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ひとり旅日記ギリシャとイタリアへ32日目:日帰りカタルジローネで見たかった階段を見てからタオルミーナに移動

2018年2/1カタルジローネ日帰り後タオルミーナへ移動

無駄に早起き。5:30am。出発2時間前起床。そんなに身支度ってほどでもないのに。昨日シャワってないし寒いからヒートテックとセーター着込んで寝たし。パッキングも慣れっこだからもう済んでるし。8人女子部屋にひとりは寂しかった。ってか、ホステル全体で泊まってるのは自分ひとりだけなんて。カラフルでポップな部屋と洗面所、台所2つもついてるナイスなホステル。夏来たら楽しいんだろうな。

朝食は久々に自前インスタントコーヒーを淹れた。これ空にして捨てられるのかな…。出番少ない。果物一式と〆に昨日買った冷蔵庫に入れといた1ユーロ生ハム。ヤバイ。コレ今まで食べた中で一番おいしい…。ふわふわでしょっぱくなくて。

7:30amには宿を出て、昨日下見しといたバスチケ売り場へ。カタルジローネ行き8時発。車内で中国系の通話がマジうるさくて、日本語で文句タレた。伊人も中国系も電話通話の声うっせェよ💢

9:30am着。バスを降りた所から、どっちの道…?たまたま警察官がいたから、写メったガイドブックの地図見せて、方向教えてもらった。スミマセン。職務質問中にお邪魔しました…。13:10のバスの時間まで、カタルジローネでどう過ごすか。まずは本命のスカーラを見に行こう。その前にトイレ行きたい…。陶器博物館の方に行ってみた。公園があるから公衆トイレあるハズ。この公園、ねこさんたくさんいた。そして自分の勘は当たり!トイレマーク発見。今日はリュックに紙詰め込んである(笑)。公衆トイレに便座を求めないが、ホント、よくこれで成り立ってるよね…。

スッキリして、旧市街へ進む。インフォメーションを探してふと見た先にスカーラが。この階段を見たくて来たんだカタルジローネ。行きたいのは山々だったが、まずは情報収集。インフォメーションに行くと日本語パンフがあった。そして、小さい町なのに、デッカい地図をもらえた。

スカーラを上るのに、まずは心を整えないと。教会と大聖堂の入って、いざスカーラの目の前に立つ。うわぁ…。この階段上るのか…。ってのが最初の感想。ゆっくり上りながら変態的に気に入ったタイルの写真を撮った。手描きだから、同じモチーフだけど1枚ずつ微妙に絵が違ってる。なるべく味のある濃いものを選んで写真を撮る。今日は北風冷たい。しゃがみながらタイルの写真を撮って、次の一段を上るのに立ち上がるとよろけて。危なかった…。

スカーラを上り切ると右側に教会。天井画が剥がれてる。その破片が降ってこない様にネットが張られてた。予算があれば修復できるんだろうな…。サンタ・マリア・デルモンテ教会。12Cに建設された。と。

あとは見所は陶器博物館か…。クレジットカード使えるなら入っても良いかな…。と向かってる途中で、白い汽車の形した観光バスが向こう側から来た。こんなんあるんだ。この小さい町に。って、乗車客は間違いなく引退組の日本人夫婦の皆さんだろう。日本語のアナウンスを添乗員がしてた。やっぱり…。子供が乗るような見かけの乗り物に、実際乗ってる人達が不釣合い過ぎて笑いそうになった。

陶器博物館到着。ハイ。カード無理。ったく、伊って国はよぉ〜。観光客は現金あんま持ちたくないんだよ。日本の地方観光地もカード受け付けないし、受け付けても手数料上乗せの予告とか、伊と変わらないのを再度思い出した。マジ旅行しづらい。現金払いの場所が予想以上に多かったからこの旅行の初めに下ろした現金は200ユーロ切ってるし。今月いっぱいまだ旅は続くし。まず、宿代って大きい額を現払い求めてくるのが観光客の財布に優しくない。もういいや。

バスの時間まであと1時間半。駅でパンでもかじってよう。待合室はティーンエイジャー達の溜まり場…。この国は老いも若きもうるせェ。静寂を愛する人はいないのかね?ラテン民族。独を旅すると騒音問題で不起愉快にならないのは、彼らがゲルマン民族だからか?帰国したら民族の特徴も今一度勉強してみたい。そういや中国系も音量デカいな…。ティーンエイジャーがイス1ヶ所に固まってるのを注意してくれたおっさん、グラッチェ。

