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就職活動の好転と心構え

有料記事を書いてきたけれど、今回の記事のメインターゲットは次世代の方々であるからして、特別に無償で開放したい。

バトンタッチした大人としての役割のひとつでもあると思うから。



はじめに

本項で述べたいのは、就職活動のコツ、それに付随した考え方や、適性と幸福論である。

就職活動のコツは有料記事で既に何度か書いているのだけれど、面接特化で後に記述する。先に、考え方や適性と幸福論を述べたい。

価値観

「自分の適性」「自分の生活」ということを先に考える必要がある。
「キャリアのためならサビ残上等」という、ブラック規制がありつつ本人の向上心で進むものも居る。
一方で「ルーティーンをこなして定時勤務」という働き方もある。

まずは、自分の仕事が「実績を残したい人間」なのか「生きてお金を稼ぐ為の手段に過ぎないのか」ということを明確にする必要がある。

適性

それとは異なって自信の適性というものがある。

私は、人が難しいものが簡単で、人が簡単なものが難しい。これはWAIS-Ⅳという自費診療の知能検査でも結果が出ている。とはいえ、結果がなくとも、それまでの経験から自分の適性は大抵見えているものだ。

単純作業が得意が「キャリアのためならサビ残上等」と尽力したとしても、キャリアアップの論拠足りえる爪痕を残すのは、先天的な適性として難しい。

逆も然りだ。キャリア至上主義者が単純作業に従事しても、飽きてしまって作業効率が大幅に落ちるだろう。

幸福論

「価値観」「適性」「幸福論」の噛み合いを元に、就職活動を行なった方が良いというのがここで云いたい結論である。

幸福論というのは、命の使い道として「地位や名声など何かを成す」のか「家族を作って穏やかに暮らすのか」というようなものだ。大きく分けると、物質主義と精神主義のどちらに重きを置くかという話だ。

もちろん、先に述べた価値観や適性との兼ね合いもあるけれど、先に明確にしておけばバランスを取ることや、道に迷った際に立ち戻る指針が出来る。

「特定の相手と」「特定の仕事で」というよりは、自分がどういうタイプの人間で何を望んでいるのか、ということが重要なのだ。


就職活動のコツ

就職活動というのは、新卒であればあるほど、遜る必要性を説かれる。
大学などでは、多くの転職サイトへの登録や、面接でのマナーやQ&Aを暗記することとなる。

これは全て、無駄であるというのが持論だ。

何が目的か考える

大学や就活対策では、テンプレートのように良い子の暗記を強いられる。
立場を変えて欲しいのだけれど、これは選考する人事部社員からすれば面倒くさいことこの上ないのだ。

マナーという名の、同じような服装と、同じような応対を繰り返す人々。
その中で、相応しい人物を探すというのは、悪意のある間違い探しだ。

とはいえ、ここで尖ったことを云うだとか、奇抜な服装や、マナーに反したことをすれば印象づけられるという単純な問題ではない。それは世間知らずだ。

不安にどう立ち向かうか

バイトも含めると、職歴やその幅で私に勝てる人はなかなかいないだろうと思う。ありがたいことに「稀有な存在」「凄い人」「何でもできる」「天才」のような一線を画した評価を得ることが多い。

フランチャイズチェーンの夫婦経営のコンビニでは「出来損ない」と、暴力も振るわれて、1か月で辞めて給料は半分しか貰えなかった。

ケーキ屋ではケーキを崩す上に、準備時間がサビ残である違和感から「何の仕事をやっても向いていない」と云われた。

ECサイトの仕入れ管理や色々やっていた際は「あなたの年齢とスキルじゃ誰も雇ってくれない」と、全員の机に精神安定剤が入っている会社の社員に引き留められた。

仕入れ管理以外にも多くの仕事を抱えていたのだけれど、仕入れ管理に関しては他の人よりも圧倒的に時間がかかることを自覚した。真面目にサボらずやっているのにだ。

場合によっては病院送りレベルのダメージを追っている。だから、適性に合わない場所や、面接とは異なる内容の仕事を任された場合に辛い思いもしてきた。また、そもそも面接を落ちたことだって山のようにある。

先にこちらを書けば良かったのだけれど、面接というのはお見合いで、お見合いで相性が悪ければ落ちる。けれど、結果としては自分のためであるということだ。相性の悪い会社に入らなくて良かったということだ。

