見出し画像

<SR獲得>ルカリオHR争奪戦考察メモ&備忘録

0.前置き

 こんにちは。エイトと申します。普段は大阪や奈良でポケモンカードをプレイしています。先日ルカリオHR争奪戦に出場し、運良くルカリオVSRを手に入れることが出来ました。これから参加される方の助けに少しでもなればと思って今回記事を全文無料で書かせていただきます。
 10000字近くあるので大変かと思いますが、是非最後までご覧ください。

1.環境考察


 今回のシールド戦において抑えておくポイントは
①ドーブルが非常に重要な存在
②進化ポケモンが例年より使いにくい

この2点です。

今回のシールド戦は、このカードを中心に回っているといっても過言ではない。



①について
 ドーブルの技いろいろパレットが強力なエネルギー加速技で、エネルギー割合が高くなりがちなシールド戦においては2~3枚つくなんてざらにあります。それだけついたらほとんどのポケモンが次の番に技が使えるので、ドーブルをいかに動かせるか、また相手のドーブルにいかに動かれないようにするかが重要になってきます。自分がドーブルを使う時は、後攻1ターン目や先行2ターン目にいろいろパレットを宣言したいので、ドーブルをバトル場に出しやすいカードや、逃げエネが0か1のポケモンは評価が上がり、逆に逃げエネが2以上のポケモンは評価が下がったりと、とにかく自分のドーブルを早く起動できるかが重要です。また、相手のドーブルがいろいろパレットを使った返しにドーブルを倒せるポケモン、具体的にはフリーザーやザシアンなどの少ないエネルギーで70ダメージを出せるポケモンも評価が上がります。

②について
今回のカードプールで進化ポケモンを持ってこれるカードを挙げると、
キャプチャーアロマ(コイン依存)
ギアルのコールサイン(技を使う)
バドレックスのおうのさいはい(同文)
ヒンバスの覚醒(ミロカロスのみ)
かがやくジラーチの特性(相手依存)
のみです。
ゼクロム争奪戦のハイパーボールや、ミュウツー争奪戦のポケモン通信のようなカードがなく、どれを使おうにもデメリットが付きまとってしまいます。したがって今回のシールド戦において進化ポケモンは、進化できた時のリターンが大きいVSTARと、進化元が優秀な技を持っているエンニュート、ミロカロス以外は、余程アタッカーが足りないとかでもない限り採用するのは控えた方が良いと考えています。


2.先行後攻問題

 普段の60枚構築では、ほとんどのデッキは先行が強いですが、シールド戦においてはそうは言えません。シールド戦における先行後攻の強さの順は
強い後攻≧強い先行>弱い先行>弱い後攻

と私は考えています(強い・弱いは技やサポートが使えるか、次の番の準備ができているかなどありますが、複雑なのでここでは割愛)。先行で強い動きができても、技とサポートが先に使える後攻がより強い動きをしてきたら厳しいですし、逆に後攻で動きが弱かったら、手張りのテンポで文字どおり先を行く先行には敵いません。なので安牌なのは先行で、後攻は1ターン目から技が使えるポケモンが多いときは選択するのをお勧めします。もちろんこれはあくまで個人の主観で、人によって考えが変わると思うので、参考程度だと思っていただくと幸いです。ちなみに私は、じゃんけんで勝ったら後攻を選択していました。

3.カード評価

白熱のアルカナのカードは全部で68種類(内ポケモン58種類)ありますが、そのすべてを評価するのは大変なので、この記事内では、ポケモンはルール持ちのポケモンと、私個人の見解で採用の見込みがありそうなポケモンのみ考察、トレーナーズは基本全採用なのですが、ある1種類のみは採用を検討するので考察、特殊エネルギーも考察します。
 10点満点中何点といった形式で評価し、進化ポケモンは進化前と一緒に評価します。進化することでタイプが変わるポケモンは、進化前のタイプの時に評価します。

