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枯れた花。朽ちた倒木。錆びた鉄柵。ですら

一回やってみたかったその2。マルセル・デュシャンの作品みたいなネーミング。


対決再び。600万画素の男VS画像生成AI

現代のカメラは偉大です。大抵のものはビビるほど美しい写真にしてくれます。何せプロの写真家が「もうカメラマンいなくてもいいんじゃないかな」ってあきれてしまうほどです。

もはや美しく撮れないものなど存在しないというほどに高性能化したデジタルカメラ。だったら本来なら美しいとは言えないものでも美しく撮れるでしょうか?前回やってみたAI生成画像と対決する形で見てみましょう。

今回は先攻をAI。後攻を自分にしてみました。あとハンデという事で(笑)こちらは複数枚の写真を出させてもらいます。いやぶっちゃけ俺のウデじゃこのくらいハンデがなきゃ勝負にならんてw

こういう難しい被写体は素人の自分には敷居が高すぎるので支援になるものは遠慮なく使わせてもらいますよってことで、感情に揺り訴えかけてくるものといえば、聴覚によるものが一番ってことで、このようなBGMはいかがでしょうか。(と適当な理屈をつけて自分が気に入った音楽をご紹介したかっただけだったりして・・・)

以下、適当な文章が添えられていますが、そんなものは無視して、画像クリックで画像だけ表示されて左右をクリックすると画像だけ見ていくことが出来るので、そうやってスライドショー的に見ていただければ幸いです。

枯れた花は被写体になりうるのか

まず枯れた花を美しく表現するにはどうすればいいでしょうか。AI先生。お願いします。

お題がお題だけに派手さはありませんが・・・

相変わらずいい感じにやっていただけてるんですが・・・
色々お願いしているうちに、気づいたんですが、「枯れた花」と「花」と少し違うだけなら構図が似てくるようですね。

意外とバリエーションは多くない?

さて、実際に写真を撮ってみるとどうなりますか。

そんなに枯れてない?
OLYMPUS E-M5 LUMIX G VARIO PZ 14-42/F3.5-5.6 42mm SS=1/500 F=5.6 ISO=200

これだけで見ればそんなに悪くない?
でもちゃんとした花の写真と比べるとどうしてもイマイチなんだな。

並べて見比べるとやっぱりこっちの方がよく見えるかな
SONY DSLR-A100 Minolta AF 50mm F2.8 Macro 50mm SS=1/250 F=2.8 ISO=200

どうしても地味さを否めないとなると何か補う手段が必要なわけですが。

数で勝負!
SONY DSLR-A100 Minolta AF 50mm F2.8 Macro 50mm SS=1/100 F=4.0 ISO=200

似たような状態のものだとそんなに変わらないか。

始まりと終わり
OLYMPUS E-M5 LUMIX G VARIO PZ 14-42/F3.5-5.6 42mm SS=1/200 F=5.6 ISO=200 -1補正

コンディションの違うものの組み合わせてみれば割といい感じか?

最盛期の終わり
SONY DSLR-A100 Minolta AF 50mm F2.8 Macro 50mm SS=1/125  F=4.5 ISO=200

枯れ木の写真を撮ってみる

つぎは枯れ木です。AI様はどんないい感じの画像を出していただけますでしょうか。

描けるロケーションがミラクルwww

こんな写真が撮れる場所まで行けねぇwww

ご近所ロケーションでがんばるぅw
OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 40-150㎜ F4-5.6 150mm SS=1/20 F=4.5 ISO=400

やっぱりこのタイプは脇役がいた方が見栄えはいいみたい。

枯れ木というより切り株ですが・・・
Canon EOS 10D AT-X 16.5-135 DX 45mm SS=1/6 F=4.5 ISO=400

こういうものを見栄えよく撮りたいのだけど難しいですね。

何となく異世界の地表に見えません?
OLYMPUS E-1 ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 54mm SS=1/80 F=4.0 ISO=400

ガンバってピンでやっていくには、ここまで非現実感を出した方がいいかも。

錆の魅力

長く厳しい環境に耐えてきたという趣の錆には独特の魅力があると思うのですよ。AI画伯はいかがお考えでしょうか。

枯れ木と組み合わせるのは反則だろwww

しかしモノクロにしてきた。あの赤銅色がいいのに。

錆色単体というより、廃墟の魅力も含むな訳ですが。
PENTAX *ist DL2 smc PENTAX-FA 35-80mmF4-5.6 48mm SS=1/40 F=4.5 ISO=400

この今や無用の長物となりながらもなお存在感が素晴らしい。

こうなるまでにどれほどの風雨にさらされたのか。
PENTAX *ist DL2 smc PENTAX-FA 35-80mmF4-5.6 80mm SS=1/13 F=32.0 ISO=800

その鱗片は廃墟まで出向かなくても割と身近にもあったり・・・

見た目は錆ついていても、朽ち果てたわけじゃない。
α-Sweet DIGITAL Minolta AF 28-135mm F4-4.5 135mm SS=1/400 F=5.6 ISO=200

若い頃は、戦場で花々しく散ってこそ華だと信じていました。
でも、幸か不幸か、自分にはそんな戦場は与えられませんでした。少なくとも日本の中にはそんなものはありませんでした。
いや、分かってるんですよ。日本中の大多数の人々にとっては、それで良かったんだってことは。

お前らほど琥珀色ってヤツが似合う奴らはいないよな。
PENTAX *ist DL2 smc PENTAX-FA 35-80mmF4-5.6 35mm SS=1/30 F=32.0 ISO=800

とまあ、バズりもしない、普通は撮らないもので色々やってみた結果でした。



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