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モモワロウと『失楽園』の関係性から『ポケモンSV』メイン・ストーリーに隠された秘密を紐解く!

2024年1月11日に配信された『ポケモンSV ゼロの秘宝』・番外編に関連して、公式YouTubeチャンネルにて2024年1月15日に知られざる「モモワロウ物語」という動画が公開されました。

本noteでは、この動画を前提に、モモワロウが『桃太郎』だけではなく、ミルトンの『失楽園』を題材としてデザインされたポケモンであるということを指摘し、そこからさらに『ポケモンSV』全体にちりばめられた『失楽園』『復楽園』のモチーフとその役割について考察します。

以降、『ポケモンSV』メインストーリー・有料DLC『ゼロの秘宝』・知られざる「モモワロウ物語」に関するネタバレを含みます。ご了承ください。

1.失楽園とポケモン

失楽園のモチーフ

ミルトンの『失楽園』は、キリスト教文学を代表する叙事詩で、堕落天使Satanによる叛逆と、人類の原罪、楽園からの追放を描いた作品です。

以降、ミルトンの『失楽園』を読んでいることを前提に説明をしますが、難解な作品であるため、今回のnoteを読む上で最低限抑えておきたい重要なモチーフを以下に6つ示します。

  • ……絶対的な存在・人の親

  • 悪魔……神をねたむ、人を誑かす存在、堕落天使Satan

  • 男と女……支え合うべき関係・自分の半身

  • 楽園……苦労せずにすべてが手に入る場所・隔絶された場所

  • 知恵の実傲慢の罪……守らなければいけない約束

  • 惨めな姿……地を這いつくばる・喋ることができない・

また、今回のnoteで扱う内容を理解する上で、最も重要な表現を1つだけ前もって紹介しておこうと思います。

世界がーーそうだ、安住の地を求め選ぶべき世界が、今や彼らの眼前に広々と横たわっていた。 そして、摂理が彼らの導き手であった。
二人は手に手をとって、漂白(さすらい)の足どりも緩やかに、エデンを通って二人だけの寂しい路を辿っていった

ミルトン『失楽園』book12

この「安住の地を求め選ぶべき世界」とは、私たちが現在過ごしている、この現実世界を指しています。

『失楽園』の中で、アダムとイブは自分たちの罪を反省し、促される形で楽園を出て、私たちが暮らしている世界(新天地)へ旅立っ、ということが重要です。

ポケモンと失楽園の関係

まず初めに、ポケモンに関連して、ミルトンの『失楽園』が利用されているのは『ポケモンSV』にだけではありません。

過去にnoteで扱った『ミュウツーの逆襲』をはじめとして、いくつものポケモン映画作品(『結晶塔の帝王ENTEI』、『水の都の護神ラティオスとラティアス』など)の中でミルトンの『失楽園』が利用されてきました。

この様に、過去のポケモン関連映画作品の中で『失楽園』が利用されてきたこと事をふまえると、もし仮に『ポケモンSV』がミルトンの『失楽園』を題材として選んでいた場合、他のコンテンツでミルトンの『失楽園』を利用した場合とは違った効果が発揮されると、僕は考えています。

それは、映画的な体験を与える効果です。

ポケモン映画を観たことのあるポケモントレーナーにとって、『ポケモンSV』の冒険は、かつて映画を観る中で感じていたような体験を、自分だけの冒険の中で得られるようになるのです。

これは一つ大きな効果ですが、本作『ポケモンSV』では、さらに大きな役割を持っていると考えられます。

ただ、それに関しては、次のモモワロウ・および『ポケモンSV』全体に対しての僕の考察を説明した後の方が分かりやすくなると思うので、4.「ザ・ホームウェイ」と「楽園回復」の章に紹介していきたいと思います。

2.モモワロウ

まず、公式動画知られざる「モモワロウ物語」を前提に、しはいポケモンモモワロウについて考えたいと思います。

モモワロウは2024年1月11日に配信された『ポケモンSV ゼロの秘宝』・番外編「キビキビパニック」にて追加された幻のポケモンです。

このモモワロウは、モモロウという名前や、その見た目はもちろん、おじいさんとおばあさん団子犬と猿と雉などのキーワードの一致から、昔話『桃太郎』を前提としているのは間違いありません。

