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大戸屋の鱈日記

3/7(木)
市川沙央さんの「ハンチバック」を読み始めたら冒頭から想像もしない内容で、一体なにを読まされてるんだ?と困惑した。そこからの展開がすごかった。知らないことが多すぎて驚きながら読んでいる。

私は紙の本を憎んでいた。目が見えること、本が持てること、ページがめくれること、読書姿勢が保てること、書店へ自由に買いに行けること、――5つの健常性を満たすことを要求する読書文化のマチズモを憎んでいた。その特権性に気づかない『本好き』たちの無知な傲慢さを憎んでいた

ハンチバック


オットもわたしも残業で帰りがとてつもなく遅くて、夜ご飯作るのやめやめ!となり、スーパーでピザとたこ焼き買って、昨日作ったサラダを出して、ビール空けて乾杯した。そのあとお茶して筋トレしたら次の日になってた。

オットがまたちいかわ読んだ?と最新話の更新を教えてくれて読んだら謎だらけだった。木のおじさん、みんなから「木おじ」って名付けられててうけた。


3/8(金)
仕事で全員社外かつ年上の打ち合わせの場を回すみたいなことがあって、それ自体は別によくあるんだけど今日は予想外のことが起きてどっと疲れた。失敗したわけじゃないけどもっと上手くやれた気もするし、精一杯やってもうあれが今の自分の限界だった気もする。どちらにせよまだまだでへこむ。帰り道、遅めの昼ごはんを食べれる店を探していたら久々に大戸屋を発見し、駆け込んで優しい味に救われた。

すけそう鱈と野菜の黒酢あん定食
ふわふわの鱈が纏った衣に甘酢がからんでて美味


「真空ジェシカのラジオ父ちゃん」にトムブラウンが出てたから聴いたら、人にバレずに会話の途中などで「ち◯ぽ」って言う布川さんの特技(この時点で頭おかしい)をなぜか4人でやりはじめて、なんならトークよりそっちに集中しちゃって変な間ができるし、バレた時には「今のは僕です!」って庇いあってるの頭おかしすぎて笑ってたら疲れ吹っ飛んだ。

今日も自炊できなくてコンビニ行って好きなご飯買って食べた。はじめは玄米野菜スープみたいな体に優しそうなものを見ていたのに、いつのまにか「濃厚鶏スープ」的な、薄茶色のいかにも体に悪そうなやつを買っててわたしは何がしたいんだ。本当にただのラーメンのスープ(麺なし)飲んでるだけだった。


3/9(土)
タイムラインで流れていた「日本アカデミー賞」が気になり流しながら家事。磯村勇斗さんと若林さんとのやりとりをみて、思いがけずにエネルギーをチャージすることができた。

市川沙央さんの「ハンチバック」を読み終わった。どひゃー!読み終わった時になんとなく、どういう理由で芥川賞に選ばれたんだろう?と思いネットで調べたら選評をまとめたサイトを見つけ、読み始めたら時間が溶けた。審査員の方々のコメントが、また別の読み物として成立するほど読み応えのある内容だった。読み終えた時にエピローグをどう捉えたらいいのかわからなかったけど、色んな人の感想を読んでああいうことなのかな?と思った。難しい。


3/10(日)
楽しみにしていたオードリーのオールナイトニッポン、アンガールズ田中ゲスト回。田中さんが入った瞬間から全力で沸ってて笑った。あんなに長尺でずっと喧嘩できるのすごいし、内容が小学生みたいでずっと面白かった。面白すぎて2週目。来週のジャンピン楽しみすぎる。

あとはリングフィットをやった。リングフィットをするまでの「リングフィットがしたいけどなんか気が進まなくてだらだらしてしまう時間」が長すぎて、いっそリングフィットを窓から放り投げてしまった方が精神的に健全なのではないかとすら思う。

TARAKOさんの訃報を受けてひさびさにアニメ「ちびまる子ちゃん」を観た。小さい頃からずっと聴いてたまるちゃんの声がもう聴けないのかと思うと寂しい。このことで連絡をくれた母とLINEでそんなやりとりをした。

母と「さくらももこ展」に行ったのは去年だったか


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