夢色のスプーン
懐かしい曲です。
子どものころよく聞いた歌でしたが
あらためて全て通して聞いてみると、なかなか深いなと思います。
歌詞にこんな一節があります。
どこかにあると噂に聞いて
もう世界中探したんです
追えば追うほど遠ざかるのが
夢なんだよと諭されながら
歌の主人公は、幸せと不幸せをかきまぜることさえできるスペシャルなスプーンを、「あの人にあげたいの」と誰かのために探して尋ね回っているのですが、なかなか見つからない。
で、この歌の良いところは「そんなにすてきな宝物、そう簡単に見つかるわけないよ」っていうことじゃなくて、
このあと、こう歌われているんです。
引き出しの奥の方で
目立たずにひそやかに光ってる
夢色の小さなスプーン
ということはですよ、
もしかしたら実はどこの家の引き出しにもそのすてきなスプーンはあるかもしれないってことですよね?
探し回らなくても、すぐそばにあるかもしれない。
明珠在掌。
そういうことに気づける毎日を送りたいです。
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