しかし、『桃太郎』の設定を単純に(理由なく)変更しているのかといえば、それは違うとはずです。

と、いうのも『桃太郎』から設定を変更する際に、いくつかの事柄に関して検討が行われ、それによってモモワロウがデザインされたと考えられるからです。

さまざまな理由が考えられますが、本noteでは各題材について触れるのではなく、ミルトンの『失楽園』に絞って解説を試みてみようと思います。

悪魔

知られざる「モモワロウ物語」で扱われた各『失楽園』のモチーフを指摘するにあたって、まず初めに、モモワロウおじいさんやおばあさんにクサリモチや、彼らの欲するものを与えていた理由について考えたいと思います

モモワロウは「もっと愛されたい」という欲望から二人に対し、二人が欲するあらゆるモノを与えていました。

最終的には、おじいさんとおばあさんのために、キタカミの里にある仮面を盗み出し、その結果オーガポンの怒りを買い、全てを失ってしまいました。

もっと愛されたい」という欲望は、現状の生活に満足できないということを意味しているはずです。

そんな強欲さから身を滅ぼし、すべてを失うというのは、『失楽園』における悪魔Satanがモチーフになっていると考えられないでしょうでしょうか?

楽園と知恵の実

また、おじいさんとおばあさんの生活ぶりに関してですが、二人はモモワロウにあれが欲しい、これが欲しいとせがむことで、ありとあらゆるものを苦労せずに手に入れています。

欲するものを欲するままに、苦労することなく手に入れられる二人は、まさに楽園で暮らすアダムとイブのようです。

また、モモワロウが二人に食べさせていた「クサリモチ」は、欲望を引き出す効果を持っていました。

欲望のままに何かを食べて傲慢になってしまうといえば、『失楽園』において、アダムとイブは自らの欲望によって善悪を知る木の実を食べた事で、堕落してしまいます。

また、『失楽園』では、アダムとイブが食べた善悪を知る木の実は「リンゴ」として描かれていますが、旧約聖書「創世記」に登場する善悪を知る木の実が何であるのかは明確には記述されていません。

なので、善悪を知る木の実が桃であると解釈しても問題はないはずです。

(余談ですが、キタカミの里の名産品がリンゴであったり、カミツオロチのモチーフがリンゴと蛇である点も重要だと思います)

さらに、楽園と果実に関して考える際に重要なのが桃源郷という言葉です。

楽園は旧約聖書に登場する概念・場所ですが、それと似た場所・概念として「桃源郷」があります。

ミルトンの『失楽園』に登場する楽園では「リンゴ」でしたが、桃源郷という楽園に実る木の実は、もちろんです。

このように考えるとモモワロウはおじいさん・おばあさんの二人に楽園を提供する、二人にとってのであり、楽園に実る善悪を知る木の実としての役割も果たしていると言えると思います。

全てを失い、新天地へ向かう

モモワロウはイイネイヌ・マシマシラ・キチキギスの三匹と共に、オーガポンの仮面を盗み出そうとして、全てを失います。

自らの傲慢さで、おじいさん・おばあさんの二人との愛や、そこでの暮らしなど、これまで持っていたすべてを失い、モモワロウは長い眠りにつきます。

この姿は人を唆した罰として蛇の姿にされた悪魔のようであり、また、善悪を知る木の実を食べてしまったことで堕落し、楽園を去ることになったアダムとイブをイメージしているように思います。

以上の説明から分かるように、モモワロウはミルトンの『失楽園』のモチーフを複数利用して、多くの日本人が知っている『桃太郎』の物語を再解釈した設定が作られたポケモン……なのかもしれません。

3.『復楽園』

『ポケモンSV ゼロの秘宝』・番外編に登場したモモワロウがミルトンの『失楽園』を題材としている……とした場合に、実は『ポケモンSV』全体がミルトンの『復楽園』を題材とした物語であったかもしれない、と再解釈することが可能です。

というのも、『ポケモンSV』で扱われた3つのルートが、『復楽園』上で描かれた聖書上のエピソード「荒野の誘惑」で悪魔がキリストに課した3つの試みを題材にしている……ように僕には思えるからです。

