事仲間は、潮が引くようにいなくなりました。
やはり、良くも悪くも損得勘定での付き合いだったんですね。
ハッと目が覚めた瞬間です。

一方で
フリーランスになって安定的な収入が無くなったことで代わりに時間の自由を手に入れました。
自分の時間を自分で使える世界では、『本当にやりたいことはなんですか?』という問いとも向き合いました。

独立して直ぐに
数は少ないものの私に共感してくれて助けてくれる人も現れました。

一番苦しい時代に共に働いてくれた元部下達でした。
ただただ雑談に誘ってたり
一緒にコラボしてくれたり

私より10年も早く独立した後輩たちは起業家としてはロールモデルの先輩でした。

若者から学ぶために時間を全く気にせず
フリータイムで情報交換しをていた日々は、本当に至福の時間でした。

雑談から生まれたコラボ企画は
私の講座登壇デビューとなりました。

この体験が、今の私の源だと感じます。

一番最初に誘ってくれた元部下との企画会議。『リーダーシップに出会う瞬間』という本を出版し売れっ子著者になる。


もう一人は、今でこそ花盛りの
特定技能実習生のビジネスをやっていた元部下の社長。

ベトナム🇻🇳出張
ハノイ工科大学でのジョブフェアー

この話しは、長くなってしまうので別の機会にしますが、
いずれにしても具体的な目標を持たず、直感で行動したことで得られた財産。
今尚収入に繋がる大きな学びとなりました。
正に『タイムパフォーマンスを追わない豊かさ』は起業して10年の私の本質的な教訓となりました。
(サムネはインドネシア🇮🇩ウブドひとり合宿の写真です)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?