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「イスラエルからの証拠はまだ未確認だ」UNRWA・清田明宏保健局長が語る“疑惑”の真相

2/17(土) 18:02配信 FNNプライムオンライン

2024年1月、UNRWAの複数の職員が、2023年10月のハマスによる襲撃に関与した疑いが浮上、日本を含む10カ国以上が、UNRWAへの資金拠出を停止している。 

イスラエル襲撃に国連職員関与の“疑惑…証拠は確認されず

そもそも証拠が確認されていない。資金拠出停止のきっかけになったのが、イスラエル襲撃に国連職員が関与したという疑惑だ。しかし、この関与について、イスラエル側はまだ根拠となる証拠を、国連の調査機関に示していないと清田氏はいう。 

1月中旬に、イスラエル側からUNRWA職員が襲撃に関与したとして、12名の氏名が口頭で伝えられたが、それ以降、具体的な証拠はまだ確認されていないという。12人のうち2人はすでに死亡していたが、残る10人については、疑惑の段階だったが解雇に踏み切った。

現在、複数の団体で独立した調査が実施されているが、イスラエル側から証拠が示されなければ調査の進展も望めないのが現状だ。調査結果を待ち、再発防止策を策定するのが遅れれば遅れるほど、ガザ地区の人道危機はさらに深刻化してしまう。

清田氏は、「疑惑の段階だが、真相を究明して事実であれば再発防止策を作るのは当然大事だと考えている。しかし、資金の拠出がとまってしまうと職員の給料が払えず、支援が止まってしまう」と語る。(抜粋おわり)

https://news.yahoo.co.jp/articles/086a4a2fdbe957f501425f007b73ad3c412cd16e