それにしても今日寒いな…。バスの時間までまだまだあるからスーパーに行こう。明日のランチ購入。レジ並んだら、自分が買う商品少ないからと「先に行きなさい」とおじいさんが親切に言ってくれて、レジのおばさんも「そうね」と言ったにもかかわらず、手は反射的にレジ台に乗せてあったおじいさんの商品をスキャンしだした…。おじいさんは苦笑。「時間あるから大丈夫です」全てスキャンし終わって、支払い時におばあさんが追加で小さいカップ6個持ってきた。レジは1つしか開いてなくて、自分の後ろには5、6人並んでた。マイペースな国だな…。後ろの老夫婦は「遅いわね〜」みたいなこと言ってた。自分には時間があったから、イラつかずにこの状況に寛容でいられる。何よりおじいさんが譲ってくれようとした、その気持ちが嬉しかったし、伊人にも良い人いたんだ!と思ったし。

バスターミナルに行くと、さっきのティーンエイジャー達もこっちに移動してた。バスターミナルには行きも乗ってた人達も何人かいた。

カターニャが近づくと尋常じゃない渋滞。マジか!この後タオルミーナまでまたバス乗るんっスけど。15時にカターニャ着。宿に荷物ピックアップしがてらメールチェック。朝カタルジローネの教会で祈りを捧げたにも関わらず、去年11/25に予約した現地ツアーキャンセルの知らせ。マジか…。旅程狂うな…。なんの為にわざわざタオルミーナに泊まるんだか。カターニャ泊の方が日帰り世界遺産のバス便利じゃんね。せめてアグリジェントに行けないかバス比較サイトと鉄道サイトも調べたが検索結果イマイチ。次の宿の口コミに「スタッフが色々助けてくれた」と何件も書き込みあったから、その人に賭けてみよう。大丈夫。なんとかなる。諦めるな。宿のおっさんに鍵を返却して別れを告げてバスターミナルへ。あぁ。水のボトル忘れてきてしまった。荷物引きずって、もう一度戻る気もせず。手持ちでしのごう。

バスに乗り込み、1時間程でタオルミーナ着。丘の上の町。バス降りて、窓口が開いてたからダメ元でアグリジェント明日行けるか聞いたら、カターニャ乗り換えで行けると判明。時間はトータル3時間くらいとの事。窓口のお兄さんが時刻表とカターニャで乗り換えるバス会社の名前を書いてくれた。良かった!希望が見えた!

宿までは1回お店の人に道を聞いただけで、メールで予告した17:30ピッタリにに着けるかも!って、最後修行ですか?っていう階段が待ち受けてた。手に持った地図をカバンに閉まって、さぁ最後のひと仕事!のタイミングで宿関係のお兄さんが助けてくれた。こうでないと(笑)!チェックイン担当の女の子と握手して、アグリジェントツアーがキャンセルになったんだけど、どうしても行きたい旨を話すと、まずツアー会社に電話で確認してくれた。やっぱりキャンセル。バスの時間は?と聞いたら行きと帰りを調べてくれて、朝イチのバスで行った方が良いとのアドバイス。良かった!朝イチのバスは6:15am発だけど、頑張ろう。夕飯はどこがオススメかを教えてもらった。

荷ほどきして、スタッフの女の子に教えてもらったお店に行ってみた。タオルミーナはリゾート地の明るさのある雰囲気の町。さすがリゾート地。メニューに写真がある。気になったものを2つ選んで店内へ。まずは恒例のカード使えるかのチェック(笑)。使えるなら心置きなく。シーフードパスタには何が入ってるかを聞いてみると、具沢山の様だったから決まり。それとグリル野菜に決めた。しばらくしてからまずはグリル野菜が出てきた。最初は何も付けずに食べてたが、せっかくテーブルにバルサミコ酢があるなら…と振りかけたら、ウマさ倍増。更にかけて、ペロリ。で、パスタ。間違いなかった。うんまっ!パレルモのウニパスタがフツー過ぎたから、マジで美味かった。が、お上品な量…。足りね〜よ。と思いつつ会計。席料取るんだ…。パン代と思えば良いか。

腹は満たされ、明日5時起きの為に寝た。


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