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でんぱ始めに青い空

あおにゃんこと空野青空さん

昨日は神奈川県は川崎まで、でんぱ始めに行ってまいりました。

でんぱ始めがメンバーの卒業公演という何だか複雑な気持ちで伺ったライブだったのですが、今回卒業するのはでんぱ組.incの晴れ渡る青空ことあおにゃん(=空野青空さん)。

そう簡単にはしんみりとさせてもらえませんでした。

セットリストはあおにゃんチョイスの愛と幸せと元気に満ち溢れたアップテンポな楽曲が多かったので、そもそも泣く暇がありません。

寂しさで涙するメンバー達をも楽しませようと明るく愉快なステージをお送りするあおにゃんの姿に寂しさよりも楽しさを感じる気持ちが勝ってしまいました。

今回が卒業公演だということを何度か忘れるくらいあおにゃんのいるでんぱ組.incとライブがただただ楽しくて笑顔が溢れてしまう、そんな時間だったように思います。

ようやく寂しさを感じたのはアンコールのときでした。

アンコールに登場したのはでんぱ組.incではなくARCANA PROJECT。あおにゃんが所属する歌唱力に優れた5人組のアイドルグループです。

私はこのとき初めてアルカナちゃんの楽曲を聴き、ステージを拝見しました。

視界いっぱいに広がる星々の物語を優しく語りかけているような神秘を感じるステージで、でんぱ組.incのひょうきんなあおにゃんしか知らなかった三十路越えはアルカナのあおにゃんに大変衝撃を受けました。

あおにゃんはもともとこの星の人で、でんぱの星にはもう戻ってこなくなるんだな。

そんな思いがふわっと香った頃、アルカナとでんぱ組.incによる『あした地球がこなごなになっても』が披露され、三十路越えの涙腺は崩壊。

涙がポロポロ流れてセーターの萌え袖が大変ウェッティな状態になってしまいました。

でんぱ組.incの縦横無尽に流れる星々とアルカナちゃんのゆっくり穏やかに回る星々が合わさり、ステージ上にはとんでもなく美しい宇宙が広がっていました。

いい卒業式だった。

しかし、そんなしっとりしたままで終わらせないのがでんぱ組.incとあおにゃんです。

最後に披露されたでんぱ組.incの『STAR☆ットしちゃうぜ春だしね』で空気は一変し、賑やかなでんぱ組.incと愉快をぶち込むあおにゃん、笑ってノってしまう でオタ(=でんぱ組.incファンの名称)といういつもの構図が戻ってきました。

こんなに笑った卒業公演は久しくなかったのではないでしょうか。

愛し愛される存在、誰の頭の上にも青空をもたらしてくれる存在、そんなあおにゃんは本当に生まれながらのアイドルです。

三十路越えがでんぱ組.incの現場に復帰した日比谷公演、一番最初に灯したペンライトの色はあおにゃんのスカイブルーでした。

オタ友がひとっこひとり作れず毎回ライブはボッチ参戦の三十路越えが周りを気にせず笑ってしまうキッカケを作ってくれるのはいつもあおにゃんで、初めてのでんぱ組.incの囲み写メでテンパり散らかす三十路越えに優しく声をかけてくださったのもあおにゃんでした。

三十路越えの でオタ史にも大きくあたたかく名を残す方でした。

りさちー(=相沢梨紗さん)が仰っていましたが、星は違えど頭の上に広がる空は同じです。

これからはARCANA PROJECTの星から魅せてくれるあおにゃんの澄んだ青空を楽しみに、私は引き続きでんぱ組.incの愉快な星でニコニコゆるふわに楽しんでいこうと思いました。

あおにゃん、でんぱ卒業おめでとうございます。

とはいえ卒業ライブはまだ富山公演が残っています。最後の最後まででんぱ組.incのあおにゃんがでんぱ組.incやでオタの戦士達、あおにゃん自身を爽やかな青空で包んでくれますように。

いただいたサポートで母を1泊2日のデズニー旅へ招待するのが夢です。