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作る人と食べる人のMIXを起こす。スパイスカレーのフルコース「一夜限りの晩餐会」を始めた理由

こんにちは!6curryのコミュニティクリエイターあやです。

新型コロナウイルスの感染拡大により、緊急事態宣言が続く現在。みなさまいかがお過ごしでしょうか。どうか、これを読んでいる皆さま、ご自身の健康第一でお過ごしくださいね。

さて、そんな状況の中、先日6curryでは新しいチャレンジの発表をしました。
その名も「一夜限りの晩餐会」

晩餐会_イメージ

みんなで食べる、スパイスカレーとスパイススイーツのフルコースです。
今日は、「一夜限りの晩餐会」の内容と、どうして私たちがそれを今発表するに至ったのか、その経緯と想いを書こうと思います。


一夜限りの晩餐会とは

一夜限りの晩餐会には2つ種類があります。
1つはスパイスカレーの晩餐会。もう1つはスパイススイーツの晩餐会です。

本文_3_晩餐会2種類

どちらのコースもお料理は6品
特徴は、すべてのお料理にスパイスを使っていること。

6curryの出会いの中心にはいつでもスパイスがありました。
食材と食材をスパイスが繋げてくれるからカレーが出来上がり、スパイスという知っているようで知らない存在が、新しい食への興味と可能性を拡げてきました。
私たちにとって、スパイスは「繋ぐもの」。
食材と食材を、人と食材を、そして時には人と人を結びつけてくれた


今回は、そんなスパイスを使って、若手実力派のシェフとパティシエがさらに新しい食の扉を開いてくれる、そんな食卓を作りたくてフルコースに挑戦します。

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こんな今でも出来る「食」とのMIX

現在、飲食店は営業時間の短縮やアルコール提供はしないなど、様々な制限の中で運営しています。
恵比寿と渋谷で営業している6curryKITCHENも、通常営業は20時まで、ノンアルコールのみの提供で営業を行なっています。

20時までに食べ終わろうと思うと、18時や遅くとも19時には仕事を終えて店に着かなければいけない…。私自身、外食の機会がぐっと減ってしまい、外で食事をすることが以前よりもずっと特別なことになってしまいました。

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家でご飯を食べることも大事だし、その充実度は前よりも増したけれど、一方で、外食した時の、新しい食体験との出会いのあの、ふくふくした気持ち。ゆっくり食事をしながら話したからわかる相手のこと。イベントやパーティーでの思いがけない新しい出会い…
その時間がくれていたときめきは、なかなか他の体験では代替されず、寂しい気持ちです。
早く、安心して外に飲みに行きたい…ずっとそんな気持ちを持っています。

こんな中でも出来ることを。
そう考えて自分たちで新しいMIXを起こすことにしました。

新しい食体験との出会い、
新しい人との出会い、
ゆっくり誰かとご飯を食べる時間、

制限された状況の中でも、今できる形で作っていくことが、6curryとしてのやるべきことだと信じて。

私たちのUXコンセプトは、「EXPERIENCE THE MIX.」
思いがけない予想外の出会い「MIX」を作ること。
出会いの難しい現在であっても、「MIX」をたくさん作っていたいと改めて思っています。


新しい食材とのMIX

今回「作る人と食べる人のMIX」をスパイスカレーのテーマにしようと考えたのは、誰がどんな想いでどうやってその食材を作っているのか、私自身がもっと知りたいと思ったから。

マルシェで生産者さんとお話ししたり、SNSで繋がったり、テレビで見たり。食材をつくるこだわりや想いを知った時に、とても素敵だと思う一方で、飲食事業に関わっていながら、それを広める力を持たない自分がとてももどかしく感じました。

おいしい料理にして食べる人に届けたい。
おいしかった気持ちを作った人に届けたい。

一夜限りの晩餐会を通じて実現していきたいと思っています。

作り手の想いがこもった食材

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9月・10月は、スパイスカレーの晩餐会ではモンヴェール農山さんの豚肉、スパイススイーツの晩餐会では美濃加茂茶舗さんのお茶をテーマ食材としてフルコースにしました。

モンヴェール農山さんは、「山を育てるために豚を飼う」という理念のもと、熊本県水俣市の山奥、50haの檜の森で林業・養豚・食肉製造・販売を行なっています。山に豚の堆肥を与え、山は間伐などの手入れを行うことで澄んだ空気とミネラル豊富な地下水が生み出されます。その地下水と新鮮な自家配合の餌を与え、愛情をもってストレスなく飼育することで健康で美味しい豚に育ちます。間伐した木材は豚の飼育にも。山を育てるために豚を飼育することで循環型のエコシステムを作っているんです。