失楽園と復楽園の関係

『復楽園』は、いわば『失楽園』の続きにあたるエピソードなのですが、ミルトンの『復楽園』は少し立場が特殊な作品です。

というのも、ミルトンは聖書の「失楽園」を元に『失楽園』を描きましたが、『復楽園』については「復楽園」より前の場面である「荒野の誘惑」によって、「楽園の回復」が達成されたと考えたので、聖書の「復楽園」ではなく、「荒野の誘惑」を題材としたからです。

少し混乱する話だと思うので、ここからは順を追って説明していきたいと思います。

まず、前提として聖書では、アダムとイブは善悪を知る木の実を食べた罪により楽園から追放された、とされています。

これが聖書での「失楽園」です。

人類と神の関係性の破綻が描かれたのが「失楽園」なのですが、それと対を成す、人類と神との関係の修復が描かれた場面が「復楽園」です。

聖書における「復楽園」は、もともと人間ではない神の息子であるキリストが、人間として生き、その命を神に捧げることで、アダムとイブの罪を贖い、人類と神との関係が修復される場面(キリストの贖罪)を指します。

一度失われた楽園を取り戻すことになるので、これを「復楽園(楽園回復)」と呼びます。

ただし、ミルトンは「復楽園」ではなく、「荒野の誘惑」を題材に『復楽園』を執筆しました。人類と神との関係が修復されるという点で、キリストの贖罪ではなくて、むしろ「荒野の誘惑」の方が重要だと考えたのだと思います。

「荒野の誘惑」とは、キリストが荒野で悪霊(悪魔Satan)から3つの試みを受けるエピソードです。

悪霊の試みをものともしないキリストの神に対する絶対的な信頼を表したエピソードなので、「楽園の回復(これによって人類と神との関係が修復される)」と感じ取ったのだと思われます。

……少し説明が込み入ってしまいましたが、この「荒野の誘惑」で悪霊がキリストに出す3つ試みが『ポケモンSV』で扱われた3つのルートと対応していると僕は考えています。

ということで、ここから先は各ルートと対応する試みについて紹介していきたいと思います。

(ただし、以降の説明ではミルトンの『復楽園』ではなく、聖書上の「荒野の誘惑」の該当するの引用を行います。これは、ミルトンの『復楽園』を引用する場合、英文を引用する必要があり、理解を阻む可能性があるからです)

第一の試み「レジェンドルート」

ひでんスパイスを集めることで、ミラ/コライドンの回復が行われる「レジェンドルート」はキリストが悪霊から受けた第一の試みと対応していると考えています。

そこで悪魔が言った、「もしあなたが神の子であるなら、この石に、パンになれと命じてごらんなさい」

イエスは答えて言われた、「人はパンだけで生きるものではないと書いてある」

『ルカによる福音書』4章3節・4節

この「人はパンだけで生きるものではない」という言葉は、人は食べ物だけによって生かされているのではなく、むしろ神の教えのによって生かされているのだ、という意味です。

しかし、言葉通り素直に読むと「人はパンだけを食べて生きていく生き物ではない」という風に読むことも可能です。

また「パンだけを」「食べない」ということは、パン以外にも色々なものを食べる、あるいはパンのみで食べることはしない、と読み取ることも可能です。

ここからは以上のことを前提にレジェンドルートについて考えたいと思います。

レジェンドルートで重要になるひでんスパイスは、サンドイッチを作成する際に利用できる貴重なアイテムです。

このサンドイッチという食べ物はパンとパンの間に他の食べ物を挟む料理であり、パンだけで食べることのない食べ物です(改めて言うまでもないことですね……)。

「荒野の誘惑」の第一の試みに対するキリストのことばは「人はパンだけで生きるものではない」であり、レジェンドルートで重要な役割を果たすモノは「パンだけで食べることのない食べ物」です。

このような点から、「レジェンドルート」はキリストが悪霊から受けた第一の試みと対応していると僕は考えました。

第二の試み「スターダストストリート」

スター団の各ボスを倒すことで、カシオペアの依頼をこなす「スターダストストリート」はキリストが悪霊から受けた第二の試みと対応していると思われます。

次に悪魔は、イエスを非常に高い山に連れて行き、この世のすべての国々とその栄華とを見せて

‭‭ 言った、「もしあなたが、ひれ伏してわたしを拝むなら、これらのものを皆あなたにあげましょう」

するとイエスは彼に言われた、「サタンよ、退け。主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよと書いてある」

