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【鑑賞めも】第24回岡本太郎現代芸術賞

少し前ですが、恩師が受賞したとの事で岡本太郎美術館へ。 (観に行ったのは少し前ですが・・・) 第24回岡本太郎現代芸術賞 ↑賞の概要などはこちらをご覧ください 作品をyoutubeで観ることができます。 00:52 小野 環『再編街』が恩師の作品 百科事典や美術全集から作品を制作しています。 比較するものが上の写真しかないですが、とにかく細かい。 youtubeを観てもらうと作品全体が観られます。 係りの人に不審者がられるかも。と思いながら長時間居座っていました。

    • 山形ビエンナーレ 高野寛ソロライブ『観天望希』/ トークライブ

      2020年09月16日(水) テーマ:LIVE / Music 久々の高野さんのLIVE。 素敵でした。またぜひ生で拝見したい。 ライブはこちら 今、ライブは色んな形で開催されていますが、今回はライブ配信ということで、どんな風になるんだろう?とドキドキしながら聴かせていただきました。 画面の中で静かに唄われる高野さん。 途中で電話の音が入ってきて、普通そういった物って排除すると思うんですが、敢えて流しているんだろうな、っていうのが高野さんの表情から分かって、何だか

      • ピーター・ドイグ展

        昨年鑑賞したものをアップしておらず…… そのままなのも気持ち悪いのでアップすることに。 ::::::::::::::::: 久々に美術館へ。 自粛が始まってから全く出かけておらず、夏休みもなくストレスが溜まっていたようで、思い立って平日に美術館へ行くことにしました。 まずは何を観るかで悩みました。 この一発目がとっても大事だと何となく思ったので。 で、artscapeでこの作品を見て 「あ、コレ観に行きたい」と思ったのです。 直感を信じなさいというけれど、も

        • ソーシャルディスタンスと人と感覚

          先日、J-WAVEで脳科学者の茂木健一郎さんがAIと人間の違いについて話していて、大変興味深かったです。 AIが普及し始めた頃、人々はAIに仕事が乗っ取られるもでは?!と不安になっていました。確かにAIに出来ることは沢山あって、でも、技術が進歩していく中で分かったことは、AIは技術面で人間に勝る部分があるということ。 当たり前だけど、人間の代わりにはなりえない。 人々が1番心を動かされる「感覚」においては、それをAIが再現することは出来ない。ここが、AIと人間の完全なる

        【鑑賞めも】第24回岡本太郎現代芸術賞

          音楽のチカラ

          今、コンサートやライブが至る所で中止になっています。 アーティストの方々が色んな知恵を絞って、発表の場を作っていますよね。今までにない環境でも発表するその姿勢には胸が熱くなります。 音楽はやっぱり生で聴くのが1番パワーを感じられるとは思うんです。けれど、想いは画面からでも伝わるのだと動画を見て感じました。とても厳しい状況になっているであろうアーティストの方々のためにもなにか作品を購入しようと思っています。(いいものがありすぎて迷う…) 2つの動画を紹介します。 ■一つ

          音楽のチカラ

          自分のペースと体調管理

          自宅待機の間の備忘録です。 自宅で過ごすと自分の生活が見えてきます。 どこかに行って気分転換することが出来ないとなると、自宅にいる状態で、自分で、そのスイッチを入れないといけない訳です。如何に「外側」に頼っていたかが分かります。 それだけでなく、買い物の仕方だったり、仕事への考え方などなど、今当たり前だと思っている事って本当にそれでいいの?そうじゃないことって沢山あるよね?考え方を変えましょうよ、と言われているように感じました。 私はインドア趣味が多いのでその点は結構

          自分のペースと体調管理

          日常には気付きが沢山ある

          自宅待機3日目、思うことを書きます。 昨日は日用品を買いに出かけたので、今日は1日家で大人しくする予定でした。が!…… 朝、御手洗に行こうとして電気をつけたら、バチン!と電球が切れてしまいました。びっくり( ˊᵕˋ ;) さすがに電気無しは困るので買いに出かける事に。じゃあ、もうついでに郵便局にも行こう!となりました。 いくら日用品や食料を買い揃えたとしても、こんな事もあるのだから、家から1歩も出ないって難しいです。 自転車を漕ぎながら、こんな時だからこそ、自然の中

          日常には気付きが沢山ある

          自宅待機と思うこと 2

          自宅待機2日目にして思ったことを綴ってみる。 不要に外に出歩かないために外出は控えるつもりでしたが、画材道具を買うために出かけようと昨日から決めていました。もし本格的に外出出来なくなってしまったらそれこそ画材なんて言ってられないよな…と。 また、普段仕事に出ているから家の消耗品の消費の仕方が違うことに気が付きます。ハンドウォッシュがあまりない…ティッシュも少なくなってきた…などなど。もうそろそそ生理になるので、そうなったら普段よりも多めに使うであろうトイレットペーパーはも

