「小説野性時代」という文芸誌で連載されている「野性歌壇」という短歌の投稿コーナーが先日最終回を迎えました。

ぼくは2019年くらいからちょこちょこと送り始めたのですが、当時は短歌のことは今以上に何も知らなくて、穂村弘さんのことを大物エッセイストだと思っていたくらいでした。（穂村さんのエッセイがすごく面白かったせいでもあります）

胸に若葉マークを４枚くらい貼り付けたぼくが投稿先としてなぜ野性歌壇を選んだのかというと、選をしているお二人がぼくが（一方的に）知っている方だったからです。

山田航さんと加藤千恵さんに読んでもらいたい、そしてあわよくば選んでもらいたい、さらにあわよくば特選のステッカーをもらって自慢したいという純粋な邪心で短歌を送りつけていました。途中で６連敗くらいして、だけどオードリーもオンエアバトルでは確かこのくらい連敗してたから大丈夫じゃんとか思って気を紛らわせつつ投稿を続けていました。

そんな中掲載されたのはこの４首でした。

テーマ「お笑いコンビ・トリオの名前」加藤千恵さん選・佳作
ニセモノの恋人を僕が5体集める　トム・ブラウンよあとは任せた

テーマ「商品名または企業名」加藤千恵さん選・佳作
「テイクユアハンズ」と聞こえて手を離した　東急ハンズと言ってたなんて

テーマ「スマホアプリ」山田航さん・特選
答えなさい　果たして徳永英明はradikoをどう発音したのか

テーマ「朝」加藤千恵さん選・佳作
朝が来たことを肯定するみたく昨日のカレーを温めなおす

固有名詞ばっかり！

山田航さん、加藤千恵さん、投稿者のみなさま、お疲れ様でした。本当に素敵な投稿コーナーでした。