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【読書メモ】コロナウイルスの終息とは、撲滅ではなく共存(池上彰さん)


「コロナウイルスの終息とは、撲滅ではなく共存」を読んでみた。

少し前から、‘毎月2冊以上、政治、経済、時事に関する本を読む!‘と決めていて。今月、そういえばまだ読んでいない!と思い、Kindleで気になった本を購入。

7月に出版されている本なので、今日時点のデータを調べながら読み比べ。

まだ2ヶ月ほどしか経っていないのに、感染者数のデータなどが大きく変わっていて改めて感染症の脅威を感じた。

ワクチンと特効薬が、どういう仕組みで効力を発揮するのか。各国、すごい勢いで研究開発に取り組んでおり、7月時点でワクチン開発で一歩している英オックスフォード大学に米国が約1300億円の資金提供をしており、4億本のワクチンのうち3億本を確保しているお話とかは、さすが資本主義アメリカ!と思ってしまった。

これまでの感染症を例に、第二波の脅威がまとめられているのも興味深かった。過去にはスペイン風邪のように、第一波で犠牲の少なかった地域、世代のほうが第二波の影響を大きく受けたという事例もあること、第一波から第二波の間にウイルスが変異して、より毒性の強いものへ変わる可能性もあれば、逆に弱いものになる可能性もあることなど、この辺りは全く知らなかったので、学ぶことが多い。

「歴史」という科目が学生時代、とても興味はあったが、成績はとっても悪かった。何かを順序立てて暗記することが、自分には脅威的に向いていなかったのだ。そして段々と嫌いになって避けるようになった。だけど、こう言った書籍を読むと、歴史から学べること、そして歴史からしか学べないことがあるなと改めて感じた。

台湾、韓国の対応の良かった部分も事例として挙げられており、それらの国々も過去のMARSなど感染症対策の失敗から学び、着々とその教訓を生かした仕組みが整えられていたのだそう。表面的な各国の対策だけ見て、すごいなーとぼんやり考えていたが、そう言った国々は既に苦い経験があり、その上で痛みを伴った教訓を真摯に受け止めているようだ。

教訓から学ぶこと。そして実際にその学びを活かすこと。

改めて、この大切さをリマインドしてくれた一冊。

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