【夏っぽい伝統色/青みの色探してみた①】~世界もココロもグラデーションでできている~320
こんにちは
八彩理絵子(やいろりえこ)です。
今日は色のお話し。
夏っぽい青みのある伝統色を見ていきたいと思います。
少しでもみなさんが涼しい心地よい気分になれますように・・・
1回目の今日は元気色!?
1回目ということは続くということですか?
はい!3回ほど・・・の予定
あくまでも予定です(笑)
活色(かついろ)
緑色を含みなんとも活気のみなぎる青色。
なんだか色名を見ただけで元気になれそう!そんなふうに思いました。
この色、大漁で帰港する漁船の掲げる大漁旗や、大漁のお祝いに網元から漁師に配られる引き出物の羽織「万祝」(まいわい)にもよく使われてきた色です。
各地での夏祭りが話題になっていますが、ラムネやかき氷の暖簾などにも使われている色です。そういわれてみれば・・・なじみ深い色でもありますね。
今日は「活色」(かついろ)という元気が出るような色についてお話しをしました。「ザ・夏」って感じの色でしたね。
より元気が出ましたか~?
今日はここまでになります。
ここまで読んでいただき
ありがとうございました。
お・ま・け
「万祝」(まいわい)について深掘りしてみた
江戸時代から漁師の間で広まった民俗的衣装で、江戸時代の房総半島の漁村が発祥と言われています。その後、広く太平洋岸の漁村にも広まりました。
起源は、大漁祝いの引き出物として船主や網元が漁師に配った祝い着であるとされ、長半纏を染め上げたものだったということです。
漁師の勇壮果敢な生き様を表すかのようなカラフルでシンプルなデザインが施され、大漁の年の翌年の正月、神社仏閣への参詣中また網元の家で三日三晩の酒盛りを酌み交わす時に着られたそうです。🍶🍶
柄は、黒潮を表す藍色で文字を染め抜いた地味なものもありますが、多くは鶴亀・宝船・鯛など、縁起の良いものを多色染色で鮮やかに描いています。その鮮やかさは「漁民民芸の結晶」と呼ぶものもいるほどだそうです。生地は、通常は木綿が使われますが、稀に絹が使われた事例も見られます。その染色方法は、大漁旗づくりや現代ファッションにも転用されているほか、各地に伝わって民芸品などに活かされています。
最後まで読んでくださり
ありがとうございました。
大切なお時間をありがとうございました。
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