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雑草雑感

道端の野花が美しいと感じるのは、私が美しいと思って見るからそう見える。
同じ場所を歩いていても目に入らない人が多いし、道端に生えている花が美しいわけないというフィルターが掛かってしまっているのかもしれません。

私は心身しんどいことが多くて、長らく下を向いて歩いていたから、
ふと踏みそうになった雑草の花の、名もなく健気な美しさに気がつき、勇気付けられてきました。
すごく綺麗!雑草、というけれどあなたにもきっと名前があるのね、なんていう名前?
と、調べてみたらこんなにかわいいのに酷い命名というのが多かった。
タイトルの写真はクサギの実。ハケの土手に生えていました。茎や葉を傷つけると臭いかもしれないけど、触らなければ臭わないし、ジャスミンのような花も甘い良い香りです。
他にもハキダメギク、ドクダミ、ヘクソカズラ、ワル茄子、ヤブカラシ(ビンボウカズラ)、オオイヌノフグリ…花姿と名前が全然合わない!
でも、その植物たちは呼ばれ方など全く気にせず、毎年自由に可憐で美しい花を咲かせて生きていることを謳歌しています。
私もそうありたいなぁ、と思うようになりました。

他人に酷いことを言われても、それは言ってる人の価値観。忠告は聞きますが、そうでない誹謗中傷は言ってる人の心の在り様を不満の吐口に吐いてるだけなので、受け取らなくて良かった。
雑草を思い出して。
私は私で。大いなる自然を観て、大いなる自然と繋がって、ご機嫌でいよう。

…そうやってご機嫌でいると、勝手に自分にとって良いことや美しいものがだんだんアンテナに掛かってくるようになってきました。
小さなことでもピンときたモノやコトやヒトをよく見て調べてみると、思いに共感したり共鳴して嬉しくなる。
周波数が合うという言葉通り。
そんなことが増えてくると、
ここは素敵な街だ、善い人たちだ、良い仕事だ、と思えてくる。
私の心の中の善や美が投影される。

その逆もあるのだと思う。嫌な街だと思って見るとその気持ちが投影されて嫌なできごとばかりになるのです。
同じ人同じ街同じ仕事も、私の心次第だった。

写真は、マンションの敷地の隅に咲いていたカタバミの一種です。

遠目に、エーデルワイス⁈と思ったぐらい真っ白で綺麗でした。
地下茎から直接、葉と花が出ているからか、余計なことを考えず純粋にすっと立ってるみたいです。

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