えっ働き方改革って残業が増えるものなの__

えっ働き方改革って残業が増えるものなの?!


日本政府が推進する「働き方改革」、そのおかげで会社での残業が増えた。そしてそれは会社にとって悪玉菌、いや寄生虫的存在となるダメ社員を増殖し始めている。

やばい実体験を例にその理由を説明していこう。


それは二年前に始まり、今年に入って加速していった・・・

従業員が数千人のうちの会社事業所では、トップダウンでの働き方改革が推進され、まず実行されたのが残業規制であった。
社長方針もあり月60時間以上の残業は、原則禁止となった。

この方針が出た当初は、「なにか一人一人の意識が変わり、より良い職場環境や風土に変わるかもしれない」と期待を一瞬膨らませた。

しかし、現実はやはりそうはならなかった。



今までの仕事のやり方を変えるよりも先に残業規制が入ったことで、残業上限に到達した者は就業制限がかかり、そしてそれが続出するようになった。これはどういう状態かというと、担当(管理職も例外ではない)が仕事を抱えたまま、会社から強制退場させられるのである。

まぁ、普通に考えてそりゃそうだよね。


だって、仕事の量や負荷は今までと同じで、やり方も今までと変わっていないのに残業規制しただけなんだから。


こうなると、その担当がさばけなくなった仕事は別の部署や客先からどうなってるんだ?とフォローやクレームが入るようになり、別の誰かが処理しなければならない事態に陥る。

そしてその担当と上司、その担当とチーム仲間、などの間でこういうやり取りが始まる。

ある残業上限到達担当(←なんかカッコイイ響きなのがしゃくだが)の発言。


「すみません、残業上限に到達したんで今日は定時で帰ります」(期限せまっている仕事残ってますけど)


↓その数日後


「すみません、残業上限超えて作業をしてしまったので、代休を取らないといけないので明日休みます」(期限過ぎている仕事たまってますけど)



(・゚ё゚・)ちょ、やめてぇー!

この発言を受けた上司や仲間は、そう発狂したくなり顔面蒼白になるのがうちの職場の最近のトレンドだ。


この一撃必殺のキメセリフ(水戸黄門で言えば、劇中ラストのキメセリフ「この紋所が目に入らぬか!」と同等)を言われた上司やリーダーは、その担当の要領や段取りの悪い仕事のやり方に問題があると認識しながらも、客先や他部署のフォローに追われている今この場を即なんとかしないといけない状況の中で、ある禁断の選択をしてしまう。

それは、まだ残業上限に到達していない他の担当に、残業上限到達担当が溢れさせてフォローの電話が鳴り止まない外れ仕事を振るのだ。


そうなればどうなるのか。


働き方改革で少しずつ意識を変え、短時間での生産性向上をなし始めている担当に、同じ量の仕事を与えられながらも処理できず残業上限に到達して溢れさせた別の担当の仕事が降ってくるのである。(怖)

これをこのnoteでは、「ブラックレイン」と命名しよう。


ブラックレインは上司の命により降ってきて、なかなか普通の傘では凌げない。ほんと最悪の雨だ。



こうやって、働き方改革を真面目にやっている人間がばかをみて、モチベーションがだだ下がる。しまいには、のんびり仕事して残業上限に到達した者勝ちみたいな悪循環の思考が、職場の奥隅に蔓延しだすのである。

(一部の真面目な残業上限到達担当は、会社に出勤すると怒られるので会社に内緒で在宅で仕事をしていたりする。本当はダメだけど)


そして、何も変わらない。


要領悪く非効率な人間の仕事が、要領よく効率のよい人間に仕事が振られるだけ、働き方改革の本来の目的である短時間での生産性向上と日本企業の生産力強化は皆無である。
これじゃいったい何のための改革だろうか??


経営者は働き方改革においてすべきことは残業規制ではなく、効率と生産性の低い社員にメスを入れ、それ以外の社員のモチベーションを保ちながら、短時間勤務での生産力を向上させることだ。


そして、仕事と家庭のワークバランスを健全にして豊かな生活を送れるようにさせることだ。

残業制限を指示して、その成果報告で60時間以上の残業者の減少に満足しているそこの社長、そしてその報告を受けて満足している厚生労働省の担当者さん。
真実は見えていますか?
本当に労働生産性は改善されていますか?



社員一人一人の意識改革と実行、これなくして働き方改革は実現できない。
日本の経済競争力を上げて、そして社会保障を充実させて、より良い将来の展望が持てる「大好きな日本」にしていくために今なにが必要で何をするべきか。

経営者任せではなく、自分が経営者の意識で働いて、模索しながらもチャレンジする。そして、いい方策は職場や企業の垣根を超えて共有して日本の経済競争力向上と短時間勤務の実現を目指していきましょうよ。


日本人一丸となってね。
(もちろん日本大好きな外人の方も一緒にね)




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