お家でクリームティーがしたい

2020年10月4日 14:19

アフターヌーンティーを嗜みたい、長いことそう思っていた。たしかにそうなんだが、そうではなかった。

スコーンが食べたい。

つまるところ、そこだった。それだけだった。サンドイッチやケーキがなくても、そこにスコーンと紅茶があればもう満足できることに気づいてしまった。いや嘘、できたらクロテッドクリームとジャムも欲しいです。

先日旅行先の栃木でたまたま出会ったクリームティーのセット。とちおとめのスコーンといちごジャム、熱々のポットに入ったダージリン。紅茶はたっぷり、ティーカップ4杯分入っていた。ストレート、ミルクで交互に楽しみながらいただける。私が求めているものは、まさにこれだ。

もちろんアフターヌーンティーへの憧れはやまないし、あの三段の素敵な光景を目の前にして「はああ〜〜！！！」と甘いため息をつきたい。だがしかし、わたしが愛してやまないのはスコーン、君だけなのだよ……。

そのことに気づいてしまってから、私の頭の中はあることでいっぱいになっていた。

(クリームティーが食べたい？飲みたい？したいで合ってる？)

お家なら、スコーン焼いて美味しいジャムを用意して、あとはもう紅茶があればできあがるのだ。素晴らしくお手軽じゃないかクリームティー。しかも私はスコーン１個で紅茶が何杯でも飲める人種なので、紅茶飲み放題のお家ティータイムはなかなかに魅力的だ。

(二回目)

さてはて、いつごろ週末クリームティーを開催するかな〜〜と妄想にふけっていたそんな時、友人から素敵な贈り物が届いた。

なんと、可愛い白磁の素敵な器たちが我が家にやってきたのだ。クリームティーで頭がいっぱいのこのタイミングで。包みを開けた瞬間に「お前にはスコーンと結婚してもらうからな」と断言した。政略結婚だけど、きっとお互いを好きになるに決まってる。

器と名刺が入っていたのでご紹介しておこう。

niguramuという石川県の金沢にあるお店で選んでくれたらしく、ネット販売もしているようだ。覗いてみるとシンプルかつ趣のある器たちが揃っていた。いつか実店舗にお邪魔したい。

スコーンがなければ始まらない。ということで手始めにスコーンを焼く。今回は強力粉も消費したくて、薄力粉と強力粉ミックスのレシピを使ってみた。全卵を使えるのと余った卵液をそのまま塗り玉用に使えるのが便利なレシピ。倍量で９個くらい焼けたかな。

レシピはこちら。

スケッパーでカットする成形だったけど、実際はいつものくせで、丸菊型で成形した。

スコーンが待ちきれなくて、テーブルにお皿をセッティングしてそわそわしてる。

(まあ実際はスコーンを焼いてる間に洗い物を済ませたりしているんだが)

オーブンから出すとほのかに甘い香り。パンほど香ばしくなくてクッキーほど甘ったるくない、スコーン独特の匂いがたまらない。さあ、お皿ともうすぐご対面だよ、待っててねお皿！！

つまりこれは実質ウェディングフォト……。

(完全なる自己満足タイムに入っております)

この前買い物中にいいタイミングで見つけたこちら、あまおういちごバター。成城石井さんはいつもこうして我々の購買意欲をそそってくる。いつも紅茶を買いに行くだけなのにおかしいな……って感じで他のものもカゴに入っている。

この四字熟語はスコーンとジャムのためにあるんか？はちゃめちゃにうまい。まるでごはんと明太子みたいに、ジャムがあればスコーンがいつくでも食べられる。

スコーンって生地を寝かせなくてもいいし、粉と牛乳とバターがあればすぐ焼ける。なにより、夕飯を作ったあと体力があれば作れる唯一のおやつでもある。

あ、紅茶はいつも飲んでるやつ。成城でいつもまとめて買ってるのでたっぷり飲める。

紅茶のこともいつかぼちぼち書いてみたいなあ…。

そんなこんなで、今後もお家でクリームティーを楽しみつつ、お出かけして喫茶店のクリームティーを研究していく所存である。大好きだよ、スコーン！

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