好きになる要素一つもなし

今から一週間前、らじらーサンデー内で早川聖来さんが初めて演出家SEIGO氏の名前を出して、暴言とも言える「指導」について明言しました。
僕はというとその日は翌朝の飛行機で大阪に戻るため、羽田空港での空港泊の最中でした。
あまりにショッキングな内容で、これはとんでもないことになると感じつつ、なぜかネットニュースにならないままTwitterで色んな意見が飛び交っている様子を見ていました。
結果的にあらゆる媒体にも取り上げられ、SEIGO氏は乃木坂のライブ演出だけではなく、他グループの演出も辞任という結末になったわけですが、まだまだ波紋を呼びそうというか、ご時世的にもなかなかセンセーショナルな話題になっているように思います。
氏を批判する声は今もまだあがり続けており、中には明らかに行き過ぎたものも少なくありません。

気を付けないといけないのは、どちらか片方の声だけを聞いて判断したり、憶測や類推で外野が騒いではいけないということ。
冷静になって、状況を見守りつつ、人に迷惑をかけない範囲でやれることをやればいいと思っています。
犯行予告なんかはもってのほか。


さて、タイトルについてですが、僕はSEIGO氏が嫌いなんですよ。
これに関しては今回の騒動がある前からで、元から嫌いでした。1から10まで嫌いでした。
擁護するようなネットニュースもありましたが、それを読んでも変わりません。
SEIGO氏が悪い人とか、そういうことを言いたいわけではありません。ただ、大嫌いなのです。
なんせ僕は彼がどのような人間性なのか、全く知りません。
人にはいろんな面があるものですから、その中のほんの一部で善悪を判断することはできません。
僕が知っているのは、演出家として乃木坂のコンサート演出を担当しているという事実のみです。
別記事も書きましたが、とにかくSEIGO演出が嫌いなのです。


どこまで演出に関わっているのかも分かりませんが、そもそも僕は乃木坂のライブで演出に感動したことはほぼありません。
メンバー考案の演出に涙が枯れるほど泣いたことはありますが、それ以外では不満の方が圧倒的に多い。

例えば、インフルエンサー、シンクロニシティ、Sing Out!のseishiro先生振付の楽曲で、なぜかハンドマイク。
両手を使ったしなやかで美しい振付が特徴の曲にも関わらず、ハンドマイクで片手を塞ぐ意図が分かりません。

それと、全体的に言えることで、メインステージ-センターステージ間の移動。
煽り曲でファンへレスをしながら移動はまあいいんですが、ごめんねFinger crossedを歌いながらマラソン大会のように移動するようなのはちょっと観てられない。
そんなことをするならステージなんか一つで良いのではないかと思ってしまうのですが、アイドルファンからすれば少しでも近くにメンバーが来てくれるのが嬉しいでしょうから、センターステージやらバックステージも必要なものなのでしょう。

あとはモニターに流れる映像もたまに好きではないものがあります。
2019年神宮、白石麻衣さんが登場前にモニターに大きく出てきた「女神降臨」の文字は良い意味ではない鳥肌ものでした。
だからこそ、その後の白石さんの煽りが素晴らしく、鳥肌が鳥肌で上書きされることもあるのかと驚いたものです。
初の東京ドーム公演で、逃げ水が始まる前のモニター映像も僕は苦手でした。

そもそも僕がアイドルのコンサート自体があまり好きではない可能性もありますが、上記のもの以外でも演出のせいで興醒めに感じた経験は一度や二度ではありません。
というかほぼ毎回途中で興醒めの時間があります。
そこに演出で毎回関わっているSEIGO氏や、彼が所属するUSB。
好きになる要素ひとつもありません。
彼らに功績が全くないとは言いません。正確にはあるのかないのか分かりません。
厳しいことを言う人がいるおかげでいい方に変化したこともあるかも知れない。
ただ、厳しくするのは別にSEIGOである必要はないし、そもそもあんな風に生放送のラジオで言われるくらい関係性築けてない時点でどうかと思うし、齋藤飛鳥さんの卒業コンサートで伊藤理々杏さんを一人だけ仲間外れにする意味の分からない演出をする時点でダメです。

ファンとして見てきた中で判断するなら、齋藤飛鳥さんがあの演出をやりたがるとは思えないというか、思いたくないんです。
ただの願望なので、飛鳥さんが考えた可能性はないわけではないと言うことは分かっていますが、プロの演出家として、もし仮にメンバー含む他の人から「伊藤理々杏だけステージの端っこで踊らせよう」なんて案が出たら却下すべきと思っています。
いじめを思わせるようなあの演出、誰が見たいというのか。

彼の暴言がどこまで真実なのか、それを判断するのは僕には不可能ですが、今まで現地や映像で観てきたコンサートで、今回文句なしで最高!と思ったことがない以上、SEIGO氏及びUSBのことは好きにはなれません。
辞任の発表、文面に不満を覚えた方も沢山いるでしょう。
でもそれ以上にまずはSEIGO氏の辞任が嬉しすぎて自然に声が出ました。
現実問題、表向き外れて、なんらかの形で関わってくる可能性もありますが、一先ず辞任を喜ぼうと思います。


ちなみに、謝罪文のタイトルが乃木坂の公式サイトの辞任のお知らせのタイトルのコピペだったことが本当に謎です。
普通に考えれば、自身の発言について、とか、せめて「5/21(日)放送 NHKラジオ第1「らじらー!サンデー」における早川聖来さんの発言につきまして」
ですよね。

その辺もちゃんと出来ない会社、好きになれるわけがないですよね。

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