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METROCKで、都市型フェスのエコエリアの活性化を考える

今年もMETROCKに行ってきました◎
フェスに行く理由は、フェスの空間が好きだから!出演アーティストは1組か2組、生で見たい!聞きたい!と思える人がいればOK!そんなゆるさで年に1回以上フェスに行っています。

METROCKは新木場・若洲公園での開催なのですが、都市型フェスですぐ行けるのに、緑が多くて開放感もあって最高!例えばUltraを開催してるお台場は、全箇所アスファルトだから最後腰痛がひどいことになるし(笑)、純粋にお台場に遊びに来てる方とバッティングするので、トイレとか食事とかとにかく混む…。もうなんか最後は、フェスなんかやってすいません…って、なぜか申し訳ない気持ちになる…。
その点で、METROCKは最高。すべてが最適!
太陽の下、何も考えずにきく音楽は最高!生でしか味わえない時間がある!!!

最高に楽しみつつも、アーティストが出てくる合間、気づいたらめちゃくちゃ真面目にフェスについて観察していて、忘れないうちにまとめておこうと思います。職業病が過ぎるような気もしていますが、あまり気にしないように…(笑)

気になったのは、ずばり!
都市型フェスのエコエリアの活性化は可能か?

METROCKは、使用電力のうち、10万kWhを風力発電・バイオマス発電でまかなっていたり(10万kWhがフェス全体の何パーセントなのか知りたいけど……)、ゴミの分別もしっかりしていて、ビニールラッピングされたプラスチック皿(表面のビニールをはがせば、どんなに汚れててもプラスチックがリサイクルできる!)を使用していたり、会場内にはエコエリアがあってNPOなどがブースを出展しています。

TOKYO OSAKA METROPOLITAN ROCK FESTIVAL 2018で使用している電力のうち、10万kWhを風力発電およびバイオマス発電で発電された電力(グリーン電力)でまかなっています。(公式サイトより)

こういった環境に配慮した取り組みはMETROCKに限らず、フジロックなどのいわゆるキャンプイン型のフェスでは、これまでも様々な取り組みがされています。キャンプイン型はまさに自然の中での開催だし、キャンプに親しんでいる層が多い。イコール、自然に親しんでいる層が多いということなので、環境配慮への共感を得やすいと思います。

しかし、その一方で、都市型フェスで環境配慮と言われても、いまいちピンとこない人も多いのでは?と、今回METROCKに参加して感じました。
フェスでの体験とあまり一致しないし、キャンプ苦手だから気軽に参加できる都市型フェスに来ている、という人も多いはず。

エコエリアはメイン会場への導線上にあって、立地は最高なんですが、とにもかくにも立ち寄っている人が少なくて、METROCKの運営側が積極的に誘導をかけているかんじもなく、もったいないなぁと感じました。せめて、もっと事前にMETROCKのSNSアカウントで紹介してあげるなどすればいいのに…。とりあえずやってる感がすごい。

なので、
①METROCKの運営が本気で環境に配慮している姿勢を見せる
②フェスに来ている層と、ブースの出展内容のずれをできる限り埋める

これら2点を考慮したコンテンツ設計が必要だと思います。

例えば…
・団体とアーティストがコラボしてコンテンツを開発
・アーティストに所縁のある団体を誘致
・エコエリアでフェアトレードの飲食を販売
・みんな大好きスタンプラリーでエコエリアを回遊

あとは、フェスでのジャンプ自体が発電になるとか、フェスでの収益の何割を環境団体に寄付するとか、参加するだけで環境配慮の取り組みに参加していることになる仕組みも走らせた方が良いのでは?と思います。
「環境配慮」というのであれば、それありきのイベントを設計すべき!

このゴールと手段がごちゃごちゃになっちゃう問題は、企業のCSRなどでもよく見られますが、ギャップができてしまってから埋めるのは大変なので、最初からゴールを見据えたコンテンツ設計をすることが大事だと最近ひしひしと感じます。




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