 V-VSTAR

  ジャローダV-VSTAR  8点
 このシールド戦において最もHPの高いポケモンで、更に逃げエネ0なのも強力です。VSTARパワーが青天井技で、エネルギー5個あれば、このカードプール内のポケモン全て一撃で倒せます。Vの中で最強格のレシラムに弱点を突かれてしまう点が欠点なので、準備中にセレナで呼ばれて倒されるという展開にならないよう気をつけましょう。

 レシラムV   9.5点
 エネ加速技と高打点技を両立している、イメージとしては攻撃してくるドーブルです。当たったら炎軸で決定と言わざるを得ない程のスペックを持っています。唯一の欠点は、ホワイトブレイズを連打するのにコインが絡み、中打点技がないので、非エクを壁に裏待ちされると厳しいです。

  アローラロコンV-VSTAR  7.5点
  スノーミラージュを打てれば、クチートVSTAR、ホウオウVからダメージを受けなくなり、非エクだと特にザマゼンタから攻撃を受けないというのが非常に大きいです。進化前の時点でレシラムVを弱点込で倒せるのも強い部分です。反面特性がないポケモンであったり、フリーザーで麻痺+クチートのサドンイーター、のように、スノーミラージュが打てない場面ができると途端に弱くなってしまう点には気をつけなければなりません。VSTARパワーはほとんど使う場面はないですが、選択肢にあることは頭に入れておくといいでしょう。

  クチートV-VSTAR   9点
 サドンイーターの必要エネルギーが無色2つなので、どのタイプとも組み合わせることが可能で、またダブルターボ1枚でも使えるのも強力です。VSTARパワーが相手の非エクを技以外で呼び出せる唯一の手段というのもあり、ザマゼンタにカウンターされる前に倒すことができます。ポケモン入れ替え、ふりそで+ぺラップと合わせれば180ダメージを連発することもでき相性がいいです。鋼タイプが弱点なので、炎タイプとの組み合わせが最も理想的です。超エネルギーを採用すれば、Vのふきげんスラップが使えます。

 マギアナV   6点
 このカードはVSTARに対して優位を取れるポケモンです(ロコンとクチートに弱点を突け、ジャローダに対しては草抵抗がある)。Vガードエネルギーを付けたスペシャルレーザーは、ホウオウVとジャローダVSTAR以外は一撃で倒すことができます。特殊エネルギーが必須というのもあって、パック開封の時点で特殊エネが2枚以上出てないと運用が難しいというのが難点になります。

 ホウオウV   7点
 技で、最大5色250ダメージが狙えます。HPもたねポケモンで1番高く、弱点の雷がカードプールに無いので実質弱点無しで耐久も高いです。しかし強みを生かすには、デッキに基本エネルギーのタイプが最低4色必要になるので、デッキ構築が他のVに比べ難しくなります。特性を活かすには、トラッシュに基本エネルギーと合わせてトラッシュに置かないといけませんが、トラッシュにカードを送れるカードは、このカードプール内ではリファイン、ペラップ、セレナくらいしかなく、リファインとペラップでは時間がかかってしまい、セレナはできればVを呼び出す効果で使いたいので、実質無いに等しいです。一応ホウオウが気絶した後に復帰するのに使えます。

かがやくポケモン

 かがやくアマージョ 6点
 全体20回復の特性で相手の確定数をずらしたり、20ダメージ以下の技を実質シャットアウトできます。技もダブルターボ対応で且つドーブルをしっかり倒すことができるのも良いです。逃げエネ2なのでスタートするリスクがあったり、倒されたら特性の意味が無い、といった点がデメリットです。

  かがやくフーディン   7.5点
 ハイパーボールのような、手札を能動的に減らせるカードが少ないカードプールなので、手札が詰まりがちになるシールド戦において手札参照技は強力です。特性でダメカンを操作して、ダメージ 効率をよくもできます。ジャッジマンを使えば確定で80ダメージ確保できます。逃げエネ2なのに加え、超エネルギーを採用しないと技が使えず、フーディンのために超エネルギーを採用するのは構築としては弱いように感じるため、採用は慎重にしなけれは、足を引っ張られることになります。

