タイムアウト

冷たい風が肌をさす
そんなことで僕は
苛立ちを覚えてしまう
揺れてる世界にさよなら
明日がただ怖いだけ
君はそうやって僕を甘やかす

温かみのないコンクリートの上
多くの人が歩いていった
なぜか気に入らない
不思議と横の道が魅力的でさ
君もそうなんだろ?

眠りゆく君に時よ止まれ
かなわないのはわかってるよ
だからこそだよ
変わりゆく君に愛してるよ
言えないのは僕のせいだよ
明日と向き合ってみるよ

目が覚めて
目的地を過ぎていた時
みたいに焦燥感がぼんやりと
心の中に忍んでいるから
何もかもが手につかない

意外と近くに立っていた君の影
すら気付けないほど
悴む手すら分からずに只管
それを探していた

消えゆく日々に時よ止まれ
かなわないのはわかってるよ
それが何だよ
去ってく人波に時よ止まれ
君だけがいないんだよ
明日よ来ないでよ

ずっとこのままが
安定を望んでいた
きっともう終わり
気づいてた
あなたに何ができたのかな?
答えだけが帰ってこないよ
君を偲ぶこれで最後な訳ないよ

時よ止まれ繰り返し呟いた
空になった砂時計
動き出したつまらない日々
冬は春に君はいない

消えていく記憶に時よ止まれ
かなわないのはわかってるよ
だからこそだよ
変わりゆく僕に最悪だ
肌をさした風が嫌いだ
明日と向き合ってみるよ
現実と向き合ってみるよ

今と過去と向き合ってみるよ

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