婚活していると、女性から「安定」を意識した言葉を聞きます。

・サラリーマンであることの安定
・今の職業を続けることの安定
・挑戦をしないことの安定

そもそも安定とはなんなのでしょうか？

サラリーマンであること　＝　安定している

こちらの方程式が成り立つのは、実は40代半ばまで。婚活市場で女性が欠けていることは、今後どのようなキャリアを旦那さんが描くかでしょう。

大手企業にいれば、新卒で入り、出世コース、非出世コースに選別され、出向、転籍といった「組織の新陳代謝」に巻き込まれます。

「組織の新陳代謝」とは、会社の一部の人の人選により、幹部となる人、そうならない人の選別です。人間もきれいな体を維持するために、垢を出すのと同じことです。

ほとんどの人は、「自分の旦那さんは大丈夫」という根拠なき理由を作り上げるケースが多いように思えます。知り合った将来の旦那さん候補も同様です。

結婚後、自分の旦那は出世コースからはずれた！とパニックになると思います。しかし、これは、当たり前に訪れる事であることを忘れてはいけません。

毎年３００人入社してる中で、社長任期が２年だとすると、６００人のうちの1人に上り詰める必要があります。つまり、出世コースからはずれることを回避することは、ほぼ不可能でしょう。

また、部長以上になると、労働組合から外れるケースもあり、退職させられても文句を言えないケースがあり、役員になると任期がありますので、形のいい強制退職をとられるケースもあります。

つまり、「遅いか早いかだけでいずれ出世コースをはずれることになる」ということです。

この辺をよくわからずに、男性と交際していると、目の前が真っ暗になることが訪れます。

若い時に貯蓄してお金を増やす特訓をしておかないと、年がいってから苦労することは間違いがなくなります。また、自分で稼ぐことを忘れて、他力本願の恐ろしさがここにあるのです。