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【野球】優勝を確信しチケットを買った試合で待ち受けていたのは最悪の結末

6月中旬、交流戦終盤を6連勝で締めた阪神タイガース。特に当時パ・リーグ首位を走っていた楽天相手に敵地でスイープを決めた試合はどれも内容が秀逸で、「ああこれは優勝するチームの勝ち方や..」と恍惚に浸っていると、ふと甲子園に行きたくなりましてね。エイヤーでファンクラブに加入し、7月1日のチケットをゲットしました。

しかし皮肉なことに、リーグ戦再開後は停滞モードに突入。当日を迎えるまでに4勝6敗1分と負け越している間に、2位の読売さんが8連勝で一気に追い上げるなど、とてもじゃないけど「あかん阪神優勝してまう」などとは言えないムードに。

迎えた当日も、どんよりとした空模様と同じく重苦しいゲームになってしまった。先発のガンケルは抜群のデキでゼロを刻み続けるも、打線が奥川恭伸を相手に沈黙。6回裏に梅野隆太郎の2号ソロで均衡を破ったが、その直後に山田哲人に同点弾を浴び試合は振り出しに。
そして最終回。これまでリリーフ失敗がなかった絶対的守護神スアレスが2死満塁のピンチを迎えると、代打・宮本丈に適時打を浴び降板。後続も追加点を許し、一気に5失点と悪夢のような決着が待っていた。正直ここまで最悪なシナリオってなかなかないよねと嘆きたくなるような一戦。約5年ぶりのプロ野球現地観戦がコレとか相当に不運。

ただ、久しぶりの甲子園の空気はやはり格別のものがあった。しかも入場者制限もあって席の割り振りもゆったりしていて、観戦環境も抜群。マスクつけっぱはしんどかったですけども。それに何より、チケットを買ってから当日までの約2週間、ずーっとこの日を楽しみに過ごせたのが生きる活力になった。天気予報も何回もチェックしたりね。実は当日夜もとんでもない雨雲がかかりそうな予報だったんですけど、終わってみれば拍子抜けするようなパラパラ程度の雨。しかも辛うじて銀傘の下だったので一滴たりとも濡れず。あとは勝つだけだったんですけどね、本当に。



それから一日が経ち、広島に乗り込んでの初戦も完敗。頼みの西勇輝が2回に集中打を浴びまさかの7失点で早々に敗戦を覚悟させられる、厳しい試合になってしまった。ロハスを再昇格させたり、スタメンを入れ替えたりとテコ入れを図ったものの、そう簡単に現状を打破できるほど甘くはない。

まさに踏ん張りどころ..と言いたいところだが、もう少し苦しい時期は続くだろう。また巻き返せるタイミングが来ると信じて、今は耐えるしかない。

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