 かがやくジラーチ  3点
 特性はサーチ手段が少ないシールド戦においては貴重な存在です。技もコイン2表、25%で強制気絶が狙えるロマン技。ただ特性は相手依存で技もコイン依存と安定感が全くないので、枠が空いているとかでもない限り、採用は見込めそうにありません。

くさタイプ

  
ストライク-ハッサム(鋼)  6点
 無色3つでたねに160ダメージ出せる技が強力ですが、やはり進化というのが足を引っ張っている印象です。とはいえ他の非エクの進化の中では強い部類に入ると思うので、ラインが揃ってアタッカーが十分でない時は採用の可能性が高いです。ストライクの技でダブルターボとVガードが壊されるので、忘れないようにしましょう。

  ヤンヤンマ-メガヤンマ 4点
 進化前後共々ベンチ狙撃技を持っており、確定数をズラしたり、倒しきれなかった相手を倒し切ることができます。下技も3エネ160ダメージと十分ですが、抵抗力と特性でザマゼンタが倒せない、草主体にしないと下技が使えないといった部分でハッサムよりは評価は低め。進化出来れば逃げ0要員になれる。

  ザルード  5.5点
ベンチポケモンを呼べる技を持っており、相手が不用意に逃げエネが重いポケモンを出したら、それを縛って時間稼ぎができます。さんれんのムチはコインが絡むので安定しませんが、HP210以下のポケモンVを倒せる可能性もあるため、侮ることはできません。草エネルギーが見えた時は、不用意に逃げエネが重いポケモンは出さないようにしましょう。

 ほのおタイプ

  
エンテイ   8点
 炎エネが付いていれば逃げ0要員になれるので、炎軸ならとりあえずで採用できるのが強いです。炎軸でなくても、無色3つで90ダメージが出せるので、ドーブルや弱点込でザマゼンタなども倒すことができます。ダブルターボ対応なのも大きく、ダブルターボ込でもドーブルが倒せます(ザマゼンタは倒せなくなるので注意)。

  ボルケニオン   6.5点
 条件下で3エネ160ダメージとたね非エクの中では高水準の技を持っており、サブアタッカーとして活躍が見込めそうです。難点は炎+水軸で組まないと本領発揮できない点、逃げエネ3とスタートしたらかなり重いというのが挙げられます。

  ヤトウモリ-エンニュート  7.5点
 ヤトウモリがなかまをよぶでベンチを展開できる技があり、いろいろパレットの次に展開に強い技になります。エンニュートの下技もやけど込でドーブルを倒せ、更にやけどで倒した場合ザマゼンタのかたきうちのダメージも上がらない点も良いポイントです。ただし、やけど込でもザマゼンタを倒せないのが欠点にはなります。

水タイプ

  フリーザー   8.5点
 
ワイルドフリーズが2エネ70ダメージで、ドーブルを倒しつつ、確定麻痺なので、1ターン動きを止めてVSTARを倒すといった動きが可能になります。デメリットの自傷ダメージも緊急ゼリーとのデザイナーズコンボがあります。自傷ダメージで自爆しないように気を付けましょう。

  ヒンバス-ミロカロス   7.5点
  ヒンバスの技かくせいによって、ミロカロスにすぐ進化することができる点が大きく、ミロカロスもベンチ狙撃技を持っているため進化ラインとして優秀です。あとメロウウェーブのねむりでワンチャン作れます。少し打点不足である点、ヒンバスのHPが低く、ワンキルの可能性がある点には注意が必要です。

  カイオーガ   6点
 どこにでも180ダメージ飛ばせる技を持っており、上記のミロカロスと合わせれば、50+180=230でたねのポケモンVを全員倒すことができます。地味に自身へのエネ加速技もあり、最低限の動きも可能です。逃げエネが重い点、技の連打は難しい点、水軸でないと運用が厳しい点が課題になります。
 
鋼タイプ

  ザシアン   7.5点
 1エネ最大70ダメージは、ドーブルを倒せるラインで、ワンパンでなくても、2回攻撃で倒せ、また中盤でもコスパのいい技となっています。下技は弱点込で進化していないロコンとクチートを倒すことができます。打点はそこまで出ないので、他に高火力アタッカーがいれば優先度は低めになります。

