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収穫のあと

 1030 文字

 デントコーンんが刈り取られると沢山の鳥達が集まって来る。
 いち早く飛んで来る丹頂鶴、暫くすると白鳥もワンサカ飛んで来て、デントコーン畑は賑わいをみせる、至る所でカメラマンさんではない人達もスマホを出したりして撮影の風景を見る事が出来る。
 広いデントコーン畑に白い点々が無数に並ぶ、いつも思う、白い点々は白いレジ袋に見えて仕方がない、ごみ袋が沢山畑の中にある様に見えてしまう。
 去年も今年もデントコーンの茎が細い、悪天候で発育不足、こぼれるコーンも少ないのだろうと思う。
 何年か前に丹頂鶴の為に全てのコーンを刈り取らずに、残して欲しいと言うおふれが出た。
 各農家さんは残した・・・畑の端に10本位、10本だけでは何処にも足りないだろうな~と思って見つめた。 
 それからは残す酪農家さんはいなくなった。
 日ごとに太陽は空に居る時間が短くなり、16時頃には薄暗くなり始める、夜の幕開けが始まり心が焦る、何故か焦りまくり早くしないとまずいわ~、あらあら、と時計を見てあら~まだこんな時間なのね、と改めて何処かで仕切り直しをする様になっている。
 風邪をひいて丸々二日寝た、腰が痛い、身体がだるい、やる気全く無し、何をしょうかと辺りを見渡して、あ~~いや~流しの中に押し込んでいた沢山の洗い物、山ずみ状態を何とか片付けてコーヒーを一杯、未だ口の中が苦い、完全には風邪が治っていない様だわ。
 最近若者の間ではライン離れが起きているという、既読すると何かを書かなくてはいけないのが煩わしいらしい。
 そのうちにポケベルの様になるのかしら、時の流れと人の流れは止める事が出来ない、ユラユラ移ろいながら時間は進み続けて過去となって行く。
 気温は下がり夜の散歩もゆっくりノタノタ歩けなくなって、すたすた、玄関を出て帰って来るのがとても早くなってしまった。
 二日間はお布団の中で過ごして、今晩は・・・未だ無理はしないでおこう。
 もしかしたらコロナかな ? と思ったり、これで熱が下がらなければ検査しなければなんて考えていたけれど、それともコロナでも軽くすんだのかしら等とも考えたりしている。
 平熱に安心、そして12月7日は5回目の接種になる。
 チラホラと、もう接種はしないと言う話も聞こえてくる、私はこの先接種を受け続けて行くか行かないか選択をしないといけないかしら。
 10年後には今の風邪薬の様に手軽に薬局で薬が買える様になっていて欲しいな~とシミジミ思う今日この頃。
 

#エッセイ


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