見出し画像

Chatterを読んでのメモ

読んだ感想としては、Chatterとはネガティブな自己対話であり、それに対する対処法が書かれているものだった。
ただ、書かれていることに対して明確な結論があまり読み取れず、結局何が言いたかったんだ・・・?と思うことも多々あった。

生活に活かしたいこと

経験は三次元に捉える

時間軸

パンデミックが起こった時にはその時点で永遠に続くものと思いがちだが、数十年先を思い描くことで、科学の発展や収束の未来が見え、今起こっていることは一時的なものとして受け入れることができる。

主観と客観の軸

ネガティブなことが起こったら自分は何て不幸な人間なんだ、自分だけが不幸だと思いがちだが、遭った出来事を文章にしてアウトプットしたり、「私は〜」という文ではなく「(名前)は〜」と書くことで文章そのものを客観的に起きた出来事として捉えることができ、この悲惨な出来事は自分だけが受けたものではなく、世界で見ればよくあることとして、受け入れることができる。

本の内容としてはネガティブな体験を受けた時にどう解決・対策するのではなく、どう受け止めるかについて書かれていた。
万が一本当に永遠に続く地獄や自分だけしか受けていない地獄があった時にはあまり効果がないのかもしれない。
ただ、客観的に捉えることで、全体としては自分だけの出来事かもしれないが、部分的に見たら類似の出来事があり、細かい単位での対策や許容はできるといった効果はあるかもしれない。

ルーティンの効果はすごい

コントロール感を得られる

ルーティンは習慣以上に厳格に手順を守り実行する行動。そうやって決められた行動をしていくと、今の状況を制御できている感覚が得られる。
大事な試験の前や大人数での発表の前は自分では制御できないことだらけだが、そんな中でも自分が決めた手順に決められた通りの行動をすることで制御できることもあるという感覚を取り戻すことができる。

行動に集中し、悲観的な思考から脱せる

決められた手順に集中することで、ダメだろうといった推測やどうせ失敗するといった悲観的な思考を一時的にでも取り除くことができる。
悲観的な思考は一度思い浮かべるとずっと残り続けて脳のリソースを大幅に食ってしまう。そうなる前・そうなった後にでも決めている行動を行うというのは効果的。

効果を信じること自体にバフ効果がある

プラセボの効果についても書かれていた。人が信じることで得られる治癒効果などは本当らしい。
なので天国のおじいちゃんおばあちゃんが見守っているとか、絶対大丈夫という言葉とか、科学的に証明されていないことも受け入れて信じることは結構大事。
つい最近安産祈願に行ってきたが、こういうのも形だけと思わずに信じることが大事なんだなと本を読んでいて思った。
ただ、信じすぎは禁物。一歩間違えれば陰謀論にどっぷりつかるので線引きは必要。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?