徒然 六句
面影や
袂(たもと)拭(ぬぐ)いて
薄づく日
東風の音
きみの気配や吾立ちぬ
花の陰
ポインセチアのひと恋いし
ひたすらに
愛したひとよ
初時雨
ねえきみよ
えくぼ見せたる
星の入り
冬の日よ
遺愛の前の賜物なりて
薄日が差しては曇る日です。
赤いストーブの火がちょろちょろと燃え
音のない午後のひとときを温めます。
あなたは どうしていますか?
いかがお過ごしでしょうか?
松の内とはいえ すっかり平常に戻った感です。
こんな午後 おぼつかなくも作ってみました。
風すさぶおもかげ探し滲む空
露と消え気配を探し朝迎え
さよならも告げずに往きし冬の朝
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