          自宅待機と思うこと 2

          自宅待機と思うこと

          職場から自宅待機を命じられました。 先日は桜が咲き誇るなか、雪が積もってなんだか不思議な気持ちになりました。職場ではそれを異常だ、おかしな事ばかりだ、と騒ぐ人もいました。 私も同じようなことを一瞬考えましたが、桜と雪が一緒に見られるなんて滅多にないことだし、これはこれでラッキーだと思って堪能しよう。と切り替えました。 考え方ひとつで目の前の出来事は変わるんだと改めて思いました。 職場に向かうまでに公園や広場がありますが、毎朝子どもたちが遊ぶ姿が見られます。 今の職場に通い

          自宅待機と思うこと

          「高橋秀+藤田桜ー素敵なふたり」展

          2019年10月31日(木) テーマ:美術館 最終日に滑り込みました。 行って良かった! ぜひ展示を!と企画した、企画側の愛を感じられる素晴らしい展示でしたよ。 2人分の展示なので、展示数があることは勿論、お二人の充実した作品をたくさん観せてもらえたというのはこの上ない幸せです。 高橋秀と藤田桜、お二人の作品が展示されています。 夫婦は1958年に結婚。1960年代半ばから約40年間イタリアに滞在し、 2004年に帰国。現在は岡山県倉敷市に居を構えています。 時系列

          「高橋秀+藤田桜ー素敵なふたり」展

          みんなのレオ・レオーニ展

          2019年10月25日(金) テーマ:美術館 教科書のスイミーでお馴染みのレオ・レオーニの展示 突発的に観にいくことになり、スイミー以外の絵本も読んだことなく「スイミーの人」という知識のみで行ってきました。 結果… ファンになってしまいました。 今回の展示は絵本の原画だけではなくグラフィックデザイナーの仕事、画家としての作品、架空の植物の彫刻などレオ・レオーニのマルチな活動を観ることができました。 至る所に絵本が設置されており、原画を観て、絵本を読んで…と満足度が

          みんなのレオ・レオーニ展

          青木野枝 霧と鉄と山と

          ちょっと疲れていたので公園にでも 行こうと思い立ちました。 ああ、そう言えば美術館があったな、と調てみると久々にピンと来たので府中美術館へ観に行ってきました。 しかも彫刻の展示は久々です。 普段は結構下調べをするのですが、あまり情報を頭に入れることなく行くことにしました。 とっても不思議な感覚です。 展示されている作品の素材は大きくて重たいはずなのに、むしろ軽快な感じすらしました。 作品の大きさに対しての重厚感はありますが、どっしりとした重たい感じはなく、また圧

          青木野枝 霧と鉄と山と

          メスキータ展

          2019年08月29日(木) テーマ:美術館 作品にかなりのインパクトがあり、気になっていたメスキータ展に行ってきました。 オランダで版画、デザインの指導の傍ら、版画家、デザイナーなどなどマルチに活躍。 しかし、彼は1944年にナチスによって強制収容所で殺害されてしまいました。 今回の展示は、エッシャーをはじめとする友人、教え子などが命懸けで作品を守ってくれたお陰でこうして作品を鑑賞することができています。(彼らの行動力に感謝!) そして、展示数がかなりありました。 彼

          メスキータ展

          松方コレクション展

          1959年6月10日に開館した国立西洋美術館は、2019年の今年で60周年を迎え、『国立西洋美術館開館60周年記念 松方コレクション展』が開催されたので鑑賞してきました。 この展示は美術館の成り立ちを知った上で観なければいけない展示だと思うので、備忘録も兼ねて記しておこうと思います。 【 美術館の成り立ち 】 「松方コレクション」は川崎重工業の初代社長松方幸次郎が集めた貴重なコレクションで、浮世絵が約8000点、西洋絵画、素描、版画、彫刻などは3000点近くあります。

          松方コレクション展

          インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史

          2019.02.10 自分的記録をそのまま転記 「都庁はこうだったらよかったのでは?」 というコンセプトの作品で会田誠が山口晃にこういう感じに描いて…と依頼してるのが面白かったな~ (テキトーにお願い💛とか、こんな感じにしといて!的な丸投げ感が面白かった) 建築展示あるあるだと思うんだけど… キャプションが多くて長い! キャプションが多くて読む人で渋滞していてゆっくり読めなかったな… 展示見る前に疲れるので、もっといい方法がないものか…といつも思う。 建築が好きな人

          インポッシブル・アーキテクチャー もうひとつの建築史

          アルチンボルド展 国立西洋美術館

          2017.09.16 一番印象に残ったのは寄せ絵の瞳の部分。 「人間の目」を描く事無く人物を描く。 モチーフにした動物の目鼻口を生かし、 そのまま描いているのは他の画家と一線を 画している点だと思う。 鳥をベースに描かれた《大気》はキャプションの作者名にアルチンボルト?とされていたが、上記の特徴を考えると、彼の作品だと考える。 また、同絵の頭に敷き詰められた鳥たちを 観て笑いと共に出てきたのは「クレイジー」の一言。 ルドゥーテの薔薇の茎にびっしりと 敷き詰められた

          アルチンボルド展 国立西洋美術館