  ザマゼンタ   9.5点
 非エクで条件付き220ダメージはシンプルながら強力で、ドーブルでエネ加速してザマゼンタを育てれば、相手からしたら相当な圧力になるでしょう。耐久も特性で上がるので、非エクの中でもトップクラスのスペックです。かたきうちのダメージは、技のダメージで倒れた時しか上がらないので、エンニュートのやけどなどで倒れてもダメージは上がらないのは忘れがちなので注意しましょう。

無色タイプ

  ドーブル   10点
 これまでの記述のように、このシールド戦の中心的カードです。強力なエネ加速技のおかげでエネルギーが重いポケモンもすぐ技が打てるようになり、テンポ有利が取りやすくなります。

  ペラップ   8.5点
 スタートしても嬉しい逃げ0要員で、最低限の事故回避ができる技もあります。ふりそでと合わせて実質ポケモン入れ替えのコンボができ、特にクチートVSTARと相性が良いので、クチート軸で行くなら是非とも当てたい1枚です。

トレーナーズ

 きんきゅうゼリー   5.5点
 120回復は大きいですが、HP30以下になる場面が少なく、下手に入れるとデッキパワーを落とすカードになりかねません。フリーザーとのデザイナーズコンボは強いのでフリーザーを入れるなら入れてもいいかもしれません。

特殊エネルギー
 ダブルターボエネルギー   8点
1枚で無色エネ2個になるのは強く、VSTAR全てに対応していたり、逃げエネ2のポケモンがエネ1枚で逃がせるので実質ポケモン入れ替えにもなります。いろいろパレットの対象にならないのが唯一の欠点ですが、それを差し引いても対応するポケモンが多いなら是非採用したい1枚です。

  Vガードエネルギー   7点
 相手のVの確定数をずらし、要求をあげることができます。またマギアナがフルパワーで攻撃できるカードになります。ダブルターボ同様、いろいろパレットの対象にならない点は欠点です。

4.デッキ構築のすゝめ

これまでのルカリオHR争奪戦の優勝ツイートを調べたところ、上位に残るデッキはデッキ内のカードの枚数がだいたい同じであることに気づきました。
たねポケモン:8~10枚
進化ポケモン:1~3枚
トレーナーズ:7~10枚
基本エネルギー:16~19枚

(備考)
ほとんどの優勝デッキにドーブルが1枚以上採用されていました。
またポケモンVはVSTARのラインのみの構築もそこそこ見受けられました。
進化ポケモンは大半がVSTAR・エンニュート・ミロカロスで占められており、他はメガヤンマ・ハッサム・リファインあたりがちらほら程度でした。
3枚入っているのは、同じポケモンが2枚入ってるパターンで、3ライン以上進化ラインを入れている構築は見つかりませんでした。

これらのデータから、たねポケモンは9枚程度採用、進化ポケモンは2ラインに抑える、トレーナーズは緊急ゼリー以外は全採用、基本エネは17,8枚程度採用、というのが私が考察した構築のテンプレートです。
 たね9+進化2+トレーナーズ8+基本エネ18=37枚になるので、あとは出たカード次第で調整、といったイメージです。
 あと当たり前かもしれませんが参加賞のジュンは絶対入れましょう。


5.練習方法

 練習といっても、白熱のアルカナのパックを実際に開けてというのはリアルマネーを結構支払うことになり、そもそもパック自体売っていないので、個人的にはあまり推奨しません。
 私がしていた練習法は、パック開封シミュレーターで開封のシミュレーションを行い、その結果を元々持っているカードで同じリストを作って対戦するといったものです(練習の際活用させていただきました。製作者の方にはここで感謝の意を示します。ありがとうございます。)。

 あと自分がよく行っているカードショップの店員さんに「練習は最低を想定して練習した方がいい。」と教えてくれました。実際その通りで、最低で考えることで最低を引いてしまったときにどうするかを考えれるようになり、本番やとここまで酷くならんやろw、とか言う謎の安心感を持てるので、おすすめです。

