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Jリーグ開幕〜見えたのは勝ち負けの先にあるものだった〜

Jリーグ開幕

3/5.13:00
vs.松本山雅FC

奈良でJリーグという新たな歴史がスタートした日。

観客は4,808人。
アウェイゴール裏は松本山雅のサポーターと大旗で埋め尽くされた。

これがJリーグ。
そう思わせてもらえた最高の雰囲気の中でプレーすることができた。

今まで奈良になかったJリーグが生まれ、奈良の皆さんの目にはどう映ったのだろうか?

Jリーグ初戦は0-2の敗戦。

FWとしてチャンスを決めきれず一点も取れなかった不甲斐なさ。

チームとして、できた点、課題点、多くのことの指標となるゲームだった。

もちろん課題はたくさんあるけれど、多くのことを知ることができた。

そこで僕は何を知ったか、これから何をするべきか、今回はそんなことを話していこうと思う。

This is J-league

まさしくこれがJリーグだと言わんばかりの熱いサポーターで埋め尽くされた松本山雅のゴール裏。

僕にとって久しぶりのJリーグ。
そして、声援のある試合だった。

前半キックオフ前

思いの外全く緊張せずに試合に入れたのは、Jリーグに戻ってきた懐かしさ、久しぶりの歓声、そして、何よりも奈良クラブのサッカーを、浅川隼人を表現できる嬉しさに心を躍らせていたからかもしれない。

開幕には25社、50名のメディアも駆けつけ、大いに沸いたスタジアムはキックオフのホイッスルを待つ。

「ホイッスルが鳴る前の一瞬の静けさ」

僕がサッカーをやる上でとても好きな時間だ。

スポーツの熱狂は全てここから始まる。

そんな嵐の前の静けさの中で「俺を見ろ、このチームを見ろ、さぁ行くぞ」とエンブレムを叩く。

そして始まりのホイッスルが鳴り、僕たちのJリーグの歴史が幕を開けた。

奈良の人たちが待ち望んだ瞬間だ。

どれだけの人がこの日を夢見たか。
正直想像がつかない。

でも、このチームに来た昨年は、
「社長を始めとするチームの想い、奈良で出会った多くの方々の想いに触れ、昨年は本当に奈良が一体となり、奈良の熱が広がった瞬間を感じ、僕も自分ごとになり、奈良のみんなと一緒にその夢を追ってきた」

だからこそ、この瞬間は本当に特別な瞬間だったのだ。

超満員のメインスタンド

スポーツの勝ち負け

スポーツは勝敗で左右されることが多い。

〝勝てば官軍〟

まさしく、そうかもしれない。

結果がでてしまった以上、何も変えることはできない。
ゲームのようにリスタートできるわけでは無く、台本がないスポーツにおいて、リアルこそが全てなのだ。

だからこそ、どんな状況でも僕たちは次の一歩を踏み出さないといけない。

その1歩を踏み出すためにも、あの1試合で何が変わったのかを本質的に振り返っていこうと思う。

J開幕戦の奈良クラブイレブン

大きな1歩

負けたからこそ負け惜しみに聞こえるかもしれないが、終わってみてわかることは、多くの人がやはり勝った負けたよりも〝奈良クラブがJリーグクラブとして歩んだ一歩〟の大きさを感じていたということだった。

あるサポーターは言った。

『おっDAZNが来てるぞ。去年は奈良テレビしか来なかったもんな。』
『Jリーグという舞台で戦っている姿を応援している子どもの目はいつもよりキラキラしていました。』
『あれがJリーグか。サポーターももっと後押しできるように頑張らないと。』

そう。
それほどまでもJリーグという存在は大きく、何もなかった日常に彩りを与えてくれる。

それがJリーグであり、それがスポーツなのだ。

足元にはファンが応援したスパイクが光る

スポーツの価値

一緒に闘うことの〝感動体験〟
勝ち負けやゴールという〝感情の起伏〟

そして何より、
誰かを応援することで得られる自分への応援という〝明日への活力や夢を追うことの原動力〟がある。

これこそが、スポーツの力だと思う。

そんなスポーツだからこそ、日本を、世界を変えられると僕は信じている。

応援力や発信力。

これがスポーツの力なのであれば、スポーツの性質は〝1人ではできない〟ということだ。

共に夢を追い、多くの人たちが関わる。それがスポーツ

サッカーを例にしてあげてみよう。

1人ではサッカーが成り立たない。
味方がいて、ようやくチームとなる。

対戦チームがいてようやく競技が成立する。

そこにお客さんが来るからこそ興行として成り立ち、日本の多くのスポーツチームはパートナーがいるからこそ、成り立っている。

もちろん行政など更に多くの夢を追うパートナーがいなければ成り立たないが、簡単にあげてもこれだけの協力があって、成り立っているということだ。

すなわち、裏を返せば、〝スポーツには繋げる力〟があるということだ。

応援力や発信力という力と、繋げるという性質がスポーツ本来の価値なのだ。

パートナー企業、サポーター、自治体。奈良一体となって歩む。

アスリートが今求められるもの

そんな価値のあるスポーツ界にいるアスリートだからこそ、スポーツ×〇〇といった、〝自分の個性〟を掛け合わせて何事にも取り組んでいって欲しいと思う。

かっこいい写真を載せる事だけが、かっこいい言葉だけを並べる事だけが本当に求められているのか?

もう一度考えて欲しいと思う。

夢を魅せる職業だから?

散々聞いてきた。
それも一理ある。わかった。

でも、〝夢をみるためにはそれが身近にある必要がある〟

自分と同じ境遇の人や、身近な人が夢を叶えた瞬間を見ることが、再現性となり、夢を追うことができる。

僕にも、私にもできるんじゃないか?
はたまた、僕にも、私にもその夢を追わせてくれないか?

そう。
自分ごとに落とし込む事こそが夢の裾野を広げ、夢を見て、追う人たち、叶える人たちを増やすことにつながる。

だからこそいかに〝身近に感じてもらい、接点を増やす事〟がいかに大切なのかをアスリートは知って欲しい。

0距離Jリーガーとしての活動も続ける

最後に

アスリートがピッチ上だけで結果を出せばいい時代は終わった。

結果を出すなんて当たり前。

自分にしかないストーリーで魅力を伝え、身近に感じてもらい、人を呼ぶ。

人が来るから頑張れて結果が出る。

だからこそまたその魅力が多くの人に届く。

そんなサイクルなのだと思う。

〝アスリートの価値を高め、ピッチ内外で活躍するアスリートこそが今後のスポーツ界を引っ張っていく〟

常に先頭に立ち歩んでいく。

今年は僕にとって大きな節目となる年となるだろう。

・Jリーガーとして返り咲き、再び更に上を目指すという事。

・会社の代表として、企業と合同でチームのスポンサーとなり、スタジアムグルメやチームの補食を提供し、『スポーツ×食×地域』を盛り上げるという事。

・奈良の39市町村全て行き、奈良の魅力を日本中に届けるという事。

この3つは2023年に浅川隼人に課された至上命題である。

すでに1試合が終わり、スポンサーにもなり、スタジアムグルメで多くのお客さんに食を届けた。そして39市町村の活動もすでに始まっている。

さぁ浅川隼人の2023年のホイッスルは鳴った。

行くぞ奈良と共に。

ラララ奈良の為に、、、。

今年も奈良のために全力で。

本日21時より毎週恒例の振り返りライブを行います。
ぜひご参加ください。

たくさんの質問、コメントお待ちしています。

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