黄金短歌
少年の決意が丘で口笛す草に染まりし白球が飛び
アブラゼミのぼりし影が電柱に脱け殻ひとつ稲妻黙る
迷うまま小道の先の蜘蛛の足アサガオめぐり蔓と絡まり
白雲をポケットに入れ太陽へ虫取り網を振り回せば雹
遠雷を耳にせぬまま薔薇の庭の藪に遊ぶクワガタムシよ
地図帳を開けば過ぎる靴の音故郷を遠ざかるのかたくさんの足
黄金の線路を跨ぎたどりつく少年の夢隣町の丘
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少年の決意が丘で口笛す草に染まりし白球が飛び
アブラゼミのぼりし影が電柱に脱け殻ひとつ稲妻黙る
迷うまま小道の先の蜘蛛の足アサガオめぐり蔓と絡まり
白雲をポケットに入れ太陽へ虫取り網を振り回せば雹
遠雷を耳にせぬまま薔薇の庭の藪に遊ぶクワガタムシよ
地図帳を開けば過ぎる靴の音故郷を遠ざかるのかたくさんの足
黄金の線路を跨ぎたどりつく少年の夢隣町の丘
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