マタイによる福音書4章8節・9節・10節

この二つ目の試みと「スターダストストリート」の関連について考えるにあたって、まず前提として「荒野の誘惑」に登場する三つの試みは「食べることに関係している」「神ではないモノの命令に従う」「神を試みる」という点で、『失楽園』でのアダムとイブの罪と対応している、という事が重要になってきます。

つまり、この「主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ」というのは、自らが仕えるべき神の教えに従わずに、自ら判断を下してはいけない、という事を意味しているのです。

この事を前提に「スターダストストリート」について考えたいのですが、まず初めにマジボスはスター団のボスたちに対して、スター団の解散を命令しています。しかし、彼らはそれに従わずに自らの判断でスター団の活動を続けています。

そこで、カシオペア=マジボスは、スター団のルールを利用して、彼らを打倒し、スター団の活動を(彼らが学園生活に戻れるように)停止しようとしていました。

自らの判断ではなく、(本来仕えるべき彼らのリーダーである)マジボスの命令に従わせるという点では、これは「主なるあなたの神を拝し、ただ神にのみ仕えよ」と対応しているはずです。

このような点から、「スターダストストリート」はキリストが悪霊から受けた第二の試みと対応していると僕は考えています。

第三の試み「チャンピオンロード」

ジムリーダーを倒すことで、ポケモンリーグ四天王への挑戦が可能となるを「チャンピオンロード」はキリストが悪霊から受けた第三の試みと対応していると思われます

それから悪魔は、イエスを聖なる都に連れて行き、宮の頂上に立たせて

言った、「もしあなたが神の子であるなら、下へ飛びおりてごらんなさい。神はあなたのために御使たちにお命じになると、あなたの足が石に打ちつけられないように、彼らはあなたを手でささえるであろうと書いてありますから」。

イエスは彼に言われた、「主なるあなたの神を試みてはならないとまた書いてある」。

マタイによる福音書4章5節・6節・7節

初代からの伝統的に続いているジムチャレンジですが、ジムテスト・及びポケモンバトルによって、プレイヤーの実力を試みています

また、四天王への挑戦の際には「面接」が行われており、これはプレイヤーを試みるために行われているのではないでしょうか?

このような点から、「チャンピオンロード」はキリストが悪霊から受けた第三の試みと対応していると言えるはずです

4.「ザ・ホームウェイ」と「楽園回復」

仮に、これまでの説明したように各ルートと「荒野の誘惑」が対応している……とした場合、重要になるのは、やはり三つのルートをクリアすることで遊ぶ事が可能になる「ザ・ホームウェイ」です

ここで、一旦おさらいになるのですが、「復楽園」とは「荒野の誘惑」を乗り越えたことで「神との関係が正常化」すること、つまり「楽園が回復すること」を指します

さて、ここからが本題ですが、「ザ・ホームウェイ」に至るまでに、プレイヤーは三つの試みに対応する三つのルートをクリアすることになります

ここで、「ザ・ホームウェイ」のエンディングが重要になっていきます

問題を解決し、エリアゼロから主人公、ペパー君、ボタンちゃん、ネモさんは「家に帰っていきます」

(余談ですが、この3人と主人公の関係は、モモワロウが3匹のトモッコを連れていると対比関係にあり、物語の解釈に深みを与えているように感じます)

また同時に、プレイヤーもまた、現実の世界へ帰って、その後の日常、ポケモンを集めたり、バトルしたり、あるいはポケモンのことを考えて眠ったりするはずです

ここでやっとなのですが、失楽園のモチーフの章で紹介した一文が重要な役割を持ってきます

世界がーーそうだ、安住の地を求め選ぶべき世界が、今や彼らの眼前に広々と横たわっていた。 そして、摂理が彼らの導き手であった。
二人は手に手をとって、漂白(さすらい)の足どりも緩やかに、エデンを通って二人だけの寂しい路を辿っていった

ミルトン『失楽園』book12

この文章を念頭とした場合、『ポケモンSV』におけるエンディングの場面は、「楽園の回復」であると同時に、「失楽園」だと考えられます(楽園保護プログラムを倒す……という展開について、このことを考えると理解できるようになるではないでしょうか?)

