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少年の夏 ~音楽と~

気に染まぬきみは抗あらが)ふ全身で
ギャングエイジやひとみ物(もの)言ふ

この坂を登れば見ゆるそらと海
きみ抱きたる未来よ深き

いずれまたたましい彷徨(さまよ)ふ季節(とき)がきて
父母(ちち はは)恋うる振り返るとき

陽炎のむこうに目を凝らせれば
去りしきみの手を振りてゆく

たましいの還る場所にと待ち侘びて
線香炊きて夕闇に風

思い出を処分するには詮無くて
いっそいきたしきみの住む国

あなたへ
酷暑が続きますが お元気ですか?
お健やかですか?
セミの時雨も ようやく鎮まり
やがて 風の音のような
日暮らしの声を聴く季節になります。。
夏疲れは出ていませんか?

小さな子の反抗期や
おとなとの心の動きの揺れに会うと
ああ
そうだった
我が子も こんな日もあったと
うなずいたり 少し 寂しかったりする 
この夏です。

私は なぜか 坂を見ると 
あるはずがなくとも その先に
海と空の景色を 見てしまいます。

「あの坂を登れば」
何かがある、
あなたがいると。

そんな 淡い思いをいだきながら
昼下がりを過ごして居ます。
あなたへ
どうか
お健やかに お過ごしください。







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