また、場合によっては「自分を取らないなんて、勿体ないことをした」とさえ思っていいだろう。

「落ちるかもしれないから不安」というのではなく「相性が良いといいな」くらいの感覚が一番適している。

とはいえ、不安や緊張というのは出て来るもので、緊張は隠さなくて良いと思う。不安に関しては心理テスト等の影響を考えると伏せた方が良いような気がする。

なぜか就活マナーでは落ち着けと書いてあるけれど「緊張してしまって」と伝えることで、逆に悪い印象を与えると思うか。それより人間らしくて好感が持てるのではないだろうか。

「緊張してしまって」の後は大抵笑ってくれるから、和みながら深呼吸して話せばいい。また、待ち時間などは「478呼吸法」をしたり、企業理念を振り返ると云い。(企業理念に関しては知ってるアピールではなく、先方が似たような話を上げた際に「企業理念と同じですね」という感じ)

対等なお見合い

日本の就活システムでは、相手に遜ることが良しとされているが、本来はスキルを貸す対価に賃金を受け取るという、対等な関係性なのだ。

タメ口など、いきなり横柄や対等に接するのも、先に述べたのと同じように短絡的な世間知らずだ。

就活ロボットになりすぎず、社会人として常識程度のマナーで良い。

例えば、就活のマナーでは、立ち位置が決まっていて、相手に声をかけられるまで立っていなければいけない。大抵の場合、相手はそれを想定していないので「どうぞ」と席を指すだけで終わるのだ。要は、素直に「失礼します」と座れば良い。

自分の趣味を少し掘り下げて置くのも有効だ。

「どんな本読むの」「趣味は」など聞かれるので、その際も無理して「ドストエフスキー」みたいなぼろが出ること言わない。「本は読まなくて、漫画派なんですけど最近はチェンソーマンとか」ということで「娘の影響でアニメ見たんだよ」など話がはずんだりする。変に尖ったことを云わず、ミーハーどころをエンタメで調理して話した方が良い。

お茶を飲むか飲まないかだってどうでも良い。「失礼します」だとか「美味しいお茶ですね」とか声をかければいい。「デザインが良いですね」とペットボトルを持ち帰ったこともある。

その時は「自社デザインの水を配布する程、マーケティングの上でデザイナーを重視している」という、自分にとっての好感度アップだった。

やれといってすぐに出来るものではないけれど、これこそ私が言いたいことであって、面接ではなく面談だと思い、必要以上にマナーやマニュアルに縛られずに自己開示をすることで互いに相性を観察するのだ。

質問についての話もある。就活本だと、質問をしないことはいけないことだとか、質問する内容だとか書かれている。

正直、それも聞き飽きているだろう。

「自分がここで働くかもしれない」という前提で話が進んでいれば、気になる所は出て来ることの方が多い。例えば「男女比率」「食事」「服装」。本だったら、もっと堅苦しい内容だと思う。

好感度狙いなら「ご縁があったとして入社までに学んでおくこと」が一番だろうと思う。加えてそれに「働いたら長期休み難しくなるからいっぱい遊んで」と返す場所はホワイト企業だ。

その上で、特に質問がない場合というのもある。
その場合は「いえ、とても丁寧な説明でよく理解できました、今は緊張しているのもあるのであとで質問があったら連絡してもいいですか」と返すのも大丈夫だ。こんなんで落ちたことは無い。

また、資料やノートにメモをするのは有意義な上に好感度を上げる。入社してからも、爪痕を残すためのヒントはいたるところにあるので、記憶力に自信が無ければメモをすることは非常に有効だ。

時には辞退したって良い

内定辞退や、面接の段階で辞退したこともある。

面接は様々な立場の人が行なうが、場合によっては中間管理職以下の人も多い。日々の当たり前になった不幸や不満から1日10H以上のサビ残を強いてきたりするのだ。人材が企業に迎合するものだと思っている典型だろう。

