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【秋を代表する色の話/萩色】~世界もココロもグラデーションでできている~373

こんにちは
八彩理絵子(やいろりえこ)です。

前回おのころ心平先生の原点に迫ってみました。う~ん迫ること出来たかはおいといて、ココロとカラダについてはまたこちらでアウトプットしていきたいと思います。

さて今日は色の話。
「萩色」についてみていきます。


萩といえば 秋の七草の一つです。

萩といっても宮城野萩(みやぎのはぎ)山萩、白萩などがありますが、
日本の伝統色でいう萩色はこちらの色になります。

花色は赤紫が一般的ですが、白もあります。低木で2メートルほどになりますが、葉は1~4センチほどと小ぶりで、可憐な萩の花と同時に紅葉する葉が和歌に詠まれています。


古くからの色名で、もともとは襲(かさね)の色や織り色の名前でした。可憐な紅色の花は古くから日本人の心を揺さぶり愛されていました。万葉集にも萩をテーマにした歌は数多く読まれており、清少納言の「枕草子」など平安文学にも数多く登場しているのです。


🔶枕草子から

〈萩、いと色深う、枝たをやかに咲きたるが、朝露に濡れてなよなよと広ごり伏したる、さ牡鹿の分きて立ち馴らすらんも、心ことなり(鹿が萩の草むらに分け入って親しむというのも格別なことです)。〉

(草の花は)

〈九月ばかり、夜一夜降りあかしつる雨の、今朝はやみて、…… すこし日たけぬれば(日が昇ると)、萩などのいと重げなるに、露の落つるに枝のうち動きて、人も手触れぬに(手も触れないのに)、ふと上様(かみざま)へ上がりたるも(跳ね上がるのも)、いみじうをかし。〉

(九月ばかり)

ここでは、萩の花の美しい色合い、枝のしなやかさ、そこに朝露が置き、ゆったり広がっていて、その萩に親しむ鹿が添えられています。あるいは、早朝から時刻が進んで、昨夜来の露で撓っていた枝が、露を落として跳ね上がる動きまで、すべて目に浮かぶようで、作者清少納言の捉えた萩の美しさが率直に示されているといわれています。


🔶古今集から

<啼き渡る雁の涙や落ちつらむ物思ふ宿の萩の上の露>
(なきわたる かりのなみだや おちつらん ものおもうやどの はぎのうえのつゆ)
こちらはよみ人しらず


🔶万葉集から

山上憶良による、

〈萩の花 尾花 葛花 撫子の花 女郎花 又藤袴 朝顔の花〉

という秋の七草を詠んだ歌が見られ、萩は当時の評価を反映してか筆頭に挙げられています。

萩と紅葉

〈夜を寒み衣かりがね鳴くなへに 萩の下葉もうつろひにけり〉

秋の夜の冷気の中に飛来する雁の鳴き声と重ねて、色付いた萩の紅葉を詠んでいます。萩の紅葉は特に下葉から色付くとされます。


花色は赤紫が一般的ですが、白もあります。低木で2メートルほどになりますが、葉は1~4センチほどと小ぶりで、可憐な萩の花と同時に紅葉する葉が和歌に詠まれています。


万葉集では140首余りの和歌が詠まれている、集中最多の植物です。つまり、萩は日本の秋を代表する植物なのです。


🔷『萩』(ハギ)という文字

萩の文字は日本固有の字で、文字形成はその草が秋を代表することから、「秋」の字に「草かんむり」をつけたものとなった。古くは「芽子(はぎ)」と書かれています。

また萩の花は、花札の7月札のモチーフとしても有名。萩はマメ科ハギ属の総称。落葉低木。秋の七草のひとつで、花期は7月から10月。

萩は江戸時代の俳人“森川許六(もりかわ きょりく)”も
「萩はやさしき花也。」と紹介しているように、たおやかで儚い印象です。
控えめなイメージですね。


今日はここまでになります。

そろそろポモドーロテクニックの振り返りしないとね・・・

ここまで読んでいただき
ありがとうございました。






お・ま・け

秋のお彼岸といえば、おはぎですよね?
同じあんこをまぶしたお餅ですが、春はぼたもち(牡丹もち)、秋はおはぎ(お萩)。

昔から、小豆には邪気を払う効果があると信じられていたために、邪気を払う食べ物としての先祖の供養の際にお供えをしたのがはじまりだったそうです。

まっ名前はどうでも (どうでもええんか~いw)あんこ好きにはたまらん。大好きだったおばあちゃんのおはぎ(ぼたもち)が今だに私史上最高だな~🤔あんこが厚くたっぷり、1個がでかい(笑)美味しかったな~

と食欲の秋真っ盛りで~す(笑)

お彼岸は過ぎたけど
あんこ好きは続くよいつまでも・・・


最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

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大切なお時間をありがとうございました。


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