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《離島の生活》家さがしについて

こんにちは2022年に千葉から、八丈島に家族で移住した「わたる」です。
今回は千葉県千葉市で生まれ育ち、普通のサラリーマン生活を送っていた私が、、、離島に移住するために家を探したときの話を書きたいと思います。

八丈島に住むと決めてから、住居を決めるまで

以前のnoteで少し書きましたが、八丈島に移住を決める2021年の時点で、移住活動は断続的に5年以上行っており、日本の各地を検討していました。

何故八丈島なのか?という質問を良くされますが、私の場合は「(離島の中では)東京へのアクセスが良い」「温泉がたくさんある」「釣りができる」という環境面以外では、

「わたしが小学生の頃、東京都の職員だった叔父が八丈島に赴任をしていたことがきっかけで夏休みに、遊びに訪れた八丈島が忘れられなかったから」

ですが、八丈島に移住した方と話を移住の経緯やきっかけなどを聞いてみると、以下のいずれかの方が多いです。

・就農したい
 ⇒皆さん未経験で始められていますが、補助金や研修もあるので比較的安定した経営ができるようです。
・リゾートバイトで始めて訪れて、いつの間にか定住しちゃった。
 ⇒住みやすいんですね(笑)
・仕事の休みにフラーときたら、すごく良くて。
 ⇒船や飛行機を降り立った瞬間に、何かから解放された気がしますよね。

他にも「配偶者のいずれかが島出身」や「八丈島に異動になって・・・」という方が多くみられます。

きっかけは様々ですね。飛行機で50分ほどで訪れる事もできるので良かったらいちど島に遊びに来てください(笑)


御多聞に漏れず八丈島も「空き家は多いが、物件は少ない」という住宅事情でした。

わたしも妻も不動産サイトで家の間取りを眺め生活を想像したり、内覧をするのが好きだったので八丈島に住むと決めた後の「住居えらび」はものすごくワクワクしていました。しかしネットで調べても物件情報数は少なかったので「住むところなんてあるのかしら?」と不安になっていました。これには、、、、

・夫婦+子ども4人という6人家族で、そこそこの広さが必要である
・市街地や住居が密接している場所は避けたかった
・家庭菜園ができる程度の庭が欲しかった。

などわが家が住宅に求める要望も多くあったのですが、それをさっぴいても、空き家が目立つ割には物件数が少ないのではないかな?と思っています。ちなみに、八丈島以外の伊豆諸島も調べてみましたが、ネットで調べられる物件情報はどの島も数少なかった(苦笑)

わが家の場合は、島に親戚・知り合いがいるわけでもないので、市場にでている物件から選ぶしかありません。ネットを見てても埒が明かないので、それならばと、旅行がてら物件を見に行きました!!

現地で不動産屋さんを訪ねて、お話を聞いても特にネット以上の情報は出てこなかったです。

” 離島で暮らしたいと思い、ふら~と現地に行ってみたら、たまたま出会った地元の方に「家を探してるんだったら、いま使ってない家があるからタダ(同然)で使ってくれ!」"

なんていうドラマやマンガでありそうなパターンは 、神話レベルの稀な出来事か、コミュニケーション能力の化け物みたいな方にのみ起こりうる、話なんだな・・・と思いました(笑)

そのため、ネット上で目星をつけておいた4物件ほどを見て物件探しは終了。あとは観光を楽しんで物件探しの旅行は終わりました。

選択肢があるか/ないかで言うと、無いに等しいですがまずは住んでしまう事が大事。

物件探しの旅を経て、ひと月ほど考えた結果。内覧できた築45年ほどの島の標準的な古い平屋物件の購入を決断しました。実は賃貸でも可能な物件だったのですが、DIYをしたかったため購入という決断に至りました。

ただしわが家のようにいきなり購入するパターンは珍しく、他の移住者の方の話を聞くと「まずは賃貸物件を借りて、ゆっくり自分に合った物件を探していく」という方が多いように感じます。私の知り合いの移住者の方も移住後2年経ってから良い物件に巡り合い、購入をされていました。

移住のタイミングで、なかなか条件にあう物件には出会えないかと思いますが、まずは住んでみることが大事かな~。と感じています。
1年2年と住んでいると、少しずつ不動産屋さんに掲載されている物件も更新されていきますし、暮らしていく中で知り合った人のご親戚の家だとかなんだとかで、ぽろぽろと物件は出てきます。

なお私は古い家に住み、DIYしながら暮らしたいと考えていたので、今の物件で大満足だったのですが妻の本音としては、設備面で満足できるものではなかったようです。ただ、わがままを言っても無いものは無いので「自分で直したり、設置したり作ったりすればいいか」と自然に考えられたとのことでした(笑)

住居だけが問題の場合は、まずは仮ぐらしをすることをお勧めします。

島の不動産に関して、私が移住前に疑問に思っていたことをまとめました。良ければ、参考にしてください!

Q.実は移住希望者に向けた隠し物件があるのでは?
A.残念ながら私が知る限り、島にご親戚や古くからのお知り合いがいない限りは無いです<(_ _)>

Q.島の物件価格は安いイメージがありますが・・・?
A.特に土地付きの一軒家などは価格だけみると安いと思います。しかし、状態や築年数を考慮すると、破格に安いというものは無いように感じました。

Q.八丈島の物件の特徴は?
A.私が住んでいるような古い和風建築は、基本的には断熱材など全く入っていません。またシロアリなどの対策もあり風通しがすごく良いです。その為、冬は外気温より寒く感じる部屋があるくらいです。防寒対策必須です(笑)

Q.物件を決める際に、特別気を付けることはあるか?
A.基本的には八丈島に関係なく気を付けるべきことを気を付ければいいのですが、島は風が強いので暴風対策からか奥まった場所や木に覆われたような立地の家を見かけます。そのような環境だと湿気がたまりやすい可能性があり、年間雨量が多い八丈島では注意する必要があります。

Q.虫って入ってくる?
A.私が住んでいる家には、以下の虫が入ってきます。
アリ/シロアリ/ヤスデ/カナブン(はなもぐり)/クワガタムシ/アブ類/アシダカグモ(その他クモ類)/ナナフシ/蚊 などなど 
ご近所さんに聞いても、同様の状況のようですが、この中でアリ(正確にはアシジロヒラフシアリ)が大発生した際は、毎日家の内外を見回り、3日にいちどくらい床下に入り込み殺虫剤を片手に戦っていたので、兎に角アリにお気を付けください。めちゃくちゃ大変です。

いかがでしょうか。今回はワクワクするというよりかは現実的な住宅事情の話でしたが、参考にしていただけると嬉しいです。

■別のシリーズ【息子ふたりと1ヶ月インド旅行に行った話】

移住を考えた時、移住先の情報収集や移住先の家・仕事についてなど移住先選定に向けての行動や情報に着目しがちですが、わたしが移住活動を行う中で一番大事だと分かったのは、「自分の気持ちを整理し、自身の欲求に素直になること/気付くこと」さらに「家族や親せき、職場など第三者に気持ちを知ってもらい、理解が必要な場合はそのコミュニケーション設計をどうするかということ」でした。
上記のことに悩まれている方はぜひ、私といちどお話ししませんか。
ご興味ある方は以下をご確認ください。


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