正直、そういう大人は、手に職付けてホワイト企業に転職すればいい。次世代に恥ずかしいので、負の連鎖を作らないで欲しい。

自分と相性が良ければ、定員に達していても、他の会社に属していても、離職が決まった後も相応かそれ以上の待遇を用意してくれたりする。

最低賃金以下で10H以上のサビ残の会社に落とされて、数か月後には月に300万稼いで表彰されていたのが私だ。

学歴

どうして学歴が良い方が良いのか

私は、私文F欄出身だ。とはいえ、両親は著名人で昔から上流階級とのホームパーティなどに参加していた。虐待に遭っていた為、幸せではなかったが、その分「生き抜くための法則」を見つけるようになった。

私の思う高学歴は、早慶以上と海外といったところだろうか。学歴を良くしたいと願う人間には、大きく分けて3種類いると思う。

  1. 勉強をすることは称賛されることで、親や教師や周囲が喜んだり褒めてくれるから。(承認欲求・存在意義)

  2. 勉強をすることが純粋に好きだから。これはサヴァンにも近い場合が多いと思う。それを両親が応援した場合に学歴が付いてくる。(知的好奇心)

  3. 学歴を上げることは、就職する際の企業やポジションの選択肢が広がるから、その為に勉強する。(計画性)

後に記載する事例は1番だと思う。
2番は、なかなか日本には少ないというか、先進的な価値観に恵まれていないと難しいだろう。私は恐らく、支援のない2番だ。

3番に関しては、実際にどんどん伸し上がっている知人を知っている。良い会社の良いポジションに就職して、その後も実績を作って、どんどんと著名な会社で新しい風を吹かせている。

とはいえ、それは彼の幸福論であるし、信念を捨てたり、軸がブレたり、最初に記載した「幸福論」のかため損ないで迷走しているように思う。

学歴が良いと就活も大変だろうけれど、本質的には変わらないし、むしろ「貸し出すスキルに学歴という付加価値がある」ということで面接も強気に出ていいだろう。

学歴と爪痕

第二新卒で入社した際、早慶と同じ単価だった。単価と云うのは、ITの中のSESという部類の中で「月額の貸出費用」のようなものだ。
能力値や学歴で決まるとは知っていたが、能力値が高い専門生より、誰かに教えてもらえないとできない早慶生が一番高かった。また、何故か私もだ。

早慶生は「自己解決能力」が著しく欠けていた。研修の際から能力が高い人や先生に聞いて回り、教科書通りに暗記するような状態だった。その前は大手企業でお昼寝をして過ごしていたらしい。勉強がしたくて転職したという。

「勉強すること」が彼女にとっての「称賛」であって、応用的な実装を行う際やTwitterでの発信で何一つ基礎的な結びつきが理解できていないことを知った。

それでも教えてはいたが、先輩に「CUIというのは時代遅れの産物だから覚える必要はない」と云われたからと、コマンドを叩く私に吐き捨てられたことがある。

ひろゆきやDaiGoと似たようなものだと思った。
例えば「教師」がわかりやすいけれど、年を重ねる程に「教職」の取得に人間性がさほど不要であることがわかってくる。カウンセラーなんかも、今は通信教育などで、お金を詰めば肩書を取得できる。

先輩も、自身が作っているプログラムの部品が、何のプログラムでどこに使用されるものなのか理解せず、開発SESの先輩ではサーバの意味さえわからない人間が多いのだ。

それでも、先生や教科書が全てで、それが学歴を培ってきたように、肩書のある人の断定的な物言いに視野狭窄に陥ってしまう。彼女は鬱で辞職した。

視野狭窄になりやすく、判断を情動に任せやすい人間には、ITの開発は適していないのではないかと思うのだ。これは適性という部分でもある。とはいえ、SESのインフラで配属先ガチャURを引けば適性があるのだろう。


おわりに

いまいち、しっくり来ていないというのが現状。それはきっと、言葉を尽くしても、実際に壁に向き合ったらしんどいだろうと察せられるから。

478呼吸法というのは役に立つ。頭で4秒数えながら一気に息を吸って、7秒止めて、8秒かけてゆっくり吐き出す。瞑想にも取り入れられたりしていて、実際に心拍数を抑える効果もある。あとはあったかいお茶。

それと、何より大事なのは、最近は有名だけれど「面接練習」をしておくこと。志望度が低い企業を受けて、そこで面接をする。回数をこなすごとに、「相手は自分を断罪する人ではなく、ただの人事部の社員だ」とわかるようになるから。

何年卒に向けたものかはわからないし、転職にも使って欲しいです。

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