240227 日記5 OTYKENを聴いて、文化ってなんだろうと考えてみた

やっと雨が止んだ。でも寒すぎて換気する気になれなくて、暖房をつけて色々重ね着して過ごした。
2月末までに終わらせたい仕事が複数あるんだけど、29日と言わず31日、35日ぐらいまで2月が続いてほしい・・・。

職場にボランティアとして来ている二十歳くらいの子が「ホテルにチェックインしたらいかにも幽霊がいそうな空気を感じて部屋を変えてもらった」という話をしてくれたので、ホテルの場所を聞いて何か起きたのか調べてみようとしたんだけど、そこから徒歩5分の場所で事件が起きたりはしていたもののその場所自体では何も見つからず。
たかだかネットで検索したぐらいでは「残穢」みたいに色々わかるわけじゃないよね。というか、気のせいかもしれないわけだし。

それはそうと、めちゃくちゃかっこいいバンドを見つけてしまった。

OTYKEN - STORM (Official Music Video)

メンバーはロシアの少数民族複数から構成されてるらしいんだけど、ホーミー(であってるのかな)や伝統的な楽器を使って、電子音楽と組み合わせているっぽい。
とにかくかっこいいし、ずっと聴いてしまう。
彼らのテーマが「文化の継承」とのことなので、アルバムを聴きながらそれについて考えてみた。
これまでの歴史の中で、「文化が築かれる」「築かれたものが失われる」ということは多分たくさん起きていて。
私は自分を日本人であると認識しながら生活しているけど、じゃあ日本人ってなんなんだろうな。
DNA的には秋田県にルーツがあるものの、囲炉裏のある家で暮らしたこともなければ雪かきをしたこともない。方言も喋れない。
あと、少し前会席料理をいただく機会があったのでマナーについて調べてみたりしたけど、日本人なのに正式なお箸の使い方についてとかまともに知らなかったなって思った。
一方で、いま日常生活の中で何気なく眺めている街並みだったり、食べ物、流行だったり、そういうものもあと100年経ったら文化になっているのかもしれない・・・。
つまり自分を構成する文化というものについて、ほとんど無自覚に生きているんだな。
当たり前の存在すぎてそんな感じだけど、たまにハリウッド映画等でありえない日本像が登場したりすると面白がりつつもつっこみたくなる。
それが将来失われるとしたら寂しいとも思う。
昔の時代にすべて戻すことは現実的ではないんだけど、知っている人間が「大切にしながら」生活すること、知りたいと思った人間が知れるような資料等を残していくことというのは重要なことなのかもしれない・・・。
それが、どんどん人口が少なくなっている少数民族だったらたしかに積極的に発信していかないと「大切に思う人」が途絶えてしまうリスクがあるんだろうな。
というわけでOTYKENをガンガン聴くし、グッズ(メンバーの住んでる村で作られた食べ物とか)買うよ。
あと、もう少し自分の文化と自分以外の文化について、大事に思ってみる。

ちなみに秋田県には北海道のアイヌと共通する言葉や習慣が色々あるらしく、北海道のアイヌはロシアのアイヌと祖先をたどれば共通していそうなので……私からものすごく世代を遡ると、OTYKENのメンバーに繋がってたりしたら面白いな。
というか人間は皆アフリカにいた1人からスタートしてるわけで、いま遠くにいる相手同士でも尊重しあえたら良いよね。


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