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父の愛を、母にかえす

このフレアワゴンは離婚することを決めて実家に戻り、車がなくて不便そうにしていた私に、父が買ってくれたもの。

というか正確には、母のソニカがそろそろ買い替え時だから、早めに代替え車を買っていただいて、ずっと借りていた車。

子どもたち、小さい!


この子のおかげで通勤も楽になったし、子どもと色んな所に行くことができた。母は愛着があるからとソニカに乗り続け、もう6年以上、自分の車のように乗り回してました。ほんまにありがたい。(しれっと名義を自分に変えたことはナイショ)

でも、膝を痛めた母がソニカではつらくなり、この度、フレアワゴンを母に返すことに。

(紆余曲折あったけど、モノにも意思があり、フレアワゴンは母の元に戻りたかったようです。)

私は自分の車を買うことにしました。はじめての自分名義のクルマ、はじめての自社製品。今から子どもの教育費もたくさんかかる、一馬力だから常に不安、大きな出費は大きな決断。でも、何とかなる、何とかする!って決めた。

私のワンオペ暮らしをこれまで支えてくれた父の愛(フレアワゴン)は母の元にかえり、今度は足腰を痛めた母の暮らしを支える。

数日前、父にクルマのこと報告に行ったら、うなずいていた。今日は「お父さん大好きよ」って伝えた。父に大好きだなんて言ったのはじめて。

誤嚥性肺炎になり、日に日に弱っていく父。
弟たちには昨日、家で死にたい、家に連れて帰ってくれと言ったそう。でも今日は、私には言わなかった。娘には格好つけたいのかもしれないね、お父さん。ありがとう、だいすきです。

自分の心の整理のため、しばらくエモめな投稿が続くと思います。はじめての「親の死」に向き合うのは、怖い。でも、親の看取りは幸せな時間なのかもしれない。この時間を大切にしたい。

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