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夢女の話する?

何か楽しい感じの話がしたいので、する。
タイトルの通りの内容なので、嫌な予感がした人は回避してください。

以前この記事でも書いたように、筆者は恋愛体質な上にかなり雑食で悪食(この表現があってるかどうかはわからない)なのだけれど。

属性としては、
・オムニセクシャル・・・全人類好き
・オブジェクトセクシャリティ・・・無機物が好き
・フィクトセクシャル・・・架空のキャラクターが好き
が全部ある感じかな。

で、今回はタイトルの通り、フィクトセクシャルの話ね。
昔は、「夢小説」だとか「夢女」だとかの言葉が既にもう恥ずかしいというか、そういうのは隠さなければいけない愚かしい文化、みたいなイメージがあったから、絶対にそれを口に出したりすることはなかったのだけれど。
大人になってしばらく経った今は、楽しい趣味(大きな声で言えるものではないが)として密やかに自身を受容することができている。

というか、むしろ、「なんでも大好き」な、なんなら人間じゃなくても好きになるような恋愛体質女が、今や巷に溢れている漫画やアニメのキャラクターを好きにならないなんて嘘でしょ、って思うし。
それはもう、他の人よりも娯楽が多くてハッピーラッキー!みたいな感じで積極的に癒しとして消費したもん勝ちだなあって思うようになった。

フィクトセクシャルとして私が好きになる対象について。
漫画やアニメ、小説、映画のような物語の中にいるキャラクターと、自分が頭の中で生み出した存在しないキャラクター、の2パターンがあるね。
今は大抵、前者であることが多い。

初めて「そう」だと思ったのは、いつだったかな。
多分小学4年生か5年生くらいだったと思う。低年齢向け(幼児向けではない)のアニメに出てくる、男の子のキャラクターを好きになった。
毎日その子のことを考えていたし、学校の帰り道、そこの曲がり角を曲がったら、何かの奇跡でばったり会えたりしないかなって夢想していた。
恋愛的な意味で大好きだったし、手を繋ぎたかったし、結婚したかった。

そのあたり、10歳前後くらいがいわゆる「2次元への目覚め」だった気がする。
そこから後は、当時の人気漫画や人気アニメ(平成一桁生まれの同志は大抵想像がつくと思うが)の登場キャラクターに、まんまと軒並み恋をしていった。
(脳内で)海賊になったり死神になったりアメフト部のマネージャーになったり、新宿で情報屋をやったり秘密結社の一員になったり、防衛組織の一員になったり、まあ、とてもじゃないが書き切れないのだが、そういうの全部だ。どうでもいいけど何故かマフィアになるアレは履修していない。あ、テニスのアレも履修してないな・・・。

懸想しているキャラクターが死んでしまったら何日も泣いたし、とてもじゃないが忘れられなくて夢小説を飲み干すように読み漁ったこともあった。
当然(?)自分でも夢小説を書いたし、それを自サイトで公開もした(今でも更新を続けているサイトがある)。

みんな本気で好きだったし、当時は「もしこのキャラクターが現実にいて、結婚してくださいって言われたら結婚する?」って聞かれれば、答えは迷いなくYESだった。
今は恋愛=結婚だとはまったく思わないのだけれど、当時、というか全盛期は、結婚してハッピーエンド!な夢小説も多かったし、私もそれが幸福なゴールだと思っていたからね。
まあメリバでもヤンデレ監禁でも死ネタでも悲恋でも、全部読んでたんだけど・・・。

そう考えると、20年くらい続いているこの嗜好だけれど、昔と今では心持も楽しみ方も変わったなあと思う。
今でも大好きなキャラクターはいるし、夢小説も夢漫画も読むし、四六時中そのキャラクターとのあれやこれやを妄想することもあるけれど。
でも、現実にいてほしいとは思わなくなったし、そのキャラクターと結婚したいのかと聞かれれば別にそういうわけでもない(そもそも筆者は既婚だ)。
疲れ果てているときに摂取してにやにやしたり、何か嫌なことを考えたくないときに、脳内を満たすようにひたすら考え続けて溺れたり、そういう感じの懸想がもっぱらだ。

多数のキャラクターを同時に好きになってもそれは浮気ではないと思うようになったし、それで罪悪感を覚えることもない。
だからきっとそれは本気の恋愛ではなくて娯楽としての恋愛になってしまったのだと思うのだけれど、でも、恋愛感情であることに違いはないような気はする。

うーん。
そのキャラクターに抱かれたいのか?って聞かれると割とYESだから、ロマンティックよりはセクシャルなのかもしれない。
もしかしたら、男の人が美少女キャラに対して抱く感情に近いのかもしれない。いや、それにしては考えている時間が長いかなあ。

わかりませんけれども。

大人になっても夢女でい続けてる人って、どのくらいのテンションというか、温度感なんだろうね。
某ボーカロイドと結婚した男の人みたいに、「本気の恋愛だ」っていう人もいるだろうし。
私のように、あくまでふわっとした娯楽の一部(たまに燃え上がって死に至る)みたいに扱っている人もいると思う。

まあ小難しい話は今回はいいや。
テンションが上がるような話がしたかっただけなので。

本当はね、人生の推しキャラTOP3を発表して、どこがどんなふうに好きなのかを書き連ねていって、好みど真ん中だったシチュエーション(夢主設定)について熱く語ったらもっと楽しそうなんだけど。
火をつけられそうなので。
いや、炎上するほども人目についてないことはわかってるんだけどね。
過激派はどこにでもいるので、自衛することとします。

ちなみに、どうでもいい話なんだけどさ。
筆者は、夢女→ゆめおんな、夢主→ゆめぬし、で読んでいるよ。
人によって結構異なるらしく、びっくりした。
夢小説もドーリム(小説)とかって言ったりもするし、夢漫画もプラスって言ったりするもんね。あ、プラスは、夢主の顔が描かれない(一人称視点の)漫画やイラストのことを指すのかな。
名前変換のありなしも、結構派閥が分かれるよね。デフォルト名で話が進んでいくものもあれば、ネームレスのものもあるし、「なまえさん」「🌸ちゃん」みたいな表現もあるもんね。

まあ筆者はなんでも美味しく食べますよ。
娯楽は骨の髄まで啜り倒してこその娯楽ですし。
ガチ恋愛も娯楽恋愛もあらゆるパターンで楽しめるのがオムニセクシャルの特権ですので。
読者の方々、何か超おすすめコンテンツがあれば教えてください。

そんな話でした。
では、今回はこのへんで。


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