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知ることは大切だね

マスクをしている人はだいぶ減ってきたけど、まだまだたくさんいる。

未だに二重マスクの人なんか見ると正気を伺う。

一方顎マスク、鼻出し等々自分のスタイルを確立したんだなって人も。

あの人達が元に戻る日は来るのかなぁなんて考えちゃう。

本来の理由はもうなくて、単に自分のスタイルなんじゃないかな。


マスク姿を見るのがが怖い、どうしても馴染めない。

精神を病んだからそうなのだ。

そう思っていた。

つい最近まで。

さすがに今は喚きだして走り回りたくなったり、オリンピックの時に息を切らしながらマスクをしてインタビューに答えるアスリートを見て具合が悪くなったりはしなくなった。

多少の慣れもあるかもしれないし、見る数が減っただけなのかもしれない。

今だってマスク姿を見るとゾッとする。

白いマスクは猿ぐつわにしか見えないし、黒いマスクは不気味でしかない。

肌に馴染む色なんかしてると、本当に目だけののっぺらぼうにしか感じられない。

つまりやっぱり恐怖心に通じるものは変わっていない。

私にはどうも隠された部分を無意識に想像することが出来ないらしい。

だからもちろん、自分のマスク姿も違和感だらけで人にさらすなんて絶対に嫌。

マスク美人って全く理解できないのは当たり前だったのだ。

そんなやつがマスク姿の世の中に放り込まれて、毎日混んだ電車で通勤していれば精神がやられてしまうのは当然。

つまり病んだから恐怖じゃなくて、恐怖だから病んだのだ。


やっと気付いた。

自分には他人と違うそんな面があるのか。

広く捉えたら一種の障害だな。

知ることは大切。

マスクをまだ外さない人、自分が外せないのも精神疾患かもしれないことや、私みたいな人もいるってちょっとだ知って欲しいな。

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