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旅する道、サクラ咲く東京へ


みなさま新年度に殴られて倒れてませんか?私は負けじと軽いジャブを返しながらなんとかリングに立っています。

そんな物騒な挨拶はさておき、3月終わりに神奈川と東京を旅した備忘録の続き、東京編です。
2泊3日のうち後半2日は東京で過ごしていたのですが、とにかく素敵なお店が多かったので自分用のメモみたいになってるかもしれません。長いですがよければどうぞ〜!


横浜→千代田区へ

まず朝イチで向かったのはこちら。皇居近くにある東京国立近代美術館。行こうと思ったきっかけはこちら。

と言いつつ、実際見てみると70周年の重要文化財展の方がメイン展覧会だった。
日本人画家メインの展覧会に行くのが久しぶりで新鮮だったのと、やはり近代美術館と名乗っているので、ちらほら存命の作家の作品があるなあと思って見ていた。今歴史の人物になってる人たちも、その時代にその時代を生きていた人に作品を見られて、今かくあるべき場所に保管されている。
今この時代に描かれたものたちは、100年後どれだけ残ってるだろうかと考えてしまう。そう考えると、未来を担っている美術館だ。


千代田区→清澄白河・蔵前

昼からは曇ってきた

清澄白河に到着!noteで仲良くさせていただいているラブ🫶あおいさんと待ち合わせて、おすすめのハンバーガー屋さんへ🍔

あおいさんのラブなnoteはこちら💁🏻‍♀️

明らかに一口ではムリなのがわかる

こういう、食べ方のわからんハンバーガーめっちゃ好きなんですよね。わからんなと言いつつ紙に挟んで、ピックを恐る恐るとり、なんとなしにはみ出てるレタスから食べるまでがお約束だ。
こういう食べ物は「美味しい」にたどり着くまで少々困難があるからこそ、本当に美味しいのだ。最後の最後にチーズの塊が出てきてそれもまた美味しかった。


清澄白河をお散歩👟🌸

曇り空の桜、わりと好き


ランチのあとは川沿い歩道をお散歩して行き止まりを食らったり、あおいさんオススメの雑貨屋さんや紅茶専門店を案内してもらうなどしてあっという間に時間が溶けていった。

気になってきたドーナツ屋さんに行ったら売り切れだったことだけ、悔やみポイント……!!

清澄白河→蔵前へ

テーブルにススキ(違う)があった

ドーナツにありつけなかったので、蔵前でおやつ。喫茶半月が移転して、通り沿いの日当たり良いお店になっていた。
伊予柑のレアチーズだったかな…?チーズは濃厚なのに柑橘の果肉がある部分はさっぱりしてジューシーで、最後の一口まで大事にいただいた。
ケーキとかなくなる瞬間って淋しいよね…あー、なくなっちゃったな…って感じで。

蔵前をお散歩👟

カキモリさん。素敵な万年筆がたくさん✒️
名古屋には店舗がなくなってしまったRENの本店!

蔵前は前回来た時かっぱ橋に行く途中で通ったんだけど、色んなお店をじっくり見るのは初めて。

my new gear…!

お迎えしたかばんは、今年たくさんお出かけに連れて行きたい。コロンとしたフォルムとサイズ感、そして皮が柔らかいところが好き!

あおいさんとは蔵前でお別れ。あっという間の5時間だった。改めて書き殴ると、私の好きな場所・行きたい場所にひたすら着いてきてもらった感じだな……。
あおいさんとお会いするのは2回目で、前回は名古屋に来るというあおいさんにお声がけしたところ、モーニング・おやつ・ランチをご一緒させてもらうというひたすらに食べて歩く素晴らしい日になった。6時間で3食。乾いた笑いが出るぜ。

今回お話ししてて気づいたのだけど、私はnoteに作った料理や旅のことしか書いていないので、「みち」の人物像ってかなりぼんやりしてるんだろうなと実感した。今思うとあおいさん、よく会ってくれたな…。
あおいさんは日々のことを、お仕事や恋愛や家族などさまざまな視点で書いている。その中で自分の弱さや不安定さをしっかりと書きとめているのに、おそらく惹かれているのだと思う。
一方私はどうだろうと自分の文章を振り返ると、家族や友人恋人などはメインで語られることはない。
そして、あまり自分の感情の揺らぎを書いていない。そうだ、揺らぎがないのだ。

そんな中、私の文章に何かしら親しみを感じてくれたり、そこから人柄を想像してくれてる人たちがいるのは、ありがたいことだ。あおいさんもそのひとり。

「全てを書いているわけじゃない」って、SNSが生活に浸出し過ぎている現代だからこそ、やはりそこは書く側としても読む側としても、大切にしていきたいなと思った。

ちなみにこの日の夜は、「今日ハンバーガーのレタスしか食べてねえな……」ということに気づいたので野菜メインで食べたくって「それなら…」と、あおいさんに教えてもらった池袋のM's Marketへ。