『失楽園』において、アダムとイブは楽園を追放される際、楽園での暮らし・体験という思い出をもって楽園を出ていきます

私たちポケモントレーナーもまた、『ポケモンSV』の冒険という思い出をもって、『ポケモンSV』のストーリーは一旦幕を閉じます

つまり、『ポケモンSV』の冒険という楽園での暮らし・体験という思い出を私たちは獲得することになるのです(「自分だけの宝探し」とはきっとこのことを指すのです)

更に重要なのは、単に『失楽園』ではない、ということです

先ほども述べたように、「ザ・ホームウェイ」は「復楽園(楽園の回復)」を前提としています

つまり、『ポケモンSV』の三つのルートと「ザ・ホームウェイ」を通じて楽園を回復させたことで、私たちが「楽園の中で生活することが出来るようになる(私たちは『ポケモンSV』の冒険の後の日常の中で、ポケモンを集めたり、バトルしたり、あるいはポケモンのことを考えて眠ったりします)」……ことを意図しているのではないでしょうか?

このことに関しては、類似の例として『リトル・マーメイド』での『失楽園』の利用を解説したnoteを書いているので、参考にしてもらえればと思います

今回の考察は以上です
長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いいただきありがとうございました

5.感想

さて、今回のnoteはいかがだったでしょうか?
楽しんでもらえたのならうれしいです

今回のnoteではモモワロウをはじめとして『ポケモンSV』の冒険と『失楽園』、『復楽園』の関係について考察してみました

僕はポケモンが好きなのですが、実力は中途半端で、ランクマを潜ったり、あるいはカードゲームの大会に出たり……ということは出来てません

ただ、僕なりにポケモンに対してなにか恩返しができないかな?と考えた際に、少なくともインターネット上で、日本語の解説が見られない分野について解説をすることで、界隈の盛り上がりに貢献できるかもしれないと考えて、今回のnoteを書いてみました

物語を再解釈することで、これまで見えてこなかった点や、考えつかなかったアイディアが思いつく……そして、さらなる考察が登場したり、あるいはもしかしたら『ポケモン レジェンズZ-A』の予想に役立つ……なんてことがあったらうれしいです

本当は知られざる「モモワロウ」物語の動画公開時に気づいて、そのまますぐに書こうと思っていたのですが、時間がとれず、公開が遅れてしまいました

情報の鮮度が微妙ですが、読んでくれる方が一人でもいてくれたらいいなぁ……。

あと、僕以外でこのことをインターネット上で記述している人はいない……?と思うのですが、実はみんな知ってて、イマイチなnoteだったら、本当に申し訳ないです……。

今回のnoteで初めて僕の活動を知った方もいるかもしれないので、ラストになりますが、遅くなってしまいましたが、自己紹介をしたいと思います

僕はふだん「72これラジオ」として、スマートフォン向けRPG『メギド72』の考察をYouTubeやnoteに投稿しています

『メギド72』は、異世界からの侵略によって故郷を失った少年ソロモン王メギドと呼ばれる異種族の交流を描いた絶望を希望に変えるRPGです

僕はこの『メギド72』を考察していく中で『メギド72』は、物語の骨組みとしてミルトンの『失楽園』を利用しており、それによって何かを読者に伝えようとしている……かもしれないという事に気がつきました

この考察がきっかけで、僕の大好きな映画『ミュウツーの逆襲』をはじめとした作品でも『失楽園』が利用されているかもしれない……と考えるようになりました

今後も、メギドに限らず、様々な作品について動画・note,を公開していきたいと考えているので、興味をもっていただけた場合、Xアカウントやnoteのアカウントをフォローして僕の活動を追いかけてもらえたら嬉しいです!!!

ということで、今回のnoteは終わりにしたいと思います

それではまた、別のところでお会いしましょう
コンゴトモヨロシク……

6.参考文献

『ポケモンSV』
ストーリーについて参照しました

知られざる「モモワロウ物語」
モモワロウに関する物語について参照しました

ミルトン『失楽園』
岩波文庫の平井正穂先生の訳を参考にしています
英文はダートマス大学のミルトン読書室のものを参考にしています

口語訳聖書
1955年訳を参考にしています

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