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2022年を振り返ってみて

今年1年は、いくつかのことを「断捨離」し、新たなことに「挑戦」した年であった。ここからは、自分が何を「断捨離」し、そして「挑戦」したのかを綴っていこうと思う。

「生活環境を変えた」(断捨離)

今年5月に準硬式野球部を退部した。そして、1年半続けた焼肉屋でのアルバイトも辞めた。この決断は、今年1年の大きなターニングポイントであった。
野球は小学生から高校まで本気で取り組んできた。そして、大好きなスポーツのひとつだった。しかし、今年に入って練習していく中で、全く自分のモチベーションは上がらなかった。今の自分では大好きな野球を心の底から楽しめない、本気で野球に向き合えない、と感じたのが部活動を退く大きな原因であった気がする。大学には、学問を学ぶために進学した。学問が最優先で、自分自身にとって野球は二の次になってしまっていた。
アルバイトも辞めた。焼肉屋で働いていた。1年でやっとバイト仲間とも仲良くなれたところでやめてしまった。辞めた理由は、自分の生活に合わなかったから。放課後にアルバイトをし、夜遅くに帰ってくる生活が自分にとってキツかった。

自分に正直になって考えた結果、辞めるという決断に至った。今では、あの時辞める決断をしたことが良かったと思っている。自分にとっての優先事項を辞める前以上に優先することが出来たし、スケジュールをコントロールしながら生活できるようになったと感じる。

現在、アルバイトは、早朝バイトと土日にまとめてできるアルバイトにし、アルバイトのスケジュールを固定した。大学の授業後は、課題に追われる日々であったが、これまで以上にまとまった時間が取れるようになって、より大学での学びに焦点を当てることが出来た。また、空き時間にスポ健の実験に被験者として参加した。完全に学校の学びにシフトした形にはなったが、私自身、大学で学ぶことを大前提に進学したため、毎日が充実した1日であったと感じている。

大学での学び

まだ秋学期は終わっていないが、春と秋学期共に超絶忙しかった。本当に禿げそうなくらいの量の課題に無心で取り組んだ。しかし、無心で取り組むって社畜と同じで、いいのか??と感じ、春先の後半からは課題対する向き合い方を変えた。それは、友達と課題をやるということである。友達とやることで、互いに分からないことを教え合えるし、自分の言葉で説明することで学びが自分の中でクリアになっていった気がした。課題をやって単位も取れて、自分の学びに繋がるという、友達と課題作戦は一石二鳥だった。

本当に、友達には感謝しかない。一緒に学校に残って、学校でオールしたこともあった。1人でやってたらそんなこと出来なかった。コロナが少し収束して、友達と学ぶ機会が増えたことで、学ぶってことが本当に楽しく感じた。

友達に助けられながら頑張った春学期の成績が認められ、学年で成績優秀者として受賞させて頂いた。昨年に続き2回目の受賞となったが、今回は特に嬉しかった。なぜなら、一緒に頑張った友達も受賞したからである。お互いに学校で習ったことを深めあえたことが本当に財産であった。学びって1人では限界があると思うし、自分の考えや学びを周りの人に還元していく、インフルエンスしていくことって大切だなと感じた。これからも、一緒に高めあって行けたらいい。

研究活動に関わった

大学の先輩と仲良くなったことがきっかけで、多くの研究活動に被験者として参加した。研究の面白さ、研究の難しさ、を知るきっかけになった。そして、論文を読むきっかけにもなった。研究では、いかに方法の部分でバイアスを少なくするかが求められる。実際の研究に参加したことで、どんなことに気をつけて研究をすれば良いのかを知ることが出来、論文を読む際にも目の付け所を養うことに繋がったと感じる。

また、実験中に先輩方や先生方と話す時間が楽しかった。その会話が、自分の知識の幅を広げてくれたと感じる。スポーツ健康科学という領域で、自分よりも知識がある人の話はわかりやすく、自分と見る視点が違う。ハッと気づくことが多かった。そして、自分がもっと学びたいと思わせてくれるひとときであった。

