良い歯ブラシに出会えた日の夜

文章を書くのは久しぶりだ。なぜこのタイミングで始めようと思ったかというと、気分と生活が今までにないくらい落ち着き始めたから。「寂しさから目を背けない」と決めたから。物足りなく感じる夜の過ごし方が分かり始めたから。

あっという間に毎日が過ぎていく。あの人の不在を実感してから、早くも6ヶ月。緊急事態宣言と被ってしまった2日間の夏休みはあまりにも雑に終わってしまった。ほとんど寝ていた。髪を染めたり、マツパに行こうと思っていたのに、予約するパワーもなくて結局なし。たまにはいいよね、こんな休みも。

そんなこんなで26歳の誕生日を迎える。年々連絡をくれる人が減っていく。あたりまえです。わたしも連絡してないもの。このペースでいくと30歳になるころには誰もいなくなってそう、と思ったら少し怖くなった。友人は大切にしようと思った。赤い花束をもらった。部屋に飾ったら部屋が明るくなってうれしい。

今年もあと少し。わたしなりに、前を向いたり立ち止まったりしたい。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?