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旅する道、奈良へ


タイトル、そしてトップ画面に映る、某ゆるキャラからにじみ溢れ出る『奈良』。秋の気候が良い週末、道が奈良に旅に出ましたので、のんびりと思ひで綴りをしようかと思います。よければお付き合いくださいませ。

ことのはじまりはGWの一人旅。京都→奈良→京都という、ひとりかつマイカー旅なので好き勝手に移動しまくりの旅をした。しかしながら、下調べ不足に加え滞在時間が短すぎたのと強めの長雨も重なり、奈良を満喫できずに終わってしまった。

奈良県消化不良の旅となってしまったのが奈良への想いを馳せるきっかけとなった。念願叶って、奈良県一泊二日の旅です。


奈良と言いつつ

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金曜日は愛知から名神高速ぶっ放して京都に前乗り。ホテルの近くに見つけたカフェのモーニングでスタート。土曜だってのにがら空きなのが不思議である(愛知では週末モーニングはどこも忙しいので珍しく感じています)。

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たまごとツナのホットサンド、レタスとコーンのサラダ、カフェラテ。ゆで卵の半熟具合が絶妙で最高!🐣この日はマイボトルにホットティーを淹れてたのでドリンクはカフェラテに。

最近コーヒーがちょっとずつ美味しく飲めるようになってる気がするので、冒険がてら注文してみた。大人になってから食べられるようになるのって、地味に楽しい。

美味しいホットサンドとドリンクでお腹も満たして準備万端。いざ奈良へ!


かつての都、橿原へ

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京都から車で1時間弱、橿原市へ到着。今回は古都を巡る旅なので、かつての都があった地域まで足を伸ばします。

ここは橿原神宮。畝傍山のふもとにある厳かな神社です。

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平安神宮と同じく足元がずっと真っ白な砂利なので足を取られた。お参りをして旅の無事をお祈りする。

春過ぎて

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大和三山と呼ばれる香具山、畝傍山、耳成山。 香久山の標高は150mちょい。万葉集で「あまのかぐやま」と詠われているあの山です。

夏が終わりもうすぐ秋というか、もう秋のはずなんだけど最高気温26℃とかいう日に来てしまった。GWに来た時は春の雨で登山を断念した、天香山にいざ行かん。

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香久山、マジで山道。整備計画があるらしく、来年ごろにはもう少し歩きやすくなっている予定らしい。よく食べる人にはいチーズ📷と言ったら、小5男子みたいなポーズされたのでパシャっとな。

道すがらの楽しみ

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自生してるキノコたちがわんさかにょきにょき。ふたりでキノコに夢中になりながら登山。なめこに似ていても、決して食べてはいけない。

登頂

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山の上には小さな神社が。

登り切って橿原のまちを眺める。山というより小高い丘のようだった。



藤原宮跡のコスモス畑

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天香山から降りて向かった先は藤原宮跡。ひたすらの原っぱなのだが、秋のこの季節はコスモスが満開。

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写真を撮りながらのんびりお散歩しました。

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一応すごい遺跡なのである

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藤原京の発掘された柱が残ってます。しかしながら子どもが登ってるしそもそも少し離れたとこでは地元の野球チームが試合をしてるし……奈良のなんていうか、圧倒的なのんびり感。

飲食店などの店員さんの話し方も「のんびりした関西弁」といったら良いのか、なんとも優しい音なのだ。大阪ほど走り歩きせず、京都ほどの近づきがたさもなく。すとんと耳と心に落ち込む話し方なのだ。

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天香山もよく見える。昔の人たちはここからあの山を見ていたのかなあ。神聖な土地だけど、伸びやかな原っぱと山と、そこで暮らす人たちがいる。いい土地だなあと思った。


もうひとつの神聖な土地

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奈良の橿原市といえば私が長らくストーキングを繰り返しているcaféひそひそがある場所ではないか。我が人生、三度目の訪問である。

