『続 人間的解放宣言』

家族の様な縛られた関係性を嫌うくせに、また似た様な和の中に入りこもうとする癖がある。
人間の性、昔は情報網が発達していなかったから必要だったかもしれないが、現代においてsnsが発達してからはそれは必要なものではなくなってしまった?無用の産物?あくまで仮定として。

しかし、僕は所属することであらゆる物を与えられ、安堵感を持ち、幸せを感じながら生活をすることが出来る。そう、所属を持たない者には与えられる物が少ない、そして僕は所属から抜け出ることはできない。

だけど全てを手放したとき、僕は所属を外れ、ようやく自分の力を使って生きていくことが出来るだろう、本当の意味において自立して生活することが出来るだろう、僕が目指しているものの正体はそれだ。

だけど本当に全てを手放したとき、僕はどんなことを思うのだろう?

あと2年くらいしか生きることが出来ないと分かったとき、僕は一体何を望むのだろう?あくまで仮定として。

それでも、きっと僕が望むものは繋がりだ。

2年くらいしか生きることが出来ないと分かったとき、僕が望むものは家族、恋人、友達、仲間、彼等と共に過ごす何気ない毎日だ。

こんなにも簡単なことが、こんなにも難しい、そうさせたのは君自身でもあり僕自身でもあるんだ。

くだらない毎日の、くだらないやり取りの中で、飽きるほど繰り返した、くだらない日々の中で、僕らはそれが分からずに永遠と続くもんだと、そう思ってた。

テーブルにあった、甘くなったぬるいコーラを飲み干した後で、外はもう明るくなり始める、朝だ。

できる限りの大きな物語を描くこと、その世界で主人公のように振る舞うこと、そうすることで確信を持って生きて行くことが出来るんだ、

そう、君は主人公になれ。

#詩 #解放 #繋がり

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