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彼らがやりたかったことと私(たち)が見たかったこと〜vol.2


祭GALA、観劇感想の続きを。
今回、おこがましいこと承知でXに上げたのもこれが原因。

けいたろうのPost
けいたろうのPost

ここもそうだけど、弱小アカウント、自分が思うままを勝手気ままにポストしたら、初日とあってか見たことないインプレッション数。私はこれ一回だからレポなんてできるわけもなく、自分が印象に残っていることしか呟けないし、書けない。なんの気なしに記憶用と思ってポストしたものの、ビビり散らかしてる、完全にノミよりも小さい心臓(笑)

じゃ、書くぞ、宮舘涼太のフライングについて。

 ストーンのキラキラとドレープの効いた白のカシュクールのトップスに白いタイトなパンツ。滝沢歌舞伎ZEROで引き継いだときの衣装は赤のベルトを挿し色にした黒の上下、それだけでも対照的なのだが、特筆すべきは用意されていたのがポール一本。
「インナーマッスルあるかも」、なんて取材に答えていたけどそんなもんじゃない。衣装や音楽、ポールに絡みついたと思えば回転もする、幻想的な空気が支配する中で宙を舞う宮舘さん。地上にいるときの指先つま先同様、神経が末端にまで行き届いているパフォーマンス。
でも、OPからここまで飛ばしているわけで、舞台裏も次の演目の準備として早着替え、小走りからの空中ポールダンスじゃないですかぁ、腕はもちろん、ポールに巻き付いたり回ったりするためには腹筋も背筋も、大きな筋肉小さい筋肉フルに稼働してるのがわかるのよね。客席からは優雅に見える身体の曲線とは裏腹に後半は表情が険しくなってくるのが見える(宮舘さんごめんね、険しいなんて言葉遣い…)。
 で、最後のフライングで真正面で見ていた私にはあの瞬間、「ラストッ!」って言ってた(ように見えた)のです。掛け声自体は「行くぞ」も「やるぞ」でも当てはまるし、数日立って何て言っていたがやっぱりあってるかな…とか思ったりして。
ま、そうなることがわかっているから忘れないうちにとPostしたわけだけど、最後のフライングを魅せるために、自分自身を奮い立たせるために気合いを入れた発声だったことは確かだと思うのです。
汗の量はもう尋常じゃなくて、お化け屋敷前のクールダウントークのときも滝のような汗が分かるくらい、渾身のフライングでした。これはご自身で志願したのかなとは思うのだけれども、かなりの負荷である事は間違いない。以前のような立体であれば重力がかかったとしても多少は安定感があるけど、ポール一本に身を委ねるって相当の覚悟なんじゃないかなって。演舞場で先輩から受け継いだ演目をGALA仕様に蘇らせ、魂込めるには過酷な演舞だと思うのです。終わったときにはほんとに井戸の水全部飲みなさい、って言いたくなるほどですから。アイドルの世界って汗もダイヤモンドのようだと形容することもあるけれど、敢えて厳しさを自らに課して優雅に舞うことに挑む宮舘さん、ここでまた見ているこちら側の情緒が乱されるわけです。
インライで「痩せたよね、痩せたと思わない?」って言っているけどこれは痩せるどころかパンプアップされてしまうのでは?
これを書いているのは奇しくもすみれの節句、千穐楽にはどうなってしまうのかと無事を祈ることしかできないのです。

いやぁ、でもこれだって1500字。祭りの後の寂しさや儚さをこうして思い返すことでまたあの空気感を思い出して満たされる。舞台はなまもの、息遣い、汗、声に表情、全てがリアルに目の前で展開されているから興奮が醒めない。だって、彼らが見せたいことは必然的に私(たち)が見たいことだから。見るにしても思い出すにしても真剣なんですよ(笑)
さて、これは一項目で終わり。
どこまで続けようか、コーヒーブレイク、ライブレポ用の雑誌格納の準備をしておかなくちゃ。



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