そうして育てられた豚肉は、ロースのマーブリング(霜降り)は太くて均一、バラの赤身と脂身の割合もバランスが良く、肉質は柔らかく、あっさりとした脂身の甘さが特に優れた特徴です。


美濃加茂茶舗さんは、栽培限界と言われる標高600mに位置する岐阜県東白川村の香り高い岐阜県東白川村産の茶葉と、日本茶を現代の暮らしに取り入れるための茶器を取り扱う日本茶ブランド。

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「日常に、小休止を。」をコンセプトに、日本茶を現代の人がうまく休むための「道具」と捉え、次に進む原動力としての日本茶の在り方を提案しています。一生懸命毎日を生きる誰かがちょっと休んでまた頑張れるように。上手に「小」休止を作れるように。そのためのおいしいお茶を提供しています。
6curryKITCHENのデザートやドリンクでこれまでも取扱いさせていただいていたんですが、本当に香りのすばらしい、おいしいお茶なんです。高地栽培だからこその繊細な味をぜひ味わってみてください。

一夜限りの晩餐会では、より作り手の方の食材を知ってもらうためにお土産もついてきます!家に帰ってからも味わいながら、自分たちの食べているものを作っている人たちにも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

さらに今後、メインで取り扱う食材は定期的に違う作り手さんとコラボして行きたいと考えています。日本全国の生産者さんと、スパイスカレーの晩餐会を通じて出会っていきたいです。
うちのこれ取り扱ってみて!っていう生産者さん、ぜひご連絡ください!

📮お問い合わせはこちら
https://6curry.com/contact


6curryとして忘れちゃいけない、新しい「人」とのMIX

「こういう感じの食事、ひさしぶりだったなぁ…」

テストオープンに参加してくださった方がポツリと言ってくれました。

はじめましての人から知らない世界の話を聞いたり、最近の自分の話を相手にしたり、これおいしいねって他の人に共有したり…
そんな食体験、最近していますか?

私自身、ご飯を食べに行くにしても、少人数で知り合いと行くことが多いので、まったく知らない人と出会った体験…いつが最後だったか、思い出せません。

一夜限りの晩餐会では、同じカウンターにたまたまその日居合わせた人たちみんなで、一緒に食べる時間・食卓を作ります。

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スパイスに関するクイズをしたり、自己紹介タイムがあったり、隣の席の人とも乾杯したり、シェフから料理のこだわりを直接聞けたり…自然と周りの人とも話すことができるたくさんの工夫を準備してお待ちしています。

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1人で来ても、帰りは1人じゃない。
コース料理を食べていても、そんな時間になります。

食事をする時、「これ、めっちゃおいしいですね!?」とか、「何が入ってるんですかね?」とか、「それ何飲んでるんですか?」とか、近くの席の人とちょっと話せたらいいのにって思うことないですか?(私だけかな…)

そんなことが普通に実現します。
おいしい・楽しい気持ちは、周りの人とシェアすると、もっと楽しくなりますよ! スタッフやシェフとの距離も近いので、料理のこと、ドリンクのこと、たくさん一緒にお話ししましょう。

テストオープンでも、はじめましての人同士や、1人で来た人も、最後は連絡先を交換していました!
6curryに来ていなかったら出会えなかった、そんな出会いをたくさん作りたいと思っています。

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EXPERIENCE THE MIX.

こんな時でも、こんな時だからこそ、MIXをたくさん届けたい。
そんな想いをずっと持ちながら、けれど今何ができるのか、何をするべきなのか。たくさん悩み、迷い、考えてきました。

何度もチームで話しながら辿り着いたのは、
「自分だけの食事では得られないような予想外の出会い、体験を届ける」
ことでした。

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わざわざお店に行って食事をすることのハードルが、以前よりもずっと高くなった今。
それでも来てくださる方に、
「こんな食材があったんだ」
「こんな食べ方があったんだ」
「こんな人がいるんだ」
そんな、予想外の出会いを届けたい。

いつもの人たちと、家やいつもの店で食べる食事。それはそれで大事な時間だけれど、一歩外の知らない世界と出会うあの楽しさを、届け続けていたい。

もしこれを読んでくださっている方が、最近新しい出会いが少ないな?新しい刺激がほしいな?と思っていたら、ぜひ遊びに来てください。
おいしいご飯と、楽しい時間を用意してお待ちしています!

今いまは参加することが難しいという方でも、半年先のご予約まで出来るチケットになっています。
会員メンバー以外の方でもお申込みが出来ますので、気になる方はぜひ。

🎪 一夜限りの晩餐会のチケットはこちらから



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