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豊島の遮水壁撤去、2/1報道各社が取材予定

安岐さんの電話は「ちょっと相談、2/1に報道各社の取材が入る。産廃の遮水壁を撤去する。オヤジを取材して、豊島の産廃を見届けた証人の言葉を報道したらどうだろうか」というものでした。

遮水壁は朽ち果て、撤去が難しいようだと聞いていました。豊島住民と香川県の協議で合意が得られた経緯を、わたしは追いかけきれていません。

遮水壁の撤去は、公害調停にある「原状回復」に当たるものです。香川県は産廃特措法の期限内に事業を終えたいとし、豊島住民と協議を重ねていました。

廃棄物の撤去後に行っている地下水浄化にめどが付いたとして、2022年度に処理事業を終える県の提案を了承した。 
引用:毎日新聞2021/8/19
https://mainichi.jp/articles/20210819/k00/00m/040/296000c

遮水壁の撤去で、産廃が終わったかのような報道は島民の相違ではないでしょう。セレモニー的な取り上げ方は1つの区切りであって、完結ではないのです。なぜ、島の人でもないわたしが、産廃は終わっていないというスタンスなのか。公害調停申請代表人は今3人となり、豊島の長老や島の人でも豊島事件を語れる人の年齢は上がりました。生き証人に限らず、語りの継承はありえると思います。しかし、風化のスピードは早いのです。

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