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推し=自分のコンプレックスを持ち合わせていない人

誰しも好きなアイドル、アーティスト、キャラクター、俳優が少なくとも一人はいるはずだ。いわゆる推しと呼べる存在である。

私は熱しやすく冷めやすいタイプであるので”推し”は多くいる。推したちに共通点はあるのかふと疑問に思った。

考えた結果がタイトルにある。

かなり納得のいく回答が出たと思っている。自身のコンプレックスを持ちあわせていないつまりは自身にとって完璧と捉えることが可能な存在が推しである。恋人とは違う。恋人は好き嫌いが同じであったり、時間の過ごし方が似ていたりして自分との共通点が多い存在である。

私の場合を以下にまとめてみる。

まず一つ目の私のコンプレックスはダンスのセンスが無いことだ。小学校6年間ジャズダンスを習っていた。習い事だからと割り切ることなくとにかく楽しくて友達も増えて毎週休むことなく通っていた。しかし毎年行われる発表会で一向にソロパートが無く、フォーメーションもセンターでは無かった。その時に「あー、私にはダンスのセンスが無いんだな。」と悟った。続けざまに「ダンスは趣味だから。」と言い訳が頭をよぎった。
そこからダンスのセンスがある人を推した。例を挙げると元E-girlsのパフォーマーである藤井萩花、GENERATIONSの佐野玲於、最近はSnow Manの佐久間大介である。

2つ目に自分の声が低いことだ。人が聞き取りにくい声質であり、橋本環奈のようなハスキーではなくシンプル声低なのだ。カラオケで歌えるのは男性アーティストばかりだ。声が低いと真剣に悩み始めたのはかなり最近の出来事からだ。次の日に遊ぼうと約束していた友達と友達の母親に会った。遊んだときに友達の母と久しぶりに会ったことが話題に上がった。すると友達が「お母さんが久しぶりに会ったらうめ子の声が予想より低くて怖くなっちゃったって言ってたよ。」と教えてくれた。今までなんとなく悩んできたことが暇があれば考えるテーマまで昇りつめてしまった。このコンプレックスを持たない推しはアニメ日常のはかせ、なのちゃん、ちゃんみお、ゆっこ、アニメシュタインズゲートの鈴羽である。
鈴羽は声が低い部類に入るかもしれない。でも私にとっては性格に合うとても素敵な声だ。

3つ目は手である。中学時代から私の手には白斑がある。白斑は肌の一部分が白く脱色する症状になることをいう。マイケル・ジャクソンも顔に白斑の症状があったと思う。部活で日焼けをすることで焼けない白斑の肌と焼けてしまう普通の肌がくっきりと出てしまい友達から「牛みたい。」と言われ家で泣きかけたことを今思い出した。このようなことも体験してか手がコンプレックスになっている。私の推しは皆手がきれいだ。特に俳優の吉沢亮は手が映る写真を保存するくらいきれいな手だ。(「手」というとシュタインズ・ゲートのまゆりの祖母の墓で空に手をかざすシーンは何度見ても心がキュッとなる)

皆それぞれコンプレックスがあると思う。そしてコンプレックスを無くそうとあらゆる手段を講じようとするだろう。そんな手段の中で一番最短経路なのがコンプレックスを無くすのでなく忘れることだ。

忘れることができる時間が個人的完全無欠の推しに費やす時間であると思った。

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