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三度目だというのにこのはしゃぎようである。

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今回は初めてキッチン側のカウンター席にお通しされた。スタッフさんのてきぱきした仕事ぶりや奥から出てくる鉄板ごとの焼き菓子が間近で見られて最高だった。電球もかわいかった💡🐇

金柑のソーダ

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自家製シロップのドリンクの中から金柑をチョイス。とにもかくにも美味しい。


和栗と和梨のパフェ

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わ、わ、わーい!!秋の季節のひそひそに来てよかったーー!!念願、ひそひその栗デザートにありつけました。

一層一層が本当に美味しくて、「梨のアイス美味しい」「白くてさくさくしたの美味しい」「中に入ってるクッキー、お塩効いてて美味しい」と、ふたりで美味しいを連呼しながらいただいた。

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帰り際振り向くと、幸せな空間。また来るね、ひそひそ。



山道を抜けて

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橿原からさらに南下し、山道を抜けて天川村へと移動。洞川温泉の温泉宿に到着です。ひとっ風呂浴びてお楽しみお夕飯の時間🙌

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奈良の大和牛のすき焼き🐃🥩ぐつぐつしてるお肉ときのこの様子が最高ですね。ふたりでのんびり、たらふくいただきました。


夜道を散歩

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こちらは半纏を羽織ったところを撮ったら手元がブレてて郷ひろみ風になってしまった一枚です。

すき焼きでお腹いっぱいになったのを少し落ち着かせ、夜道を散歩しに温泉街へ。

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川辺の提灯が煌々と光っていてきれいだった。街のいたるところに提灯があって、寒いけれどなんだか暖かいような、光の力って不思議だなあ。

お宿に帰ってまた温泉に浸かり温まって、明日に備えておやすみ。


おはよう縁側

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旅館の朝食をおひつごとすべて平らげた後「縁側にコーヒーあるのでよかったら」と声をかけられて吸い寄せられた縁側。木漏れ日が心地よい空間だった。たっぷりと英気を養い、いざ出発。


メジャー奈良

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一日目はどちらかと言うとマイナー奈良だったので、二日目はよく食べる人のシンプルイズベストな希望「大仏」を叶えるべく、東大寺へ。お互い学生時代ぶりである。

愛知県の小6の修学旅行先として超鉄板なのが京都奈良なのですが、関西はまた違うのですかね…?みなさんの修学旅行先も良ければ教えてください。


小学生ぶり

屋台でおばあちゃんが売ってたしかせんべいを購入した。

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こちらは出待ちのごとくスタンバってる鹿さん。一枚お渡しした。

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修学旅行、担任の先生の事前指導を思い出す。勉強したことは覚えていないがこういうことは記憶の引き出しからふと出てくるものだな。

「しかせんべいはな、美味いもんではないよ」

思い出す修学旅行当日。たしか男女3人ずつ6人班で、しかせんべいが我々の班にも1セット配給された。先生の見てないところに移動したあたりで、男子3人と私の4人が真っ先に一枚のしかせんべいを4つに割り、食べた。

「意外と味がねえな」「鹿ってこんな味が好きなんだ」「まずくはない」「美味くもない」

「こんなもんか」感がすごかった。


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大人になった今も、とりあえず一口だけ齧ってみて、ああやっぱり味ねえなと思いながら、寄ってくる鹿さんたちとお辞儀を交わすのだ。



奈良が好きになる旅

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奈良といえば、あすかルビーのソフトクリーム。めちゃくちゃいちご味がしっかりしてて美味しかった〜。鹿さんとお別れしたのちソフトクリームをはんぶんこしながら駐車場へ戻り、愛知へと帰還。橿原市から始まり天川村、最後は大和市と、奈良をふんだんに満喫した旅だった。またちょっと奈良が好きになっちゃったよ。

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最後に鹿さんを探せ貼っときます。長く書きすぎましたが、それだけ密な旅だったということで。ではこれにて!

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