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ドラマ『solos〜ひとりひとりのの回想録〜』

2021年5月のAmazon primeのアメリカドラマ。

現在のコロナ禍が更に継続した後の近未来が舞台。
システムが進化し、孤立した生活を続ける人達がそれぞれに自身の想いを語っている。
たったそれだけの描写なのに、とても愛を感じて、心の深い部分から感動した。

ほとんどのエピソードでは登場人物は1人。時々、2人。そして、インタビュアーのようなロボットの声だけ。
禅問答のように問いかけ、自身で答えを導いてゆく。シンプルで究極のミニマミズムな演出であるが故に、瞑想のように心の奥深くまで届けられる。

映像も未来的な装置などもあるが、至ってシンプルでナチュラルに洗練されている。やや生成りに寄せた色合いも近未来的なテクノロジーと相反しているが、逆に親しみがあり、ストーリーに入り込める。
そして、30分くらいの短時間なのもサクサク観れてとても良い。

Amazonプライム・ビデオを数作観て分かった事はドラマとしてとてもクオリティが高いし、社会問題としっかり向き合っているという事。
今まで侮っていた自分が恥ずかしい。これからはもっとAmazonプライム・ビデオをチェックしようと思う。

夜寝る前の静かな時間帯にゆっくりとリラックスして1話ずつ観ると、心が満たされて眠りに入れるかもしれない。

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