6.当日の流れ

 私が出場した会場は、普段からよくカードを買いに行ってる大阪のドラゴンスター2号店さんでした。なので結構リラックスして本番に臨むことができました。あと今回のシールド戦が初めての人が過半数くらいいて、かなり驚きました。もしこの記事を読んでる方で、シールド戦は初めての方のために、少し当日の流れを書かせていただきます。会場となる店舗によって違いがあるかもしれませんが、大まかな流れは同じだと思うので、こんな感じかとイメージしていただけるだけで大丈夫です。

※今更ですが当日の持ち物について
・新品未開封のスリーブ(公式の商品推奨)
・ダメカン
・コインと各種マーカー
プレイマットについては、不正行為防止の観点で使用できませんので用意しなくていいです。

大会の流れ
 まずは普通に受付→時間まで店内で待機→集合がかかったら大会開始。ここから予選終了まで電子機器の使用が禁止される。→箱を分け合う人と開封の席が発表され、そこに座る→新品未開封のスリーブを用意→開封して40枚取り出す。この際ジャッジの方が全員分チェック→チェックシートとパックが配られる。→開封→チェックシートに当たったカードを記入→分け合った人とチェックし合う→参加賞のジュンと基本エネルギーとジップロックが配られてデッキ制作→使わないカード等をジップロックに入れてスタッフに預ける→予選開始、といった流れになります。ちなみにこれらの作業全てで1時間程かかるので、忍耐力は必要です笑。
 補足すると、チェックシートというには、どのカードが何枚出たのかをメモして、不正がないようにするためのものです。例えばストライクが1枚出たら、ストライクの欄に「1」と書く、みたいな感じです。
 箱を分け合った人とは、対戦するときは必ず別のグループになるので、中身がばれてる人と戦うことはあまりありません(お互いトナメに上がったら対戦することはあります。)。
 予選は3~4人1組になって総当たり戦で戦い、上位1人がトナメ進出。
 試合の合間等で、出たカードをジャッジ立ち合いの下交換できます。
 お手洗い等で席を離れるときはジャッジに申告した上でデッキを置いていく必要があります。とにかく不正行為がないよう徹底されています。

7.引いたカードとマッチアップ

 当日引いたカードは以下の写真になります。横向きで見にくいのは申し訳ありません。

実際に使用したデッキ+景品のルカリオ
当たったが採用しなかったカード

 開封結果から見ると、まずトレーナーズがジュン込みで13枚ととても多いです。ひとまず緊急ゼリー以外のトレーナーズ全て採用してからデッキ作りが始まりました。
 ポケモンVがレシラムとアローラロコンが出て、ボルケニオン、カイオーガ、ミロカロスと出たので、ひとまず炎+水の軸でデッキを考えていくことに。ザシアンとザマゼンタが出たので、鋼を3色目として入れるか考えましたが、他に鋼のアタッカーがなく、エネルギーがばらけていろいろパレットのバリューを下げるデメリットが強いと感じ採用を見送りました。
 ヤトウモリは最後まで採用するか悩みましたが、サポートが十分あり、なかまをよぶを打つより強い動きができるポケモンが多いと思い、採用しませんでした。

 当日のマッチアップ
予選
1回戦 炎+水軸 後攻 相手:ガーディ 自分:ロコン 4-0 勝
 1ターン目:相手はガーディにエネ貼ってパス。自分はミクリからドーブルが引けたので、入れ替えでドーブル出しからいろいろパレット。
 2ターン目:相手はホエルコ、ボルケニオン出しで入れ替えでホエルコだしでウインディに進化してパス。自分はロコンVSTARが引けたので、進化してスノーミラージュ。そのままスノーミラージュ連打で勝ち。