来年からは、自分自身が主体となって研究活動をする。やるからには、論文として執筆して社会に還元したいと思っている。

「走る」ことに「挑戦」

さすがに体育会もやめて、体を動かさないことは良くないと感じ、「走る」ことを始めた。体育会に所属している友達の影響で、友達の練習にただただついて行っているだけだった。なにかそれがすごく楽しくて、走る中で苦しいことから逃げたくなる自分と戦って、勝てた時のスッキリした感じは最高だった。練習していく中で、大会に参加しようということになって、11月にスカイランレース、12月にスパルタンレースに出た。自分自身、このようなレースに参加することは初めてて、特に11月のスカイランレースは自分が出来る準備をして挑んだ。空いてる時間を見つけて、早朝にちょっとした山をランニングしたり、友達と一緒に競技場に行ってタイム走したりと、とにかく鈍っている体を動かした。迎えた大会当日、「楽しく走る」ことをモットーに、13キロを、標高1100mまで駆け登り一気に下った。とにかく無我夢中で自分ができる所まで頑張った。走ってる最中では、向かい合う多くのランナーが「がんばれ」と声をかけてくれて、本当に力を貰った。温かかった。結果は4位。上出来すぎてびっくりした。俺ってこんなに出来たっけ???。って。このことがひとつの自信にもなった。努力すれば、何かしらついてくるし、自分が前向きに生きることが出来る材料をゲット出来ると感じた。何かに頑張ることは、自分の人生を充実させてくれるし、さらに自分が本気でやりたいと思うことに対して頑張れれば、もっと自信にも繋がると感じた。

こんな世界を見させてくれた友達には感謝しかない。誘われるがままに走って、トレーニングして、そうしていくうちに自分も楽しくなってきて、「走る」ことがひとつの生きがいになった気がした。本当にありがとう!

来年は、フルマラソンに挑戦してみたい。やるなら、4時間切りを目指したい。とにかくやってみようの精神で、これからも突っ走しろう。


ハワイ大学マノア校の短期インターンシップに参加(「挑戦」)

私自身、将来BOC-ATCを取得し、アメリカでアスレティックトレーナーとして働くことを目標としている。その夢への第1歩として、今年の夏にハワイ大学マノア校にアスレティックトレーニングを知るということで参加した。今回のインターンシップで、さらにアスレティックトレーニングについて学びを深めたいと感じた。本当に参加してよかった。これまで自分の夢に対してこれで良いのかと悩む時期もあったし、モチベーションが下がった時期もあった。しかし、参加したことでそれを払拭させてくれるかのようなアスレティックトレーニングの良さに気づくことが出来た。

お金の面で工面してくれた親には感謝したい。そして、これからアスレティックトレーナーとして多くの人に還元していく事が出来る人間に成長していきたい。

総括

このように2022年は毎日が忙しく、1日1日とにかく必死だった気がする。忙しいってことが、自分を成長させてくれたと思う。当然スケジュール管理がすごく大切で、この忙しさのおかげで自分に合ったスケジュール管理はできるようになったと思う。自分は何をしたらダメなのか、逆にどこまでだったらできるのかと、自分のキャパシティを知ることが出来た。しかし、この1年、自分自身を振り返る・向き合う時間は格段に減った。書き続けていた日記は、もう書かなくなってしまっている。自分自身と対話し、可視化するためにも日記を書くことを続けていきたい。来年は、人生の分岐点となる年となる。内省する、自分のことを言語化する、自分を社会で表現するためには自分にどんな武器が必要なのか、考え、取り組み、身につけていきたい。

これまで、「断捨離」と「挑戦」というテーマでこの1年自分が何をしてきたのかを具体的に振り返ってみた。私自身、「断捨離」したことで、「挑戦」につながり、多くのことを得ることが出来た。「断捨離」をすることは勇気がいるし、正直、野球に関しては悩みに悩んだ。決断するうえで、自分自身と向き合い、自分が納得する選択をすることは重要だと思う。何かを辞める(断捨離)ことは、何かをするということだとこの1年特に感じた。

辞める(断捨離)ことは悪いことではない。何か自分がしたいのであれば、何かをやめなければならないこともあるだろう。来年は、今年以上に人生の大きな決断をする年になる。1番は、自分が納得し、これから先、自分自身が後退するのではなく前進することができる選択をしていこうと思う。そして、この1年、周りに支えられた。多くの人に力を貰い、多くの人に教えられた。本当に感謝しかない。来年は、自分だけでなく、さらに周りを巻き込んで、周りに還元する生き方をしていきたい。
がんばれ、がんばれ

西澤尚弥

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