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ボカロ通史まえがき

はじめまして。ボカロPをしているカトリーヌと申します。
先月、YouTubeでの活動で有名なみのミュージック(以下、みの氏)が執筆した「にほんのうた 音曲と楽器と芸能にまつわる邦楽通史」を購入し、読了した。
書籍の帯にも「縄文楽器から初音ミクまで」と書かれていたように、我々がいる音楽ジャンルとしてのボカロについても記述があった。
大雑把に内容を記すと、2007年に初音ミクが登場し、ryo氏による「メルト」の発表を皮切りにインターネット上で発展したのち、今ではボカロP出身のアーティストが多数メジャーシーンで活躍するようになった…というもので、そのボリュームは1ページにも満たないものであった。
それだけならまだしも、参考文献の欄を見てもボカロに関する資料と見られるものがかなり少なかった。わずかながらボカロ界に関与している身としては少々寂しい思いをしたが、これはみの氏のせいではないのではないか?
要するに、ボカロという音楽ジャンルは歴史が浅いかつインターネット上で発展してきたという他ジャンルに比べて特殊な道筋を辿ってきたが故に、ジャンルの通史及びその評論が圧倒的に足りていないのではないか?と考察した。ボカロ内のジャンル(VOCAROCKなど)や時代に関する考証や批評はnoteにも存在するが、歌い手のGero氏とめいちゃん氏が出演する「肉チョモランマ」の動画など、ボカロの歴史をまとめる動きは数が少ないのが現実だ。
そこで、個人的にではあるがボカロの通史というものをここに書いてみたいと思う。幸い、ほとんどの楽曲がネット上に残っているだけあって、当時の状況を推察できる記事も多く存在するとみられる。
ただ、僕1人の力ですべでをまとめることは難しいし、リアルタイムですべてを追ってきた身ではないので、当時のボカロファンの訂正がないと正しいことは書けないだろう。
どうか、僕のことをフォローをしてコメント等で助言をしていただけないだろうか?
どうかよろしくお願いします。

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