デジタルトランスフォーメーションを支える人材育成の重要性

デジタル・トランスフォーメーションという名の潮流

デジタル・トランスフォーメーション(DXと言います)という新しいネーミングを聞くようになってからはや1年が経とうとしています。

つい先日(2015年)からIoT(もの・ことのインターネット)、ビッグデータ(賢いデータ活用)、AI(人工知能)にやっと着手している世の中なのに、デジタル・トランスフォーメーション、DXという略称で言葉が独り歩きをしています。

最近ですが、ある経営コンサルタントの方から、「もうIoTは古いでしょ?」と言われて驚きました。大手銀行の役職を歴任し、多くの経営者とやりあった人が、デジタルのキーワードについては不得手だと感じました。

たしかに新しいキーワードが出てくるたびにそれを知り・理解して、世の中(国や産業)が動いていくのですから、事業領域の中に居ない人には、いちいち付き合ってられないかもしれませんよね。

ITとIoTは、
IT=インフォメーション・テクノロジー(情報技術)の略
IoT=インターネット・オブ・シングス(もの・ことのインターネット)の略
なので、まったく違うものであるということです。

ちなみにITとICTはなにが違うのか、
IT=インフォメーション・テクノロジー
ICT=インフォメーション・コミュニケーション・テクノロジー
ITは経済産業省が主に使っていて、ICTは通信分野を扱う総務省(旧通商産業省)が使っていました。
国の中でもいろいろなネーミングや使い方にお作法がありますね。

まだまだある、ソサイエティ5.0、インダストリー4.0、コネクティッド・インダストリー‥

デジタル・トランスフォーメーションは、
企業にとって、従来の事業領域やサービス価値の捉えなおしが迫られる時代にあって、デジタル技術が生活のあらゆる場所や活動に浸透しようとしているといえます。デジタライゼーションが改めて「企業の資産」や「付加価値の提供」をどう定義・活用しなおすか?といったことを視点に顧客により良いサービスを提供可能か、各企業が問われています。

第4次産業革命として、テクノロジー、マネジメント、マーケティングを融合し事業成長を促進すること、そのものなわけですね。

近森満(ちかもり みつる)
株式会社サートプロ 代表取締役CEO
IoT検定制度委員会 事務局長
一般社団法人IT職業能力支援機構 理事長
電気・電子系技術者育成協議会 副理事長




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