2回戦 ジャローダ+マギアナ 先行 相手:ヒンバス 自分:ペラップ 4-1 勝
 1ターン目:手札にふりそでがあり、キャプチャーアロマ表だったので、ロコンを育成していく方針に。相手は覚醒からミロカロスを着地。
 2ターン目:ふりそでからロコンを出していろいろパレット。相手はメロウウェーブからドーブルを寝かす。チェックは裏。
 3ターン目:入れ替えでロコンVSTARを出してスノーミラージュ。相手はふりそでマギアナからギアスローでドーブルを倒す。
 4ターン目:ボルケニオンの育成を始めつつスノーミラージュ。相手はジャローダを出しつつヤトウモリのなかまをよぶでドーブル。
 5ターン目:ボルケニオンにエネ貼ってスノーミラージュ。相手はジャローダを進化していろいろパレット。
 6ターン目:セレナでジャローダを呼んでボルケニオンで倒して勝ち。

 自分のいたグループは3人だったので、この時点で全勝。デッキチェックも無事終えて、ルカリオSR ゲット。

本戦
準決勝 クチート(草+超+鋼) 先行 相手:ヤトウモリ 自分:ドーブル 3-4 負
 1ターン目:カイオーガ出して手張り。相手はなかまをよぶでドーブルを出す。
 2ターン目:いろいろパレットでカイオーガを育成。相手もいろいろパレットでクチートを育成。
 3ターン目:再びいろいろパレット。カイオーガのエネが6枚に。相手もいろいろパレットでザマゼンタを育てる。
 4ターン目:カイオーガでザマゼンタを狙撃してサイド取得。相手はクチートでかみちぎる。
 5ターン目:カイオーガでドーブルをを狙撃してサイド取得。返しにカイオーガを倒されてサイドが残り2-3。
 6ターン目:サポートもたねも引かず、サイドから取ったヒンバスの覚醒でミロカロス着地。相手はフーディンを育成しつつかみちぎる。
 7ターン目:メロウウェーブでワンチャン作るもコインが表。ミロカロスが倒される。しかもクチートが進化。
 8ターン目:ようやくサポートが引け、レシラムを出しいろいろパレット。返しにクチートにVガードを張ってセレナでレシラム呼んでフーディンで削られる。
 9ターン目:トップセレナで勝てるのがVガードで破綻したので詰み。フーディンを倒して投了。

 トナメ1没で大会終了。

8.振り返り

 まずトレーナーズがとても多かった、これに尽きます。予選の2試合はどちらも毎ターンサポートが打てる状態だったので、安定感がすさまじかったです。(まあ準決は事故りましたが。)
 進化ラインを抑えたね中心で組んだのもつながったと実感しています。
 負けた試合についてですが、カイオーガでどこを狙うかについて未だに考えており、1回目はザマゼンタを倒さないと、ザマゼンタにカイオーガを倒されて詰むのでザマゼンタでよかったのですが、2回目が問題で、ドーブルを倒したのですが、クチートに180与えて、自分のドーブルの下技で30与えて倒せる可能性も考えてもよかったかもしれないと考えています。クチートを狙うデメリットは、カイオーガにエネが1枚しかなく、次の番攻撃されることはないので相手にいろいろパレットから新しいアタッカーがつくられてしまう点で、逆にドーブルを倒せば、クチート以外のアタッカーがいないので、クチートを倒せば勝ちの場面でクチートを前に出させることができ、勝ちの要求値からセレナがなくなると思って、2回目のダイナミックウェーブはドーブルに当てました。正直正解かどうかは執筆している時点でもはっきりしていませんが、こういう考察は、普段の60枚構築でも生きると思うので、自分なりの答えを出すまで考えます。

 あと1つアドバイスですが、予選では負け試合でもできるだけサイドを取っておくのを推奨します。予選では順位を決める際、勝率が同じ場合、取ったサイドの枚数が多い方が順位が上になります。なので一回負けても取ったサイド枚数が多いと予選突破できる可能性が上がります。

9.まとめ

 これにて私のルカリオHR争奪戦は終了し、再びルギア環境という名のスタンダードに身を投じることになります。今回の雪辱は12月のCL 京都で果たそうと思います。
 最後までご覧いただき、ありがとうございました。これから挑戦される方はHR目指して頑張ってください。
 それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?