野菜でご飯が隠れている


野菜の中でもとにかくグラムを稼げる「根菜」をしっかり食べたい〜と思ってたのだけど、選べるサラダがれんこんとさつまいものサラダと大根の梅和えというドンピシャ根菜。ドンピシャ根菜ってなんだこの単語初めて使ったわ。
無事1日分の野菜(?)を美味しくいただき、胃袋の安寧を保てました。あおいさん、最後の最後までありがとうございました……!!🙌


池袋→ピノキオ🥞

レジ前にいるね

東京滞在二日目。久方ぶりに、大山のピノキオを訪問。おやつ時間は混むと思い、朝の8時半にモーニングがてら。今まで大山駅から歩いてたけど、泊まってたホテルから歩いて15分強だと分かり徒歩で向かうことに。
よくよく調べると帰りも池袋駅までバスが出てるのでこっちのが楽やん。

お待ちかねホットケーキ🥞

ピノキオの看板をバックに食べる特等席

銅板で丁寧に焼かれたホットケーキ。この見事な分厚さに毎回感動する。焼き色からも伝わるけど外はカリッと、中はずっしり。
シロップかけ放題なのがまた最高。そして、何でこれ550円で食べられるんだろう…?と不思議&心配になる。


池袋→恵比寿へ

住宅街のチューリップ
歩道橋の階段下

恵比寿駅で降車し、目的地までまた歩く。坂道が多い街だな恵比寿。
行きも帰りも徒歩だったんだけど、勝手なイメージを抱いていた恵比寿が変わる風景ばかりだった。こちら側は住宅街なのね。春らしい風景が多く心が和んだ。

住宅街にぽつり

今回のお目当ては山種美術館。昔知り合いの美術教員が良い美術館だと言ってたのを思い出して、今回の旅に組み込んだ。

富士山の世界遺産登録からもう10年も経つのかあ…と思いながら見ていたけど、ラインナップのとおり何百年も前から富士山は日本人にとって特別な山だったんだと実感する展示だった。

小さな美術館だけど、昔ながらのルールで真摯に作品と、作品を見に来ている人たちを守っているなと感じた。
ここ数年の美術館というか展示で気になってたんだけど、撮影可能なものが多くて人だかりができたり、なぜか単に絵を観てる人が邪魔扱いされたりという悲しい場面をちらちら見てきた。
山種美術館は基本的に撮影不可で、学芸員さんが絶えず「お話はお控えください」のラミネートを持って、会話が弾みそうになるお客さんの前に静かに佇んでいた。美術館内の治安維持に全力投球している。三鷹の森美術館と同じシンパシーを感じた。
時代に合わせて変わるのも生存政略だし、美術教員の知り合いは「印象派展は儲かる」と言ってたし。でもだからこそ、こういう硬派なる美術館は長く続くよう応援したい。


吉祥寺へ🐶

おかわな看板

お目当てPART2、てらおかなつみさんの個展に行くため、吉祥寺のにじ画廊さんへ!こっから友人と合流。

かわいいお許しにキュンとして、思わずこのワンちゃんを撮りました。

空間すべてが、てらおかさんの描く優しい線のワンちゃん。右も左もワンちゃん。本当に犬が好きなのがめっちゃ伝わってくるな……🐶

犬が走った時の耳の揺れ方とか、人の食べ物をじっと見てるところとか、飼い主の腕の中でリラックスしてる姿とか……。なんてことないけど、「わかる〜!」な、かわいい一瞬を捉えている。

今後も見に行きたい作家さん。いつか名古屋にも来てほしい〜!!



昼は吉祥寺のカフェで食べて井の頭公園を冷やかして人混みに圧倒されたりして、夜はgripの系列のお店へ。また恵比寿に戻る。


ちょっといいご飯食べたいねという話になりこちらのイタリアンへ。

店内の照明がすてき
日向夏のキャラメリゼが美味でした


たらふく食べて、気持ちは穏やかだったものの新幹線の時間が迫っていたので恵比寿の動く歩道を急いで移動した。
彼女とはかれこれ小4からの付き合いなんだけど、互いの家でお絵描きしながらせんべい齧ってた仲だったのが、恵比寿でディナーしてるなんて、なんかクスっとしてしまうね。あの頃に我々に言っても信じないだろうな。

東京がTOKYOだった、春の旅

井の頭公園にて

鎌倉や東京を巡って感じたのは、外国人観光客の多さ。ここ数年でおそらく一番人手が多くて、かつてのように賑わっていた。ああ、ここトーキョーだなあって感じる。

春の旅は気持ちを切り替えるのにいい。そして、旅の思い出は日々の糧となる。だから定期的にどこかに旅に出たくなるんだろう。

次の旅はどこにしよう、そう思える旅だった。では旅する道、これにて!

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