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腐るお金!?経済活動を活性化する「ゲゼルマネー」の話

こんにちは。


住谷知厚です!

今回はちょっと変わった「お金」についての知識をご紹介いたします。

昨今で問題になっているのが「貧富の差」

SDGsにおいても課題のひとつとされていますが、この課題に対して大きな影響をもたらした概念があります。

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※下記ニュースサイトより引用

ドイツの経済学者「シルビオ・ゲゼル」の提唱した「自由通貨」というもので、ゲゼルマネーとも呼ばれています。

この通貨のユニークな点は、「お金が腐る」ということ。

シルビオ・ゲゼルは世の中の食料や道具などが劣化して「減価」していくのに対し、お金だけが腐らず貯蓄できてしまい、利回りによって「増価」することを問題視しました。

資産を持つ富裕層がより多くのお金を手にし、債務を抱えた貧困層は利子の支払いに追われる現状の打開策として、時間経過とともに価値が下がる「ゲゼルマネー」を提唱したのです。

オーストラリアの「ヴェルグル」という地方では、実際にゲゼルマネーの考え方に倣った「労働証明書」という通貨を発行し、スタンプによって価値を更新する方式が採用されていたそうです。

世界恐慌時代に実施され、失業率増加から一転、完全雇用に近い状態を実現し、「ヴェルグルの奇跡」と呼ばれていました。

しかし、オーストラリアの中央銀行に取り締まられ、使用禁止となってしまったそうです。

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※下記フリー画像サイトより引用

現在でもビットコインを始めとする「仮装通貨」が流行っていますが、シルビオ・ゲゼルの提唱した「自由通貨」は。それ以上のムーブメントを巻き起こしたそうです。

お肉やお米は腐るのに、お金の価値は変わらないという事実は、便利である反面、「誰が」お金を扱っていくのかがとても大事になってきますよね。

僕は世の中には不変であり普遍なものとして、「人の繋がり」があると学んできました。

そして、ただお金を稼ぐのではなく、仲間や世の中のために稼いだお金を使っていくことが重要であると考えています。

これからもご縁を大事にして、稼ぐにふさわしい人物になっていきます!

今日はここまでです。


≪引用元≫

シルビオ・ゲゼルの「自由通貨」 マイナス金利時代に国家が発行する仮想通貨を考える : 暗号通貨革命
https://newspicks.com/news/1934351?ref=search&ref_q=%E3%82%B2%E3%82%BC%E3%83%AB&ref_t=top

photo AC
https://www.photo-ac.com/


住谷知厚(すみたにともひろ)

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