英語の習得法について-3 “書く“ことに特化

こんにちはOnoです。
本日は英文を書く上で自分が考えていることや実際に試したこと等について言及していきたいと思います。

前提として

基本的に日本人は英文で文章を書くのに慣れていません。高校までの授業やセンター試験、就活や社会人になった後に受けるTOEICについても、書くことの能力に求める比重は少ない印象です。 

また私の場合は体育学部出身だったということもあり、ほぼ大学において英語の授業はありませんでした。しかし、正しい方法論と時間をかければこなれた英語の表現を使用した文章を書くことができるようになります。

最初は真似から

まずはお手本となる表現を真似するところから始めることがベターです。私の場合ですと、日本のマーケットの状況や政治の状況を英語で表現する必要があったため、前回ご紹介させて頂いた “ the Financial Times”(FT)の記事を参考にしていました。

こちらの記事をそのまま使用すると盗作になりますので、まずは前提の骨組みを維持したまま使用する表現を変えたり、主語を変えてみたりしてみました。具体例を示します。

China’s banking sector has faced pressure this year as the economy has been sluggish and bad loans have piled up from property developers and local governments( the Financial Times 12/23)。

上記はFTの記事に掲載された記事の一部です。
こちらの表現を変えると以下のように変えることができます。

Slumping economy and bad loan from property developers and local government has made pressure to China’s banking sector on this year.

主語と述語を言い換えただけなのですが、基本的にはほぼ同様の意味をなす表現となっています。このように実際の記事の言い換えを行うことで自分の表現のスタイルが構築されるようになり、最終的には自身でセンテンスを構築できるようになっていきます。

アウトプットをしてみる

次のステップとして有益だと思うのはアウトプットを行うことです。仕事で日常的にアウトプットを行う機会がある人は問題ありませんが、機会に恵まれない人は意図的にアウトプットの機会を作成することが必要です。

私の場合はLinkedinにて定期的に投稿を作成しています。自身の経験上、1週間に1回というようなルールを設けるよりも気が向いた時や大きなニュースが出た時(日銀の政策修正)などに投稿を行なっています。

一方で頻度で縛る(1週間に1回は投稿する)といったことを行うことも必要だと思います。量の蓄積を行うことで自身のcapabilityを高めることができる時期もあるからです。いずれにせよ継続して行うことが大切だと考えています。

こなれた表現をするにはどうしたら❓

これは以下3点がポイントだと思います。
①文頭にMeanwhileやHowever、as a result等を挿入してみる
②無生物主語を使ってみる
③分詞を使ってみる

①と②についてですが、どうしても文章を連続して書く際、I said〜、you reply、he mentionedといったように主語+述語の表現を連続して使用することが多くなり、単調な表現となってしまいます。そこで文頭に上記の表現や無生物主語を使用するとこなれた感じになります。また③については適度に分詞を使用するとセンテンスが長くなり、ネイティブの方々が表現する方法に似てきます。

以下私が実際にLinkedinに投稿した文章です。

As a result of strict border control for Covid-19, Japan lost inbound spending benefit especially from Chinese travelers- the cumulative amounts of Chinese inbound spending from CY 2020 to 2022 is estimated to about ¥5tn(nearly 0.9% of Japan real GDP), meaning that it was a strong headwind for Japanese economy.

①については、”as a result of”で使用しており、②については、”the cumulative amounts of Chinese inbound spending”で使用しています。③については、”meaning that”で使用しております。

こちらの文章については上記ステップでご紹介した真似からスタートし、データの収集等を行なった上で作成しました。正しい方法論を学べば大学時代に専門的な教育を受けていなくとも、こなれた英文の表現を作成できることができるようになります。

Next Step

次回は聞く能力であるlisteningに絞って方法論をご紹介できればと思います。


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