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正しさも大事、だけどそれ以上に優しさが大切なんじゃないかな


休日の夜、晩ごはんを食べた後に なにげに「恋妻家宮本」という映画をみた。

大まかなストーリーとしては、ひとり息子の正が結婚して一人立ちしたことで、2人きりになった陽平と美代子の宮本夫婦。2人は大学時代に大学生時代に出来ちゃった婚で結婚したため、50歳にして初めて夫婦ふたりきりでの生活を送ることになる。そんなある日、陽平は美代子が隠し持っていた離婚届を見つけてしまい・・・

という内容の熟年離婚が珍しくない現代で、子どもが独り立ちした後の夫婦がどのように向き合っていくのかを、コミカルかつハートフルに描いたもの。

感想から先に言わせてもらうと、とても心温まる素敵な映画で、なかでも、宮本陽平のこのセリフがかなり心に響いて忘れられないものとなった。


「自分が正しいと思っても、もしかしたら相手にとっては押し付けでしかないときもあると思うんです。」

「正しいことをするのはもちろん大切なことです、だけど、優しいことをする方が、もっと大切なんじゃないんでしょうか」

「戦争みたいに"正しさ"と"正しさ"はぶつかるけれど、"優しさ"と"優しさ"はぶつからない。ふたつの優しさがであったらもっと大きな優しさになる」

「いま私たちが拘るのは、正しさじゃなく、優しさじゃないんでしょうか」



TVやネットで溢れている それぐらいは寛容にしようよというような事への批判や、それは当事者同士で解決すればいいものであまり外野があれこれ言うものではないのでは?というお節介なやじ。
いやこれらは、TVやネット世界だけのものではなく、身近でも時折り起こっている。

それを見かけたりすると、よっぽど暇なのか、よっぽど人を叩きたいほど日常でストレスが溜まっているのかと、叩いている側を残念に思うことがある。

これらの根底には、自分なりの「正しさ」や「正論」があり、それから逸脱した相手は悪で、それを正さないといけない、それが正義だと思っているところがある。
自分なりの「正しさ」や「正論」を押しつけないと、気が済まない。
そのためには、公衆の面前で相手を傷つけてでも、過熱して叩く行為をするし、そのことに対して悪びれる素振りもない。


「正しさ」は大切なことだと思う。けど、その言い方ややり方は優しくない。
それは「正しさ」を盾にした言葉の暴力だ。
正しいからと暴力を奮ってはいけない。


家族や友人、知人がどうしても相手が道を誤って正さないといけない状況なら、優しさを持って正さないといけない。

そのことを、僕たちは忘れていないか?

昭和から平成、令和へと時が流れていく中で、何が大切なことかを見失っていないだろうか?

「人が人を裁いていいんじゃなく、裁くのは司法であるべきだ」という言葉もあるとおり、少し僕たちは自らの言動や行動を見つめ直した方がいいと思う。
そうしたら、誹謗中傷やパワハラ問題も減るんじゃないかな。




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