HAYATOCHIRI

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最近の記事

0410

3月に書けなかったので、4月は二回書く。 大嫌いな春が来てしまった。 しかも今年は花粉症デビューを果たしてしまったため、3月から4月にかけて、本当に憂鬱で仕方なかった。 普段なら心を躍らせるような予定を詰め込んだが、今回は全て中途半端な暖かさと急に振り返す寒さに打ちのめされ、何一つ気が進まないまま淡々と予定をこなすだけの物体になっていた。 -------------- "自分の考えを親しい人が見ているsnsに載せることは一種のモラハラだ"のようなニュアンスの呟きが記憶か

    • 0117

      12月の日記を書く前に年が明けてしまった。 年末年始の挨拶は、なんだか小っ恥ずかしくて苦手だ。 今年は焦ることなくゆるく生きたい。 毎年そんな感じだけど。 --------------- アキ・カウリスマキの枯れ葉を見た。 彼の映画特有の、無表情さと音が好き。 とても良かった。 --------------- 月一で通っている病院の帰り道は、いつも以上に自分と向き合っている気がする。 良くも悪くも現実を見せられている感じで不思議な気持ち。そのたびに、身の丈に合った振る

      • 1115

        しっかりと寒い。 夏の暑さを忘れてしまうレベルで寒い。 アイスコーヒーを頼むかホットコーヒーにしようか…と悩むあの瞬間を楽しめなかったことを悲しんでいる。 ---------ーーー 11月に入り、やや依存していたインスタの開く頻度を落とした。 理由は特にない、とカッコつけたいところだが大いにある。 細かく言えばキリがないんだけど、私はインスタを開くのが癖になっていて、そこに時間を割きたくないなあと、急に思った。 その時間を使って本を読んだり、人と会ったりしたい。 最初は、

        • 1013

          先月一つ歳を重ねた。 昔から誕生日を祝われることが苦手なので、他人の祝い方もイマイチわからない。 今年の誕生日を迎える瞬間は、広島の友人宅にいた。 お祝いとかでなく、普通に酒を飲んで、床で寝ていた。背中が痛かった。 誕生日も兼ねて、寝台列車に乗って豊島へ行った。 その時のこともいつか日記にしたいと思っている。 -------------- 大きな仕事がひと段落した。 いっぱいいっぱいで目の前が真っ暗になりかけたけれど、なんとか耐えた。 着実にひとつひとつ、終えていくの

          0822

          最近は、涼しい部屋で好きな人に勧められた殺人のドキュメンタリーを見ている。 やっぱりそのやり方は酷くて、心はゲソゲソになるんだけど、犯罪者の行動同期を他人(刑事など)が簡単に推測してしまうことに恐れを感じた。 絶対そんなに簡単なものではないよね〜と思う。 ----------------- 弟が数日間だけ帰省した。 認知症の祖母と3人でやったクロスワードがめちゃくちゃ面白くて暖かくて、久しぶりにお腹を抱えて笑った。 きっともう祖母はあの日のことを覚えていないだろうな。

          0408

          仕事。 「そこそこに忙しいけど、そこそこに楽しい」と思っていたが、昨日久しぶりに実家で夕飯を食べていて、父親に私の話を遮られたらなんだか妙に凹んで泣いたので、気付かないだけで相当疲れていたようだ。父はびっくりしていた。 去年まで隣の席で一緒に仕事をしていた先輩は、私が期日に迫られ、いっぱいいっぱいになっていると「電話は私がとるから、あなたは落ち着いてやりな」と言ってくれていた。彼女のほうが確実に激務だったのに。と、今になって偉大さを知る。 ちなみに、最近は毎日仕事を無断で遅刻

          約束は今度会えたときに

          ひとつ前の記事から数週間が経過した。 その時会うと言っていた人とあれから二度食事した。二度目の食事はわたしが誘った。とても変な人で気に入ってしまったから。 2度目の食事の後、終電を逃した。朝まで一緒にいてくれた。日が昇った後の眠気と罪悪感込みの気まずさを私は恐れていたのだけれど、彼はそれをナチュラルな鼻歌で裏切ってくれた。思わず力が抜けてしまった。 ・・・・・ 三度目の約束も取り付けた。今回も私から。 「もう完全に彼のこと好きだよね。」と友人から言われたが、肯定はできな

          約束は今度会えたときに

          全力尽くしてもダメだったらそれもまた風流

          秋の匂いから冬の匂いに移り変わる。 1ヶ月くらい毎日連絡していたマッチングアプリで知り合った人。映画や本、ドラマの話をずっとしていてそれ以外のお互いの話は一切しなかった。私は昔からかなり気を使ってしまう人間なので、いつもなら話を広げようと少し自分を犠牲にしてでも相手との会話に話題を提供するのだが、今回はしなかった。あ、しなかったというのは嘘で、最初にしたけどあんまり手応えがなかったのでやめた。無理に会話しようとせず一言で返したり、同じ話で踏みとどまったりして1ヶ月。けして、

          全力尽くしてもダメだったらそれもまた風流

          良い歯ブラシに出会えた日の夜

          文章を書くのは久しぶりだ。なぜこのタイミングで始めようと思ったかというと、気分と生活が今までにないくらい落ち着き始めたから。「寂しさから目を背けない」と決めたから。物足りなく感じる夜の過ごし方が分かり始めたから。 あっという間に毎日が過ぎていく。あの人の不在を実感してから、早くも6ヶ月。緊急事態宣言と被ってしまった2日間の夏休みはあまりにも雑に終わってしまった。ほとんど寝ていた。髪を染めたり、マツパに行こうと思っていたのに、予約するパワーもなくて結局なし。たまにはいいよね、

          良い歯ブラシに出会えた日の夜